「お腹が空いたな」
遅れて申し訳ありません!
ケータイで遊ぶのがいs(ry
引っ越しがあるのでこのあとの更新も2週間くらい先になりそうです・・・
試合開始の大銅鑼が鳴り響いた。
「死ねやぁぁぁ!」
「【一閃】!」
見た目以上の速さで突っ込んできた。
大剣を横向きにして勢いとともに振り抜く。
しかしその前にヒリューの剣が加速する前の大剣を弾いた。
「ぐぬぅ・・・【身体強化】!」
「・・・・・・」
大男がスキル名を唱えている間ヒリューは何もしていなかった。
再び大男が地面を蹴る。ヒリューは左手のナイフを一本放った。
「ふんっ!」
的確に心臓を狙うそれは、しかしいとも簡単に大きく振るわれた大剣に弾き飛ばされた。だがそれこそが狙い。
「【投閃】!」
振るいきった手を目がけて高速で放たれる。
反応する間もなく大剣を持つ手を貫かれ思わず手放した。
一瞬にして距離を詰め剣を首元に突きつけた。
「ぬ”ぅぅぅ!」
「チェック・メイトです。降参しませんか?」
「ああ、そうだな」
「ほぉう。勝ったか」
「死にたくはないんで」
「死にたくないにしてはずいぶんと強いんじゃねえのか?」
「相手が弱いだけではないんですか?」
「言うじゃねぇか。まあ、次も頑張れよ。期待しておくぜ」
「次の試合はいつ頃ですか?」
「今日の午後に、だろうな」
「ありがとうございます」
軽く会釈をすると自室に戻って行った。
観客は試合を見て息をのんだ。
ヒリューの試合ではない。その場に立っているのは少年だった。髪は薄い青色でやや長い。
その少年は傷一つついておらず目の前に転がる男の死体を見下ろしていた。
「・・・・・・」
「け・・・決着だ。戻るといい」
「(こくり)」
少年は何もしなかったように見えた。生きていた時の男が大きな斧で襲いかかると既にズタボロにされていた。少年はスキル発動の口以外動くことをしていない。しかしその声も小さかった。
不思議な決着に観客は呆然としていた。
昼になった。
『30番、一時間前です』
「お腹が空いたな」と一言呟くと闘技場へ向かった。
「何だぁ?こんなチビさんが相手かぁ?」
「(ムッ)降参するなら認めます」
「嫌だねぇ。ってかお前こそ降参すればぁ?まあ認めてやらねぇけどぉ」
いやに間延びをした声を出す男は細長く、第一印象は鉛筆だった。
持っている武器は8本の片手剣。
ごぉぉ~んと大銅鑼が響いた。
開始早々両者とも距離をとった。
ヒリューは左手からナイフを取り出し構えると同時に数本投げた。
鉛筆男は二本の剣でそれらを撃ち落とした。するとその剣を投げつけた。
「【狩裏剣】ぅ!」
「んなっ!?」
不規則な軌道を描いてヒリュー目がけて飛んできた。
「【影手】!」
飛んできた剣を影から伸びた複数の腕が弾き飛ばそうとした。しかしその腕は飛んできた剣に斬り飛ばされた。
「くっ・・・」
屈んでぎりぎり回避をする。その二本の剣は交差するように飛んで行くと男の元へ戻った。
「くっくっくぅ・・・これがぁ俺のスタイルだぁ。おらおらぁ!次々行くぞぉ!」
「【影手】!【制作者創作】!【透化】!」
スローイングナイフをバラバラと地面に散撒き始めた。影から出て来る手を次々に透明化させ、その手でナイフを拾った。ナイフまで透明化した。
「詠唱版《鳳凰ブレード》!」
「んんんんん?何だぁ?よく見えねぇぞぉ?」
「見えないようにしているんですよ」
「うぜぇなぁ!それよぉ!」
「〈刺突の右翼〉!」
ヒリューの周りを渦巻くようにしていたナイフは一部が羽のように変化し宙を舞う剣を破壊した。
「〈フェザーシュート〉!」
「っちぃ!」
鉛筆男は両手の剣で飛んでくるナイフを撃ち落とすが飛んでくるナイフの数の割には狙われているナイフが少ない。
鉛筆男がそれに気がついて「んあぁっ!?」と声を上げた瞬間背中が軽くなった。
あわてて振り返るとそこには砕けた4本の剣が落ちていた。手元の剣までヒビが入りぼろぼろの状態だ。
ヒリューは右手を挙げてナイフを一本とると鉛筆男に向けた。
「降参しますか?」
「きしぃぃぃっ!」
奇声を上げながら男は右手を深く腰だめにして突っ込んできた。そしてその右手を突き出した。
それを見てヒリューはナイフを脇腹に命中させ気絶勝ちをした。
「・・・っ!?」
チクリ、と小さな小さな痛みが左腕に走った。
腕を見ると小さな細長い木の刺が刺さっていた。爪でつまんで捨てた。
昼食を自室でとったあと昼寝を始めた。
夕方、それも日が暮れた頃。
『本日のカードは全て終了いたしました。明日の組み合わせはーーー』
最初は聞き損ねたが自分の番は確かに聞いていた。
『午前の部最終戦、27番vs30番。午後の部は準決勝です。決勝戦は明日執り行われます』
数時間を(寝ることにより)経過させた。
扉を叩く音がした。扉を開けた。フードを着た男女とも取れない体格で顔を隠していた。
「やあ君。情報売らない?買わない?口止めしない?」
「誰ですか?」
「情報屋に決まっているだろう。欲しい情報とかないかい?」
「いりません」
「いいのかい?相手の情報入手は必要だろう?口止めしないと情報が流れるよ?」
「必要ないのでいいです」
「やれやれ、珍しい人がいるものだな」
「しつこいですよ。必要ないものは必要ないです」
その人は残念そうに首を振った。
「そうかい。また次来るとするよ」
ヒリューは何も言わずに見送った。
翌日の昼になった。
「午後じゃんか・・・」
「僕?で合ってるのかしら?」
「合ってますよ」
「フードくらいとったらどう?お姉さんは顔を見て話がしたいなー」
次の相手はラフな服装の30あたりの女性だった。身長はそれほど高くなくスタイルはいい方だ。腰に鞘とは別で小さな籠を下げている。
「フードをとるつもりはありません。降参しませんか?」
「それはこっちのセリフよ」
ごぉぉぉぉぉ〜ん
まるで言葉を待っていたかのように大銅鑼が試合開始の合図をした。
ヒリューは勢いよく後ろに飛んだが女は剣を突きつけながら突っ込んできた。
「【速刺】!」
「!」
イ◯バウアーばりの反りで首を狙われた所をギリギリで回避し、バックステップで距離をとる。
しかしそれを許さず女は追撃をかけてきた。
「【乱突】」
「【盾】!」
場所を問わず狙う刺突攻撃を【超盾】よりもランクを下げたスキルで防ぐ。
最後の一撃を防いだ瞬間に盾が崩れる。
「レイピア・・・」
「あら、ご存知だったの。以前いた国で使い慣れた武器なの・・・よ!」
言葉を言い切ると同時に籠からナイフを投げ飛ばしてきた。
そのナイフに反応して剣を当てて軌道を変えるだけに止める。
左手からナイフをバラバラ落とし始めた。
「ッ!させない!【乱突】!」
「はぁっ!」
右手の剣を放り投げるとレイピアに向かってその右手を突き出して刃を掴んだ。
「なっ!?」
「痛っ・・・流石に少しは切っちゃったか」
レイピアは細身ではあっても基本的には両刃である。ただし後のレイピアには、三角形の断面形状を持った片刃のものや、刃が付けられていないものも存在する。刃の付いたレイピアでは切ることも可能であるが、レイピアによる剣術の基本は、相手を突くことである。刀身が細すぎる為、普通に斬っても、下手に突いても、曲がったり、折れたりする事が多く、それ故、擦り斬りなどの刀身に負担が掛からない剣術が発達した。
一部編集、wikipediaより引用。http://ja.wikipedia.org/wiki/レイピア
そのレイピアは刃が付けられていなく、突き刺すためのものだったため、勢いで切った程度。大したダメージにもならなかった。
女の手からレイピアが離れた。
「奪っ・・・たぁ!」
【身体強化】パワーアップ
炎系スキル
文字通り名前通り、身体能力を上げる。上がり幅はその人次第。
【狩裏剣】ブーメランスラッシュ
攻撃系スキル
手に持つ武器を投げつけ、ある程度の距離を飛んだ後に戻って来る。キャッチする所までがモーション。そして帰るまでが遠s(ry
【影手】シャドーハンド
闇系スキル
闇から手を伸ばして自分の意志、もしくはイメージで操れる。幾つも出せるが操る難易度が上がる。
【透化】インヴィジブル
闇系スキル
物体を透明化させる。ただし生物や神、魔物その他は不可。悪用厳禁。『ヴィ』なのは使用です?
【速刺】リット
雷系スキル
素早い動きで突き刺す。【一閃】は斬る攻撃なのでそれとは違うのだよ。
【乱突】ランダムスタブ
攻撃系スキル
複数回ターゲットに対して様々な場所から刺突攻撃をする。そこそこ速い。
【盾】シルド
防御系スキル
初歩的なガードスキル。【超盾】はこの上級スキル。




