最後の告白
それから何年か経って、建物が次々と経っていった。
それと同時に幸音と花音は音大に受験し、受かった。
大学3年、春
『花音』
『ん?』
『俺ら、同居しない…?』
『へ?』
それは突然だった。今日、取る分の単位を取って帰ろうとしたら、幸音が花音の足を止めた。
『生活費はバイトとか!あと、母さんと父さんにも相談したら少しだけお金出してくれるって…。あと家なんだけど、俺の父さんの友達が使ってた空き家があるからそこで…って…。ダメ…?』
『な、なんで…そんな…』
花音は涙を流した。
『え、え!?ご、ごめん…。やっぱり無理だよね…。変なこと言ってごめん…』
『違うわばか!!…なんでそんな嬉しいこと言うの…?』
『じゃあ…一緒に暮らしてくれるのか…?』
花音はコクリと頷いた。
『やったー!ありがとう!花音大好き!!』
幸音は花音に抱きついた。
花音の親も許してくれて2人の同居生活が始まった。
『TVとソファと椅子とテーブルはおじさんが置いて行ってくれてキッチンとトイレと風呂は付いてるからあと必要な物は………ベッドだな』
幸音と花音は手を繋いで家具屋さんに向かった。
『超大きいヤツ買おう!』
『でも…生活費とか考えたらちょっと厳しいかも…』
『そっか…。じゃあしょうがないね』
『キッチン用品とかも買うんだよね?』
『うん!』
『じゃあ、それは可愛いヤツ買う?』
幸音はにっこり笑って花音に提案をした。
『え!?いいの…?』
『うん。キッチン使うのはほとんどが花音だし。』
『やった!!』
『うーん。どれにする?』
『迷うな…』
『あ!あれは??』
花音が指を指したのは白のシンプルなダブルベッドだった。
『超ふかふかしてるー!』
花音はベッドに座ってボヨンボヨンと跳ねた。
『半値じゃん!しかも高級な羽毛使ってる!これにするか!』
『うん!』
数日後、ベッドが幸音と花音の家に届いた。
『すげー!』
『ふかふかー!』
花音も幸音もベッドに感激していた。
『なぁ、花音』
『ん?』
『今度さ、一緒に海行こうぜ。ちょうど夏だし』
『え!やったー!行こう行こう!』
『わぁぁ!!めちゃくちゃ綺麗だね!』
『だな…』
バスに乗って花音は興奮が抑えきれなかった。
『ビキニ着れるように、ダイエットしたんだ!』
『もともと、花音痩せてんじゃん(笑)』
『超デブだよ!お腹たるんたるんだもん(笑)』
『どう?可愛い?』
花音はビキニを着てくるっと回った。
『かわっ…いいよ…』
幸音はあまりの可愛さに心拍数が上がった。
それから、花音と幸音は海で思う存分遊んだ。
『もう夕方だね〜。帰ろっか。』
『花音』
『んー?』
『こっち向いて。真剣な話するから』
『え…?真剣な話?』
花音は幸音の方向を向いて座った
『俺達、5年間付き合ってきたじゃん?』
『う、うん』
花音は心臓が破裂しそうなほどバクバクしていた。
『今まで以上に花音を幸せにします。俺と…結婚してください!』
幸音は指輪を花音に見せた。
花音は突然のことに頭が回らなかった。
『よろしくお願いします…』
花音は泣きながら答えた。
幸音は指輪が入ってる蓋を閉じて花音に抱きついて頭を撫でてキスをした。




