表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魂(ソウル)  作者: 名無しのゴンベ
神の力
4/6

共鳴

バトルシーン多めで書いていきたい

「ここは俺とお前の魂が共鳴してできた空間だ」


ジェスチャーをつけながら話す男


青空と何もない砂漠の狭間に俺たちはいた。


「俺はウルと言う。お前が力を心の底から欲しいと願っているのが聞こえた。」


「そうだ。」


珠羅は拳を握りしめていた。


それを見たウルはニカッと笑った。


「俺の力が欲しければ俺を倒して納得させてみろ」


「この俺がどうやって?」


自分には無理だと即座に反抗する。


「銃だ。これで俺に当てられればお前の勝ちだ。ただし1つ条件がある。」


「なんだよ」


「このゲームをするにあたって命をかけてもらう。」


珠羅は喉を鳴らした。


(こんなやつに勝てるのか。でもこいつは素手)


「俺は弓を使う。得意分野だ」


と空間からシンプルな弓を出してきた。


「はぁあ!そんなん勝てるわけないだろ」


「負け確のゲームに参加するほど俺はアホじゃないぞ」


「君はこのまま無能でいいのか?」


ウルはバカにするように煽った。


「チッ」


彼は舌打ちをしてウルを睨んだ。


(乗ってきたな)


「やってやんよ」


銃を手に取ってロックを外す。


「ちなみにその拳銃は6発しか使えないぞ」


「後出しじゃないか!」


(このヒゲやろう)


「そうカッカするな。楽しんでやろうじゃないか。その代わり俺の矢の数は1本だ。」


(舐めやがって)


「そっちから好きなタイミングで始めていいぞ」


気に留めずウルは早速始めようとする。


(初手で決めてやる)


「一つ質問していいか?」


俺は質問をすることを装いながら引き金を引いた。


「こんなんじゃ俺に勝てないよぉ」


ウルは間近の銃弾を首を右に倒して避けた。


「行動が読みやすい。もっと工夫してくれないと」


ダメ出しを入れた。


「今んのは練習にしてあげるからこっから本気の勝負な」


そう言って弾を1つ渡してきた。


ウルは彼と楽しくゲームをしたかったのだ。


俺は銃弾を一つ追加した。2人の距離はおよそ30メートル。隠れられるところはない。


真っ向勝負だ。


ウルの瞳には、一切の迷いがなかった。だが珠羅のその手は、わずかに震えていた。


さっきの1発でウルの強さがある程度わかってしまったからだ。それにこの砂はやたら足がもたれる。早く勝負を決めなければ、自分のミスでその隙を狙って殺させる。


「一本で足りるのか?」


珠羅は煽るように笑う。


「足りるさ」


ウルは、静かに弦を引いた。空気が張り詰める。


その瞬間


パンッ!!


銃声が先に響いた。


弾丸が一直線に飛ぶ。


しかしウルは半歩だけ身体をずらし、かすめるように回避す。


続けて二発、三発。


乾いた連射音が荒野に響く。


ウルは撃たれるたびに最小限の動きでかわし、距離を詰めていく。


まるで未来を見ているかのように。


「くそっ…当たらねぇ!」


残り三発。


珠羅は焦り、引き金を乱暴に引く。


だがその乱れが、精度を落としていた。


対してウルはまだ弓を放たない。


ただ一度の機会を待っている。


残り二発。


ウルは直進してきた。


(速い!?こいつはなぜ足がもたれない!)


狙いを定めきれず銃口がわずかに揺れた、


その瞬間。


弓の弦が、解き放たれた。


彼らの距離は15メートル。

ヒュンッ


矢はまっすぐ光の速さのように流れる。


珠羅は矢を止めようと咄嗟に一発撃った。


バン!


弾丸と矢が、珠羅の目の前でかすかに掠れた。


矢の軌道をほんの少し逸らすことに成功したが止めることはできなかった。


「なっ…!?」


矢は珠羅の肩を貫いた。


銃が地面に落ちる。 


「……ぐっ」


(いってぇぇ")


彼は膝から崩れ落ちた。


(手に力が入らねぇ)


歯を食いしばりながら落ちている銃に手を伸ばす。


ウルはゆっくりと歩いてくる。


(ここで終わりなのか、、)


(いや弾はまだ一発装填されてる)


震える手で拾い上げる。


(あいつはもう矢は残っていない)


視線が交わる。


静寂が続いた。


「一本じゃ、足りなかったな」


珠羅はかすれた声で煽りながら残りの一発を放った。


ウルは首を横に倒してスレスレで避ける。


その瞬間珠羅は立ち上がり即座に怪我を覆ってない腕で肩の矢を抜き、ウルの頭目掛けて投げた。


投げると同時にウルに向かって走り出し、銃弾が込められてない銃で殴りかかろうとした。


ウルは飛んできた矢を素手で掴み珠羅のみぞおちを殴った。力が抜けるように彼は地面に倒れ込んだ。


ガン!


頭にじんわり痛みが伝わる。


銃が地面に落ちてきた。


ウルが矢を見ていた時に銃を空高く投げていた。彼の一か八かの賭けが上手くいったのだ。


「イッテェ!」


彼は頭を撫でる。


(まさかこいつかここまでしぶといとはな)


倒れ込んだ珠羅を見下ろす。


彼は数十分気を失っていた。


それからしばらくして目を覚ますと…


俺は砂の上で寝ていた。


「目が覚めたか」


横に目をやるとウルが座っていた。


「俺は負けたのか、」


悔しさを隠すためにかすかに笑う。


「負けた。」


「そうだ」


あたりは静かで風の音だけが聞こえる。


「でも、俺の試験には合格したぞ」


ケロッとした表情で修羅を見ていた。


「はぁ?」


「しぶとい奴、俺は好きだ。戦い甲斐があるからな。」


ガハガハと笑っていた。


「意味がわからん。負けた奴が死ぬんじゃないのかよ。」


「ゲームには勝ち負けがあるが、俺はゲームに加えて試験をしていたんだ。だから負けたから死ぬわけではない。俺たちの魂が共鳴できなければお前は死ぬってことだ!」


「つまり共鳴したってことだよ!良かったなぁ!」

俺の背中を勢いよく叩く。


「いてぇ」


「まぁ、本当は俺に弾丸を当ててくれることを期待してたんだがな。お前のしぶとさを免じて合格だ。まぐれだとしても一発攻撃を与えたんだ。」


慰めているのか褒めているのか煽っているのか、そんな言葉が返ってきた。


ウルにはこいつとなら戦っていけると言う謎の信頼があった。満足した顔で笑っている。


ウルはいきなり立ち上がった。


「さぁ、立ち上がれ!俺の力を思う存分使え!」

ウルは両手を広げると緑色に何本もの光が放たれる。


そばに置いてあった銃に絡みつき珠羅の目の前で銃は浮いたまま止まった。


彼は立ち上がった。


「取れ!共に戦おうぞ!」


珠羅は言われるがまま銃を手に取った。


「おう!」


(よくわからんが。ありがとなウル。)


「よろしく!」


その瞬間。


周りが光に包まれた。


目を開くとそこには貧民島の見慣れた風景とザルクの姿があった。


右手にはしっかりと弓ではなく銃が握られていた。


「完成だ」


ザルクは微笑みながら般若のお面を珠羅に被せた。


(な?)


意味がわからないまま彼は面を被せられた。


「ようこそ我らの仲間へ」


(目の前が真っ暗だ、)


ザルクの言葉を聞き片膝を地面につけ頭を下げた。


「ありがとうございますザルク様」


珠羅は自我をなくし操られているようだった。

バトルシーン難しい!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ