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Aブロックは三つ巴

 ジャック=オータムの装魔は鉤状になっている短剣であり、漆黒の刀身だが刃の部分は光り輝く金だった。


 ジャックとレジーは開始と同時に詠唱を行い、レジーの魔術である雷がジャックに炸裂したと思ったらジャックはレジーの後ろにおり、レジーの首元に短剣を構えていた。


 「そういう戦法ね…」


 十兵衛はジャックの戦法を理解した。

他に理解した者は上級生の3人とアマンダぐらいなものだろうか…


 「次はライラ=ニコルソンとエマ=バーンズだ‼︎前へ‼︎」


 ゼノビア教官がAブロック最後の戦いを呼んだ。

結果はライラに軍配があがったが観戦者は前の戦いの余韻があり、あまりよく見ていなかった。

それほどあの瞬殺劇は驚異的だった。


 「よし‼︎今日は以上だ‼︎明日はBブロックをやるぞ‼︎明日からは見に来てもいいし、来なくてもいい‼︎それぞれ好きに励みなさい‼︎」


 ゼノビア教官の〆の言葉でみんな会場を後にした。


 「Aブロックだけでもなかなかいい人材が揃ってたネ」


 「モーガンさんのお気に入りの十兵衛君はどう見えました?」


 「そうですね…まだアビリティは不明ですし色々と隠してますね。まだ判断がつきません」


 Aブロックだけでも十兵衛、アイザック、ジャックという将来有望な生徒が3人居た。


 「別のブロックも期待ができますね。」


 モーガンは真剣な眼差しをしていた。


 その夜、十兵衛がいつものようにリビングで瞑想しているとジェシカが話しかけてきた。


 「今日のジャック対レジー戦は瞬間移動だったの?」


 「いやあれはジャックがレジーの影から出てきたっすよ」


 「詠唱してたから魔術でしょ?」


 「いやどうでしょうね」


 「ふーん…つか敬語になってきてるわよ。なんとかしなさいよね」


 ジェシカはリビングから自分の部屋に戻っていった。


 翌日のBブロックではアマンダがいたが難なく勝っていた。

そしてついにCブロックのジェシカ対ルミーナ戦の日となった。

十兵衛とアマンダが観客席に座るとアイザックも応援に来ていた。


 「では次はジェシカ=アメル対ルミーナ=フェルナンドの試合を始める‼︎」


 ゼノビア教官が手を挙げた。


 「それでは始め‼︎」


 ジェシカとルミーナが同時に動いた。

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