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君と僕の成長記録  作者: とえまる
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8/13

地震

高校2年の夏休み。

花音と幸音はそれぞれ違う塾に通って、夏期講習を受けていた。


花音も幸音も頭は悪いわけではなく、どちらかというと頭がいいほうだった。

塾の休み時間。

『花音ー!帰り、一緒にアイス食べに行かない?今日、めっちゃ暑いじゃん。ね?』

塾の友達のあずこと愛咲(あずさ)が話しかけてきた。

『うん!食べに行こー!』


その時だった。


床が大きく揺れて、花音はその場で倒れた。

『わぁ!!』

地震だった。

棚の教材や置物はすべて倒れた。

『机の下に隠れなさい!』

塾長と講師の先生が大きな声で指示をした。

初めての地震に花音は驚きを隠せなかった。

ガシャン!パリンっ!

窓ガラスが割れて破片が飛び散った。

『いたっ…!』

破片が花音の頬に切り傷を作った。

深く傷ができたからか、血がポタポタと垂れる。

『怖い…』

少しして地震はおさまった。


『大丈夫かー!』

生徒は高校生だけじゃなく中学生、小学生もいた。

泣いてる小学生がたくさんいた。


『花音!ほっぺ傷ついてる…。大丈夫?』

愛咲が心配そうに訪ねた。

『大丈夫。破片が飛び散ったからね…』


『嘘だろ…』

窓側で男子たちが唖然としていた。

花音たちも立ち上がって外を見た。

『え…』

家はほとんど崩壊して、火事が起きている家もあった。避難している親子もいた。

『まだ余震がくるかもしれない。窓から離れなさい』

講師の先生が生徒達を窓から離れかした。

ぴろりん♪ぴろりん♪

花音の携帯が鳴った。

電話の相手はお母さんだった。

『お母さん!!』

『よかったぁ…。花音、生きてたわ!』

『お父さんは…?あ、幸音は?あと、幸音のお父さんとお母さん』

『パパは、会社にいて無事。幸音くんのお父さんもお母さんも今一緒にいる。幸音くんは、まだ連絡がとれなくて…』

『え…そんな…』

幸音が連絡とれないと聞いて声が震えた。

『もしかしたら、携帯の着信音に気づかないだけかもしれないから…ね?』

『…わかった。ありがとう。○○高校の体育館に避難してる?』

『うん。無事が確認できたらおいで』

『わかった。じゃあね』

電話を切ると講師の先生が大声で指示を出した。

『親御さんと連絡がとれない生徒はここに残ってください!親御さんと連絡がとれた生徒は、△△先生のところに行ってください!』

『花音、連絡とれた?』

『うん…。でも幸音と連絡とれないって…』

『大丈夫。花音の話きくかぎり、幸音くんなら生きてるよ。』

『うん…。あずは?お母さんたちと連絡とれた…?』

『ううん。とれない』

愛咲は視線を落とした。

『そっか…。無事だといいね。』

『うん。』

『また連絡して。ばいばい』

『うん!ありがとう』


花音は先生の所に向かった

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