不吉の芽――警戒すべき味方
紬の不機嫌な顔を見た夜凪は
「夜凪黒斗だ」と答える
夜凪があっさり名乗ると
紬は驚きながら
「あなた達って妖怪を保護する人?」と
空腹の時から思っていた疑問を投げた
夜凪は(何故知ってる?)と疑問に思ったが
「妖怪暗殺を
止めるのが目的らしいな」と答えた
他人事な夜凪を見て紬は
「あなたの目的は?」と質問するが
夜凪はそれを無視して
「次は俺が質問だ」と言って
「なぜ紬は妖怪を狙う?」と問いかける
紬は「その暗殺された死体を
食べるため」と即答すると
「三葉の目的は?」と質問した
紬の問いに夜凪は
「俺の目的を聞かなくていいのか?」と
尋ねると「今はいい」と答える
夜凪は思い出すように空を見上げると
「俺以外
妖怪と人間が同じと証明する
そのために動いてるな」と答えるが
紬は不思議そうに
「それ以外何も知らないの?」と確かめるように
呟くと夜凪は「なにか知ってそうだが
本人に聞け」とだけ伝えた時
目的地に着いた
夜凪がいつものようにドアを開けると
アクターは驚いたように
「三葉」と声をかけて駆け寄ると
夜凪は「とりあえずこいつに運ばせとけ」と
アクターの目を見て伝えた
夜凪のアイコンタクトに
アクターは「三葉の部屋は・・・・・」と伝えると
紬は「わかった」と答えて向かっていった
夜凪は紬を見送ると
「アクター
一応伝えとくぞ」と前置きすると
「あいつは血を吸う妖怪だ
お前は知ってるかもしれないが
妖怪の死体に歯型がついてることはないか?」と
質問するとアクターは「残念ながら
妖怪の死体は適当に処理されてる」と答えた
それを聞いた夜凪は「ならいいが
三葉の味方だが警戒しとくべきだ」と告げた




