車内の出来事ーー異常者の思いと異端者の誘い
アクターの疑問に三葉は
「味方の証明だよ」と小声で伝えると
アクターは「分かった分かった」と
呆れながら荷代に
襲撃者を詰める
運び込まれる襲撃者を見つめていた三葉は
「こいつらよろしく
今日の夜 朔の親が来るってさ」と
伝えると「ボクは朔を送るから」と言い
朔の腕を強引に引っ張って逃げるように
去っていった
そんな三葉を見送ったアクターは
「怒りそうだったか?」と疑問を浮かべながら
荷代に詰められた襲撃者を睨み
「たまにいるんだよナ
一人程度なら一緒にヤッちまおうっテ
お調子者ガ」と呟くと
襲撃者の一人が「そのとおり」と言って
会話に入り込んだ
少し間を置いて
運転し始めたアクターに
「この闇バイト?は
いつ終わるんだ?」とだるそうに聞いた
なぜか話しかけてきた襲撃者に
片眉を上げたアクターは
「何故そう思ってル?」と質問すると
襲撃者の一人は「俺は殺人犯だ
人も妖怪も一緒に狙う極悪人だが
人も妖怪も大差ねぇと感じてんだぁ」と
自分語りを始めた
すべてろくでもない
自論だったがアクターは
真剣に聞いていた
何個も持論が展開される中で
襲撃者の一人が突然
「俺も昔は脅されて
妖怪を殺していたが
今は慣れて人まで殺せる
・・・・嫌なんだよ
こんな状況は」と懇願するように
アクターに語りかけ始めた
すべて襲撃者が
殺してきた中での
考えの変化や
今までの不満だった
それを嫌な顔せずニヤニヤと聞いていた
アクターは「私モ不満をもっていてね
今は警察の仕事の中で
コソコソ死の偽装をすル異端者だ」と思いを
うちあかすと「人手が足らなくてナ
協力してくれないか?」と提案した




