第53話:夏祭りと浴衣の隙間。義妹の帯と解放される果実
真夏の夜、提灯の明かりと祭囃子に包まれた神社の境内は、身動きが取れないほどの人混みだった。
「はぐれないように手、繋いでろよ」
俺は、人波に押し流されそうになっていた義妹・かのんの手を引き、喧騒から少し離れた薄暗い神社の裏手へと避難した。
「ふぅ……お兄ちゃん、助かったぁ。人が多くて潰されちゃうかと思ったよ」
安堵の息をつくかのん。提灯の淡い光に照らされた彼女の姿に、俺は思わず目を奪われた。
普段の子供っぽい服装とは違う、落ち着いた紺地の浴衣。綺麗に結い上げられた髪の隙間から覗く、華奢で真っ白なうなじ。そこには夏の夜の熱気でうっすらと汗が滲み、色っぽい艶を帯びている。
少し乱れた襟元からは、鎖骨の華奢なラインが影を落とし、普段は見えない「大人の女性」としての視覚的な色香が、静かに、しかし強烈に俺の視線を惹きつけていた。
「……お兄ちゃん? どうしたの、そんなに見つめて」
「あ、いや、なんでもない。ちょっと休憩したら戻ろうぜ」
誤魔化そうとした俺に、かのんは少し上目遣いになり、モジモジと身体をよじった。
「あのね、お兄ちゃん……浴衣、苦しいよぉ。着付けの人にギュッて締められちゃって、息ができないの。ちょっとだけ帯、緩めてくれない……?」
「お、おい、こんなところでか? 仕方ないな……後ろ向けよ」
俺は背中に回り、彼女の帯の結び目に手をかけた。
至近距離に立つと、ベビーパウダーのような甘い香りと、微かな汗の匂いが混ざり合った、義妹特有の匂いが鼻腔をくすぐる。
うなじから背中へと続く浴衣の布越しの華奢なライン。指先が帯に触れるたびに、かのんは「んっ……」と小さく吐息を漏らし、俺の理性をじわじわと削り取っていく。
視覚と嗅覚、そして微かな触覚による極上の焦らし。
俺はゴクリと唾を飲み込み、固く結ばれた帯の紐をスッと緩めた。
その、瞬間だった。
「ぷはぁっ……! はあぁ、やっと楽になったぁ!」
帯の強い拘束から解放されたかのんは、大きく深呼吸をした。
それと同時に、着付けによって強引に平らに押し潰されていた彼女の『凶悪なまでの質量』が、本来の形を取り戻して前へと大きく弾け出たのだ。
「えっ……きゃあっ!?」
急激にバランスが変わったせいか、それともわざとなのか。かのんは足元をふらつかせ、そのまま後ろに立っていた俺の胸へと、背中から勢いよく倒れ込んできた。
ドンッ!
「うおっ!?」
俺は咄嗟に彼女を後ろから抱き留めた。
そして俺の腕の中に、帯が緩んで前がはだけかけた浴衣の隙間から完全に解放された、小柄な身体からは到底信じられない規格外の双丘が、ムギュウゥッと凄まじい勢いで収まったのだ。
「ああっ、ごめんなさいお兄ちゃん! 帯が緩んだら、なんだか胸が重くなっちゃって……」
確信犯的な甘い声。
先ほどまでの視覚的な焦らしで限界まで高められていた緊張感に、この圧倒的な暴力(極上の柔らかさ)が投下された破壊力は凄まじかった。
浴衣の薄い布地越しに、俺の腕の中でむにゅり、むにゅりと形を変える圧倒的な果実の感触。
「か、かのん……っ、少し離れ……っ」
「えー? お兄ちゃんの腕の中、安心するからもうちょっとこのままでいさせて?」
遠くで打ち上げ花火の音がドーンと鳴り響く。
しかし俺の頭の中では、それよりもずっと大きな音を立てて、焦らされた末の爆弾投下によって理性の防衛線が完全に吹き飛んでいくのだった。
【次回予告】
夏祭りの夜を乗り越え、季節はいよいよお盆休みへ。
避暑地にある西園寺家の豪華な別荘に招待された湊とヒロインたち。
夜、寝苦しさから一人で別荘のプライベートプールを泳いでいた湊だったが、そこにナイトプールをこっそり楽しもうとやってきた麗華と鉢合わせてしまう!
「て、天道湊!? なんでこんな夜中に泳いでいますの!」
月明かりの下、濡れた肌に張り付く水着の妖艶なライン。
水面下で見え隠れするスレンダーな太ももが、プールの浮力に身を任せて湊に絡みつく!
そして油断した瞬間に押し寄せる、隠れ巨乳お嬢様の容赦ない水中の爆弾!
次回、第54話『お嬢様のナイトプール。水面下の誘惑と密着の浮力』
明日も理性の崩壊をお楽しみに!




