第29話:部活の合宿所。後輩からの際どいマッサージ要求
スポーツの秋。俺は頼まれていたスポーツドリンクの差し入れを手に、陸上部が合宿を行っている市民グラウンドの合宿所を訪れていた。
「あーっ! せんぱーい! 来てくれたんですね!」
夕暮れ時の休憩時間。グラウンドの隅にあるプレハブの休憩室に顔を出すと、小悪魔な後輩、七瀬くるみがパタパタと駆け寄ってきた。
彼女が身にまとっているのは、陸上部特有の身体にぴったりと密着した短いスパッツと、汗でうっすらと肌に張り付いた薄手のTシャツだ。走るたびに、Tシャツの下に隠された暴力的なまでの双丘が、スポーツブラの拘束を嘲笑うかのように激しく上下に揺れている。
「ほら、頼まれてた差し入れだ。練習、お疲れ様」
「ありがとうございますぅ! ……でも先輩、私、ドリンクよりも欲しいものがあるんですよね」
くるみは俺の手からドリンクを受け取ると、プレハブの奥にある長椅子へと俺の手を引いた。他の部員たちはまだグラウンドでクールダウンをしているため、この空間には俺たち二人しかいない。
「あのさ、先輩……今日の練習、ハードすぎて脚がパンパンなんです。ちょっと、マッサージしてくれませんか?」
言うが早いか、くるみは長椅子にごろんと仰向けに寝転がり、俺の太ももの上に自身の両脚をドンッと乗せてきたのだ。
「お、おい! くるみ! 汗かいてるんだから、他の女子に頼めよ!」
「えー? 女子の力じゃ物足りないんですよ。それに、先輩の大きな手で揉んでもらいたいんです。ほら、早く早く」
下から悪戯っぽく見上げてくる潤んだ瞳。俺はため息をつきながら、彼女のふくらはぎに手を伸ばした。
「痛かったら言えよ……」
「んっ……あぁ、そこ……気持ちいいです……」
スポーツマン特有の程よい筋肉と、女の子特有の滑らかな素肌の感触。指先から伝わる彼女の体温と、汗ばんだ甘い制汗剤の香りが俺の鼻腔をくすぐる。
「先輩、もう少し上も……太もものあたりも、張っちゃってて」
「う……わかった」
言われるがままに、俺は手を太ももへと移動させた。
陸上用の極端に短いスパッツから伸びる、健康的な太もも。ふくらはぎよりもさらに柔らかく、そして温かい。俺の指がその極上の肉感に沈み込むたび、くるみの口から艶っぽい吐息が漏れる。
「んんっ……先輩、もっと上……付け根のあたりが、一番疲れてるんです」
「ばっ、これ以上は……スパッツの端に引っかかるだろ!」
「いいですよぉ。……ほら」
くるみはあろうことか、自身の両脚を少しだけ大きく開き、俺の手を強引に自分の方へと引き寄せたのだ。
「うおっ!?」
俺の指先が、スパッツの裾をわずかにめくり上げ、絶対に触れてはいけない危険なライン――太ももの一番奥深く、柔らかな内側の皮膚に直接触れてしまった。
「っ……!!」
「あはっ、先輩の指……すっごく熱い……」
くるみは逃げるどころか、さらに腰を微かに浮かせて俺の手にすり寄ってくる。
そして、そのまま上半身を起こすと、俺の耳元まで顔を近づけてきた。当然、彼女が身を乗り出したことで、汗ばんだTシャツ越しにある圧倒的な質量の果実が、俺の胸板にムギュウゥッと強く押し当てられる形になる。
「せんぱい……顔、真っ赤ですよ? マッサージしてるだけなのに……変なこと、想像しちゃいました?」
耳元で囁かれる、体温を伴った甘い誘惑。
手に伝わる極上の柔らかさと、胸に押し付けられた暴力的な弾力。そして、二人きりのプレハブ休憩室に充満する、むせ返るような女の子の匂い。
「誰も来ないから……もっと、奥まで揉んでくれても……いいんですよ?」
小悪魔な後輩が仕掛ける、スポーツの秋ならではの過激すぎる要求に、俺の理性の防衛線は音を立てて崩れ去っていくのだった。
【次回予告】
ヒロインたちからの怒涛の誘惑を日々耐え抜いてきた湊だったが、ついに運命の時が訪れる。
お昼休みの屋上。平和な昼食の時間を過ごそうとした湊の前に、麗華、くるみ、しずく、結衣、凛音、そして美月先輩たちが次々と集結!
誰が湊の隣(という名の特等席)に座るかで、四方八方からの恐ろしい密着包囲網が完成してしまう!
「天道くんの隣は、もちろん私ですよね?」「何言ってるんですの、わたくしに決まってますわ!」「あはは、先輩は私がいいって言ってますぅー!」
次回、第30話『全員集合の修羅場。お昼休みの屋上と密着包囲網』
明日も理性の崩壊をお楽しみに!




