煙のその後に
白煙。
謎の物体・・・・いや、認めよう。これは小学生の頃、母がよく読んでいた雑誌ム●で、よく表紙を飾っていたUFOだ。
この円盤、機体についているこのライトの数。想像していたUFOと寸分変わりはない。
昔よくTVで流れていた『ロズウェルの新真実』とかいって何も解決しない謎の番組でも、このような円盤がよく出てきていた。
そして、今、レビルさんの手によりなにかのスイッチが押され、白煙をあげていた。
「レビルさん!危険だから降りて!」
「応!!」
機体上部から飛び降りるレビルさん。
「何で触るなって言ったのに、触るのよ!」
ハナはご立腹だ。
「いやぁ、面目ない。スイッチは押すものと教わってきた故。」
頭をポリポリ掻きながら、何故か若干照れ臭そうにしている。
「クククククククッ、だから言ったであろう、世の理と。」
そして何故かディディはご満悦な顔だ。
ウィィィィィィィィィィィ
警報音が響く。
「爆発するかもしれないから、一旦離れるわよ。」
ハナのセリフに頷き、俺達は機体から離れ、西路まで戻る。機械音がここまで聞こえてくる。
ウィィィィィィィィィィィ、ウィィィィィィィィィィィ
ウィィィィィィィィィィィ、ウィィィィィィィィィィィ
そして、止まる。
「・・・音、止まったわね。行ってみましょうか。」
俺達は先程いた場所まで戻る。すると、円盤の上半分が、スライドしていた。
「開いてる・・・・。あれ、コックピットかな?」
「どうであろうか。どれ、拙者が覗いて来よう。万が一、攻撃してこようものなら、ひねり潰しますぞ。」
本気の殺人予告出しているこの人に、安心していいのか、それとも恐怖感を持つべきなのか・・・どちらが正解なのだろうか。
軽くジャンプして、機体の一番上に乗るレビルさん。そして、中を覗く。
「レビル!もう余計なモノに触らないでよ!!」
だから、ハナ。その発言はダメだって言ったじゃない。
「なにかいましたぞ!!連れてまいる!」
「だぁ!!ダメだって!」
ほらな。ハナが言うからなんだぞ。
そして、ナニかをつかみ、レビルさんがジャンプして、俺達の前にスチャッと、着地。
「タケル殿、これはなんですかな?」
レビルさんが手に持っているモノを見る。
うん、なんだろう。
体長30㎝ほど、皮膚は緑、服を着て、靴も履いている・・・
トカゲだった。
昆虫より爬虫類のがいい




