チェスガルテン創世記

まだ神々の息吹が感じられた時代、争いにより世界は一変した。

地下の女帝に敗北した天上の王君は、楽園と共に失われ、残された天の民は大地に堕ちた。
勝者たる地の民に従属し、失った神と楽園に焦がれ大地を彷徨うことになった。

やがて地上で築かれた第二の楽園に、天の民の男が訪れる。
しかしその日、楽園は炎にまかれ全てが燃えていた。ただ一人生き延びた子供を残して。
男は子供を連れ、楽園を後にする。

成長した子供は、男が拾い育てた他の子供たちと共に地の民相手に盗みを働いていた。
盗品をさばきに行ったきり戻らない、老いた男の帰りを待つ子供たち。
やがて地の民の戦士と遭遇し――

地の民の息づく縹渺たる大地で、天の民の子らに生き延びる術はあるのか。
北欧神話にヒントを得て描く、ファンタジー。

※北欧神話が大好き！オマージュなんて許せない！という方はご注意ください。
基本不定期更新。更新する際は金曜日17時です。

「カクヨム」さんの方で先行公開していた作品になります。https://kakuyomu.jp/works/16817139556504878127
章ごとの投稿が終えたら、こちらでまとめて投稿していきます。
不定期で金曜19時頃に「カクヨム」さんの方で最新話を更新しているので、続きが気なったと言う方はぜひそちらもお読みください！