夜に交わす秘密と眠る前の本音
紬に運ばれている最中
眠っていた三葉の意識が揺らぐと
二葉が目を覚ます
問い詰めるような声で
「何を知ってるの?」といきなり質問する
二葉の様子に紬は笑いながら
「私は人か妖怪か見分ける舌をもってるの
不思議だよね
あなたからは妖怪と人
2人分の味がした」と隠さず伝える
二葉は否定せず「そう」とだけ返して
「あなたは私を恩人と言ったわね」と確認した
二葉の言葉に紬は
「私は生きるためしか
考えてなかった」と
過去を振り返りながら語り始めると
三葉を見つめて「だけど今日で考えが変わった
人と一緒に楽しく過ごす
それもいいなと思ったの」と自分の意思を伝えて
「協力したいかな
あなたのやりたいことに
もちろんできる範囲でね」と答えを出した
その答えを聞いた二葉は「ふふ」と笑いながら
「こんな正直な人初めてみた」と呟いた
二葉は笑う口を抑えながら
「知られちゃったらしょうがない
私は白爪二葉
よろしくね紬ちゃん」と挨拶をすると
二葉は三葉と入れ替わり意識を沈めた
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初めて二葉と喋った紬は
顔を赤らめて「嘘ついちゃった」と呟いて
三葉が寝る部屋のドアをこっそり開ける
ベッドで寝ている三葉の姿に
「少しだけ」と言いながら三葉に抱きつくと
三葉の体に顔を埋めた紬は「ンぅぅ」と幸せそうな
声を上げて寝落ちしてしまった
紬が開けたドアから様子を見ていた夜凪は困ったように
「どういうことだ」と呟くとアクターも
「とりあえず二人にしとこう」と
絶妙な表情で部屋を後にした
アクターと一緒に
リビングに向かう夜凪は
「朔が終わったらどうするんだ?」と
質問するとしばらく考え込んだアクターは
「妖怪と分かってる子供を
数人ほど偽装しながら潰したい組織がある」と
答えた
そんなアクターの方針を聞いた夜凪は
「子供の理由は・・・・
聞かなくても分かるな」と呟くと
顎に手を当てながら
「親と子供の関係が
あんたの目的
妖怪は人と同じだと証明するのに手っ取り早い
そう考えたんじゃないか?」と問いかける
アクターは驚いた顔で「よく分かったな」と答えると
夜凪は楽しそうに「潰したい組織ってのは
味方が増えたから動くことにしたんだろ?」と予想した
夜凪の様子にアクターは
「分かってるなら
説明は二人が起きてからな」と判断した




