8月13日 ホストのキヨテルとアンベレベ教と玉狩り族編
8月13日
「なんで日付けをまたぐんスか?」とかキヨテルが聞いてくるんで、私が拳を握り締めたら、ロリコが慌てたように「キヨテルさんも女の子をまたぐんですよねェ? そういうことです!」とか言い出したら、「あ〜。なるゥ!」と理解したようだった。
キヨテルの話はウザい上に、自分アゲから始まるんで、以下はカルトに詳しい奴の話を私が抜粋してまとめる。
ファンタジーあるあるのザル警備の、よく分からん通気口をくぐり抜けて大聖堂の上層部に出る。
そこには童貞大邪神を模したっぽいデカいハニワみたいなピンクの像があって、ぶっちゃけ頭も手もチ●ポみたいなカタチをしている。なんか全体的にヌメってテカってて不快だ。
像の側に例の大祭司がいて、数多くの信者相手に演説を始めるとこだった。
「童貞大邪神アンベレベ様は、始まりにチポポスとマンポポを子作りにあそばされたとこの教典にあーる!」
大祭司が持ってるのはどう見ても今月号のグラビア雑誌だが、信者たちは「おー!」とか言うてる。
「そして、チポポスとマンポポは子作りあそばされてココポスを生んだ! それが我々、人類の姫初めであーる!」
ああ、聞いていてもう嫌になってきた。
「多くの不信者は勘違いしておるが、レディースの功績はそんなでもぬぁい! つまり“母がいたから”人類が誕生したのではぬぁい!」
◎カルトあるある①……センシティブ、センセーショナルかつ、マイノリティなことを言うことで、聴衆の関心を強く惹きつける。
「教典にはこうある! チポポス……“メンズのチ●ポが先にあった”と! つまり、チ●ポの子種がなければ子は生まれぬ! これはとどのつまり、メンズの玉袋こそが真の“母”と言っても過言ではぬぁーい!!」
◎カルトあるある②……こじつけから、短絡的に一足飛びで極論へ至る。
「教典は不可侵かつ無謬である! それを保証するのは、私が神の化身かつ、イ●スとブ●ダとエル●スの生まれ変わりだからであーーる!!」
◎カルトあるある③……神を自称したり、過去の偉人を持ち出して権威を補強する。
「科学的な根拠もある! スリット実験的なシュレディンガー的な、なんか的な、量子のもつれだ! そう有名な科学者たちも最近では認め始めている!」
◎カルトあるある④……分からないことは量子物理学で全部説明がつく。
ロリコが「なるほど! 納得ですねェ!」とか言い出した。
◎カルトあるある⑤……論理的(自称)な馬鹿に支持されて大きくなる。




