第52話:真夏のビーチ。生徒会長の嗜虐的な日焼け止め指導
照りつける太陽と、打ち寄せる波の音。いよいよ夏休み本番を迎え、俺たちはヒロイン総出で海へとやってきていた。
しかし、ビーチの喧騒の中で、俺は一人だけ群れから引き剥がされ、少し離れた場所に立てられた大きなパラソルの下にいた。
「天道くん、サンオイル……お願いできるかしら?」
大人びた黒のビキニ姿の生徒会長・氷室凛音が、ビーチマットの上に静かにうつ伏せになる。
その瞬間、俺は思わず息を呑んだ。
普段の隙のない制服姿からは想像もつかない、無防備な素肌。
アップにまとめられた髪から覗く、白く細いうなじ。そこから背骨に沿って滑らかに落ちていく背中の曲線と、キュッと引き締まった腰のくびれ。さらに視線を下げれば、水着の布地から大胆に伸びる、肉感的で艶やかな太もものラインが太陽の光を反射していた。
「……どうしたの? 早く塗ってちょうだい。焼けてしまうわ」
「あ、はい……失礼します」
手に取ったココナッツの香りのオイルを、彼女の背中にそっと落とす。
指先を滑らせると、太陽の熱を帯びた素肌の滑らかさがダイレクトに伝わってきた。背中から腰へ、そして太ももへと手を這わせるたびに、凛音の身体が微かにビクンと跳ねる。
「んっ……天道くん、手が震えているわよ。もう少し内側も……丁寧にね」
悪戯っぽく微笑みながら、彼女は少しだけ脚を開いた。
指先から伝わる太ももの内側の吸い付くような柔らかさと、視界を埋め尽くす官能的なボディライン。直接的な密着はないはずなのに、この『視覚』と『指先だけの触覚』の焦らしが、俺の理性をじわじわと、しかし確実に追い詰めていく。
「ふぅ……背中と脚は、こんな感じでいいですか……?」
全身にオイルを塗り終え、額に滲んだ汗を拭った俺に向かって、凛音はゆっくりと仰向けに寝返りを打った。
「ええ、上手だったわ。……でも、一番肝心なところがまだ残っているわよね?」
「えっ?」
言うが早いか、凛音は俺の腕をぐいっと引き寄せた。
体勢を崩した俺がパラソルの下で彼女に覆いかぶさるような形になった、その瞬間。
「っ……!!」
仰向けになったことで重力から解放され、黒いビキニの小さな布地から完全にこぼれ落ちそうになっていた極上の『爆弾』が、俺の腕と胸板にムギュウゥッと凄まじい質量を伴って押し付けられた。
視覚と焦らしで限界まで高められていた緊張感が、この圧倒的な暴力(柔らかさ)の投下によって一気に弾け飛ぶ。
オイルで滑りやすくなった素肌の上で、彼女の規格外の果実がむにゅり、むにゅりと生々しく形を変え、逃げ場のない密着状態を作り出す。
「ふふっ……天道くん。前の方も、ちゃんと隅々まで……塗ってくれるかしら?」
俺の腕に自身のそれを押し付けたまま、嗜虐的な笑みを浮かべて首に腕を絡ませてくる生徒会長。
甘いココナッツの香りと、至近距離で絡み合う視線。
計算し尽くされた極上の焦らしからの、逃れられない密着トラップの前に、俺の理性は真夏の太陽よりも熱く溶け落ち、完全に灰と化すのだった。
【次回予告】
真夏のビーチでの会長の罠からなんとか理性を保ち(?)、夜はいよいよお待ちかねの夏祭り!
浴衣姿のヒロインたちと屋台を巡る湊だったが、人混みにはぐれそうになった義妹・かのんの手を引いて、薄暗い神社の裏手へ。
「お兄ちゃん、浴衣……苦しいよぉ。ちょっと帯、緩めてくれない?」
暗がりで見え隠れする、うなじの色気と浴衣の隙間。
そして、帯を緩めた瞬間に解放される、義妹の凶悪なまでの『アレ』が湊を襲う!
次回、第53話『夏祭りと浴衣の隙間。義妹の帯と解放される果実』
明日も理性の崩壊をお楽しみに!




