第28話:雷鳴と義妹。毛布に潜り込む夜の密着
秋の気配が深まり、冷たい雨が窓ガラスを激しく打ち付ける夜。
ベッドに入ってまどろんでいた俺の耳に、遠くから地鳴りのような雷鳴が響いてきた。
ゴロゴロ……ッ!
その直後、俺の部屋のドアがギィッと微かに開く音がした。
「……お兄ちゃん、起きてる?」
真っ暗な部屋の中、稲光が白く閃き、ドアの隙間に立つ人影を浮かび上がらせた。
大きな枕を胸に抱きしめて立っていたのは、義妹のかのんだった。
「かのん? どうしたんだ、こんな夜中に」
「あのね……雷、怖いよぉ。今日は、一緒に寝てもいい……?」
上目遣いで懇願してくるかのん。だが、俺が驚いたのは彼女の言葉よりも、その無防備すぎる寝間着姿だった。
いくら家の中とはいえ、彼女が着ていたのは肩紐が細いシルクのキャミソールと、極端に短いショートパンツのみ。枕を抱きしめているせいで、彼女の暴力的なまでに豊かな双丘が谷間を深く刻み、今にも薄い生地からこぼれ落ちそうになっていた。
「おい、いくらなんでもその格好は……」
俺が注意しようとした、まさにその瞬間だった。
ピカァッ! ドシャアァァーンッ!!
家全体を揺るがすような、今日一番の巨大な雷鳴が轟いた。
「ひゃああっ!!」
「うおっ!?」
悲鳴を上げたかのんは、矢のようなどえらいスピードで俺のベッドへと飛び込んできた。そして、俺が被っていた毛布の中に潜り込み、そのまま俺の身体にガッチリと抱きついてきたのだ。
「こ、怖いっ……お兄ちゃん、助けてぇ……っ!」
「わ、わかった! わかったから、ちょっと落ち着け!」
毛布の中という、外部から完全に遮断された暗闇の密室。
そこに、キャミソール一枚の義妹が全力でしがみついてきているのだ。俺の胸板から腹部にかけて、彼女の規格外の果実がムギュウゥッと容赦なく押し潰されている。
ただでさえ薄い生地越しな上に、かのんはお風呂上がりなのか、ほんのりと甘い石鹸の香りと、温かい体温が毛布の中に充満していく。
「かのん、いくらなんでも密着しすぎだろ……ちょっと離れ……」
「やだぁ! 離れたら、おへそ取られちゃうもん!」
子供のような言い訳をして、かのんはさらに俺の胸に顔をすり寄せてくる。
動くたびに、俺の素肌に彼女の柔らかな太ももが擦れ、キャミソールの奥にある極上の弾力がむにゅり、むにゅりと形を変えて神経を直撃した。
(くそっ……こんなの、拷問以外の何物でもないだろ……っ)
俺が理性を総動員して天井を睨みつけていると、胸元に顔を埋めていたかのんが、ゆっくりと顔を上げた。
暗闇の中でもわかる、潤んだ瞳。雷に怯えていたはずの彼女の顔には、いつの間にか小悪魔のような妖しい笑みが浮かんでいた。
「……ねえ、お兄ちゃん」
「な、なんだよ」
「お兄ちゃんの心臓、すっごくバクバク言ってる。……雷が怖いの? それとも……」
かのんの手が、毛布の中で俺の胸から腹筋へと、ぞわぞわと這うように撫で下ろしてくる。
「私とこんなにくっついてるから……ドキドキしてるの?」
耳元で囁かれる、熱を帯びた甘い吐息。
義理の妹という背徳感。毛布の中という誰にも見られない究極の密室。そして、全身を包み込む圧倒的な柔らかさと女の子の匂い。
外では冷たい雨と雷が降り注いでいるというのに、毛布の中の温度は沸騰しそうなほどに上がりきっている。
この夜、俺が一睡もできずに理性の限界と戦い続けたのは、言うまでもない。
【次回予告】
義妹との甘く危険な夜をなんとか耐え抜いた湊。
季節はスポーツの秋。小悪魔な後輩・七瀬くるみが出場する陸上部の合宿所に差し入れに向かった湊だったが、そこでとんでもないおねだりをされてしまう。
「先輩……練習で脚がパンパンなんです。ちょっと、マッサージしてくれませんか?」
太ももから、さらにその奥へ。絶対に触れてはいけない危険なラインを攻めさせる、小悪魔後輩の甘い誘惑!
次回、第29話『部活の合宿所。後輩からの際どいマッサージ要求』
明日も理性の崩壊をお楽しみに!




