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君と僕の成長記録  作者: とえまる
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6/13

高校

高校に入ると、早くも幸音は学校の人気者だった。

中学からの親友の春美も同じ高校に進学した。


『幸音ー!』

『幸音くーん♡』

『一緒にお昼食べよー♡』

同じ学年の女子が一気に幸音へと攻撃を始めた。

『え、え、ちょっと…』

高校に入ってから、まともに幸音と話したことがない。話したとしてもLINE内や電話だけである。


『え、文化祭男女でダンスするの?!』

花音は箸を止めて春美の目を見た。

『そうらしいよー!この学校で設置されてるホールで男女パートナーを当日までに決めて踊るの。花音は、やっぱり幸音に?』

『そりぁ…。でも、幸音人気だよね。私なんて勝ち目ないよ』

『どうかなー?幸音なら、優しいし花音に来てくれるかもよ?』

『でも…。春美は?春美はもう決めた?』

『もちろん!バスケ部の志田先輩♡もう超かっこいいの!』

『へぇ…』


『しおn』

『幸音くん一緒に帰ろー?♡』

(今日も一緒に帰れないか…)

『ごめん、今日は花音と帰る。』

『え、高橋さん…?』

雨の日の放課後。リュックに教材を入れていたら視線が一気に花音にいった。


『え…?』

『帰ろ』

『あっ……』

中学の時を思い出した。また水かけられて、蹴られて、叩かれて…『なんで高橋さんなの…』

『ほんとに。高橋さんなんてなんにもアピールしてないじゃん』

陰口が心に刺さった。

(もう…怖いよ…)


『そういうこと言うのやめろよ。なんでそんなにお前ら心汚いの?』

最後に『チッ』と舌打ちして花音の手を握って歩き出した。


生徒昇降口

『うわぁー。今日雨かぁ…。傘忘れた…』

『え…』

花音は傘立てから傘を取り出して幸音の顔を見た。

『わりぃ。入れてくんね?』

『う、うん。いいよ…』

傘をさして、幸音と相合傘をした。


『ねぇ、幸音』

『ん?』

『文化祭…』

『文化祭さ、俺のダンスのパートナーになってくれる?』

『へ!?』

『もしかして、もうパートナーいる感じ?』

『え、あ、え!?い、いないよ!私も幸音のこと誘おうと思って…でも、幸音人気だから…』

『あぁ。何回か誘われたけど全部断った(笑)俺、パートナー花音がいい。』

『え、え、え!?』

『あとさ』

『へ…?』


『花音のこと好きなんだけど』


『えええ!?え、え、え!?』

『付き合って…ください』

『ほ、ほんとに…??』

『う、うん』

幸音の耳と顔が赤く染まっていく

『私も…。私、小3のときからずっと片想いしてたんだから!』

『え!俺も小3のとき…。初恋が小3で…。』

『じゃあ、ずっと両想いだったの…?』

『そうなるな…。』

『そっ…かぁ』

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