第3話:生徒会長の隠された素顔
第3話:生徒会長の隠された素顔
昼休み。俺は生徒会室に呼び出されていた。
用件は山積みになった書類整理の手伝いなのだが、相手が相手だけに、室内にはピンと張り詰めた緊張感が漂っている。
学園の高嶺の花であり、誰もが恐れる冷徹な生徒会長、氷室凛音。
彼女と二人きりの密室空間というだけで、胃が痛くなりそうだ。
「天道くん。そこの棚の一番上にある青いファイルを取ってくれるかしら」
「あ、はい」
俺が立ち上がろうとした時、凛音の方がわずかに早く動いた。
「ごめんなさい。私の方からの方が近いわね」
そう言って、彼女が背伸びをして高い棚へ手を伸ばした瞬間。俺の視線は完全に釘付けになった。
凛音のタイトなスカートの裾が限界まで引き上がり、そこから雪のように白く滑らかな太ももが露わになっていたのだ。
しかも、ただの素肌ではない。
見えそうで見えない奥の絶対領域で、黒いレースのガーターベルトが、白い肌に艶かしく食い込んでいるのがはっきりと見えた。
(せ、生徒会長が、ガーターベルト……!?)
厳格で真面目な彼女からは想像もつかない大人びた下着に、俺の心拍数は一気に跳ね上がる。
「どうかしたの? 私の顔に何かついているかしら」
「い、いえっ! 何でもないです!」
ファイルを取って振り返った凛音から、俺は慌てて目を逸らした。
しかし、彼女は自席には戻らず、コツ、カツ、とヒールの音を響かせて俺のそばまで歩いてきた。
「……嘘ね」
ふわり、と上品なローズの香りが鼻腔をくすぐる。
凛音は俺の机に両手をつき、下から俺を覗き込むように、グッと身を乗り出してきた。
その体勢のせいで、ブラウスの胸元が大きくたわんでいる。
ボタンの隙間から、重力に逆らう形の良い双丘の深い谷間と、ガーターベルトとお揃いであろう黒いレースのブラジャーが影を作っているのが丸見えだった。
「あなたがどこを見ていたか、私が気付かないとでも思った?」
凛音のひんやりとした冷たい指先が、俺の首筋をすうっと撫で下ろす。
ビクッと肩を揺らす俺を見て、普段の冷徹な顔からは想像もつかない、酷く妖艶で挑発的な微笑みが彼女の唇に浮かんだ。
「素直で可愛い反応ね。……そんなに気になるなら、もっと隅々まで見ていいのよ?」
耳元で囁かれる甘く危険な吐息に、俺の理性はついに音を立てて軋み始めたのだった。




