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ボクと僕の隠した日々

下校中の

三葉は「喉がァ辛いよぉ」と

女の地声で叫ぶと二葉は

【心もでしょ?】と少し睨む三葉も困ったように

「なんでどっこも

ボクが被害者だと思い込むのかねぇ」と困ったように

呟くが目はとても悲しそうだった


アクターの家につくと

ピッキングをして「ただいま」とドアを開ける


鍵が開いていく珍事件にアクターは

「すごい犯罪臭がするゾ」と三葉を睨みながら

「明日から引っ越しだ」と情報と資料を投げ渡すと

一人の中学生の写真

住んでる地区

学校名が書き込まれていた


それを読み込んだ三葉は

「ボクの役は?」と質問する

アクターは「心理士みたいなもんダ」と

前置きし「今回は妖怪と家族とノ仲を取り持って

偽装の協力を要請することだナ」と

区切りをつけると「メイクや声の技術は?

見た感じ声変わりしてないときついよ?」と

資料を見て呟く三葉に「変わってなければ

覚える必要もない」と答えると

「明日には出発ダ支度をしとけ」と

伝えると何処かへ消えてしまった

ーーーーーーーーーーーーーーー

あの日からすべてが変わった

いつものように野菜を切って

食事の手伝いをしていた時

包丁で指を切ってしまった

痛みはなく血は一滴も流れなかった

そんな僕の姿を見たハハは口を抑えて泣き崩れ

チチは優しく僕を抱きしめた

その時 なにかが変わったと確信した

食卓でチチは「隠せ」と言った

これがバレたら死ぬかもしれない

死んでほしくない

そう言い聞かせてその夜は寝た


なにかが変わったと知った翌朝の食事中 

ニュースが流れた

妖怪に関わる殺人事件だった

それを見たハハはそっとテレビを消して

朝食を食べ終えた僕を

静かに学校へ送り出した

その様子に僕は妖怪なのだと思い知らされた


僕は学校が怖いと初めて感じた

周りは妖怪への暴言を平気で口にし

それを知らぬふりをして当たり前のように流す先生たち

そこで初めて妖怪のことを隠そうと心の底から思った

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