王手の瞬間ーー僕とボクの関係性
学校に慣れ始めた三葉は
スムーズに授業を終え
朔と一緒に下校していた
三葉は後でトコトコと歩く朔を見つめて
【二葉姉に動いてもらうから】と
言いながら朔の手を引っ張ると
「おいで」と言って
路地裏のほうに向かった
朔は汗を流して
「まって」と抵抗するが
もう遅く二人だと知った襲撃者が数人現れた
三葉の予想通り
襲撃者が現れてくれたことに
「フフ」と笑って
「イーツ・ショーターイム」と宣言すると
突然 襲撃者の後から発砲音が響く
襲撃者は反射で後を振り向くと
三葉が視界から消える
発砲音に気を取られた
襲撃者に向かって大きな布が襲撃者の
死角を作っていた
襲撃者の戸惑いで
数秒の隙ができる
その間に入れ替わった二葉は
襲撃者数人を蹴り飛ばし拘束する
眼の前で起きた光景に朔は驚きで固まっていた
そんな朔に三葉は笑顔で
「味方だから安心して」と朔の撫でながら言い聞かせる
その裏で二葉は
【これで朔の偽装に一歩ね】と呟くと
三葉も【こいつら使って誤報もできる】と頷いた
少しうれしそうな二葉は【子供の相手もできるのね】と
感心していた
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三葉は朔を慰めるとアクターに電話すると
すぐに繋がり
『もしもし』とアクターの挨拶が来るが
挨拶を返さない三葉は
『ヘイ タクシー
捕虜数体と私を家まで連れてって』と
お願い?をする
捕虜と聞いたアクターは
『すぐに行く』とだけ言って電話を切った
すぐに地図を開くと
位置情報共有を頼りに三葉の場所を調べ
車で向かった
数分で着いた路地裏にいたのは
倒れた数人の襲撃者と三葉
そして朔だった
驚いたアクターは「襲撃者を殺さなかったのは偉いゾ
・・・偉いがなぜ朔がここに居る?」と
小声で事情を聞くアクターに
二葉は【だよね】と
三葉を睨みつけていた




