????/??/?? 質問
―武装の解除を確認しました。警戒態勢のレベルを引き下げます。
向こうで小さくない物音と悲鳴が上がった後、連動しているのか肩口にいたアガートラムは説明をしてくれた。
警戒が下がったってことは近づいてもいいってことだよね?
「動いてもいいのか?」
ー武装の解除の言葉に従い、武装を解除しましたので抵抗の意思を放棄したと判断されます。警護レベルでの警戒は継続されますから、接触距離までの接近以外は許可されます。
近づいていいってことだよね?
アガートラムからの説明はいつも何かわかりづらい。とりあえず車いすを反転させて、歩く程度の速度で彼らのもとにゆっくりと近づいた。近づくにつれて見えてきた三人の容姿、その姿に驚いた。
まず、ちらりと見かけた時の大きさよりも彼らはだいぶ小柄であった。一番大きな子であっても、車いすに座る自分とほとんど目の高さが変わらない。だいたい小学生程度の背丈しかない。そして、何よりも驚いたのは彼らの顔つき、もさもさと覆われた毛、頭の上にある二つの三角形であった。
「コスプレ?」
「コスプレ?」「何だ、それ?」「」
一番最初に思い付いた言葉を素直に口にした。他に候補に上がったものはあったはずだが、それが一番最初に口から洩れた。
怯えた表情をしてこちらを見ていた彼ら、三人は聞きなれないその言葉にそれぞれ別の反応を返してくれた。その際に頭の上の三角形、合計六つのそれがこちらの方に動いたのが分かる。
「あー、ごめん。えっーと、それ、本物?」
「本物、本物?」「何だ? お前、何が聞きたいんだ?」「」
指示語をあいまいにして、指を彼らの頭の上にある耳に向ける。彼らは本当に何を聞きたいのか分からない様子でいた。すると、先ほどから一言も喋らなかった一番背丈の大きな子が口を開いた。
「アナタは、どうやってガーディアンを従えてるの?」
ガーディアン? 何それ?
ずっと無言でいた少女はこちらを睨みつけて、質問してきた。




