第38話:生徒会室の冬の魔物。こたつの中の秘密の素足
本格的な冬の寒さが到来した日の放課後。俺は生徒会長の氷室凛音に呼び出され、人気のない生徒会室のドアを開けた。
「失礼します、会長。用事って……」
言葉の途中で、俺は絶句した。厳格なはずの生徒会室のど真ん中に、あろうことか立派な『こたつ』が鎮座していたからだ。
「あら、天道くん。いらっしゃい」
こたつでぬくぬくと温まりながら、凛音は優雅に緑茶をすすっていた。
「生徒会室にこたつって……いくらなんでも職権乱用すぎませんか!?」
「堅いこと言わないの。ほら、天道くんも冷えたでしょう? こっちに入って温まりなさい」
ポンポンと自分の隣の座布団を叩く会長。断れるはずもなく、俺は大人しくこたつへと足を入れた。
じんわりとした温かさが冷え切った身体を包み込む。まさに冬の魔物だ。これなら書類仕事も捗るかもしれない、と気を抜いた、その時だった。
スリッ……。
「ひゃんっ!?」
こたつの中で、俺のふくらはぎに何か柔らかくて滑らかなものが触れた。驚いて変な声を出してしまった俺に、凛音は涼しい顔で微笑みかけてくる。
「どうしたの、天道くん? 変な声を出して」
「い、いえ……今、足元に何か……」
「気のせいじゃないかしら?」
とぼける凛音だが、こたつの中の『それ』は明白な意志を持って動いていた。
黒タイツを脱ぎ捨てたと思われる、会長の滑らかな素足の感触。それが、俺のズボンの裾から侵入し、直接肌に触れながらジリジリと太ももの方へ這い上がってきたのだ。
「っ……! か、会長……足が……っ」
「あら……天道くんの脚、すごく温かいわね。外はあんなに寒いのに」
机の上では書類に目を通し、完璧な生徒会長の顔を崩さない凛音。しかし、机の下では、彼女の器用な足の指先が、俺の太ももの内側をチロチロと愛撫するように撫で回している。
「もう少し、奥まで温めてあげようかしら?」
「ちょっ、そこは……っ!」
凛音の冷たい足先が、絶対に触れてはいけない危険な領域へと一歩、また一歩と近づいていく。
逃げようにも、こたつという狭い空間では限界がある。それに、少しでも動けば会長の足先がさらに奥深くへと滑り込んでしまう。
「ふふっ……天道くん、顔が真っ赤よ。こたつ、暑すぎたかしら?」
悪戯っぽく微笑む凛音の瞳には、明らかな嗜虐の光が宿っていた。
厳格な生徒会室という空間。机の上では優雅なティータイム、しかし机の下では生徒会長による過激な足裏マッサージという、究極のギャップと背徳感。
こたつの熱と、会長の素足がもたらす極上の感触によって、俺の理性は完全にメルトダウンを起こそうとしていた。
【次回予告】
生徒会長の密着こたつ地獄を乗り切った湊。
週末、日用品の買い物に出かけた先で、悪役令嬢・西園寺麗華と遭遇。なぜか彼女の家の豪華なリムジンに乗せられてしまう!
しかし、車の後部座席という密室で、車の揺れに合わせて麗華の身体が……!?
「わざとじゃありませんわ! 車が揺れるから……っ、だからそんなに見ないでくださいまし!」
高級車の中で押し付けられる、スレンダーボディに隠された極上の柔らかさ!
次回、第39話『リムジンの中の密室。揺れる車内とお嬢様の密着』
明日も理性の崩壊をお楽しみに!




