8月7日 霊能力者ボイジャー・舞子
8月7日
私たちは勇者アネモス(総受)たちと別れ、ブータロウを捜索する旅に戻った。
心なしか、アネモスと女エルフと女僧侶との距離が開いた気がしないでもないが、まあBLに女なんてコンビニ弁当のレンチンされたタクワンぐらいに微妙だからどーでもいい。
ワニンゴは「おれは しょうきに もどった」とか言うてたが、“馬車の車輪の代わりの刑”は変わらない。やけにガタガタ揺れるし、断末魔は最悪だが、魔物たちがビビッて近づいて来なくなったんで魔除けとしては最適なんだろう。
そういや、今日は馬車の中に見慣れないオバハンがいる。悪魔合体させた覚えはないんで、保険会社の勧誘なら間に合ってると言ったら、「ボイジャー・舞子よ! 勇者アネモスを霊視したでしょ!」と怒り出した。
そういや、道歩いてたオバハンにそんなことを頼んだ気もしなくもない(7月31日の日記参照)。
いつの間にかパーティに入ってて、今のメンバーは女勇者、魔法使い、賢者、霊能力者、車輪(元武闘家)らしい。
そして、ボイジャー・舞子は、私を見るなり「怖いわぁ〜。アータ、本当に怖いわぁ〜」とか失礼なことを言い出す。
理由を聞いたら、「アータ、たくさんの人から恨みを買ってるでしょう? 視えるのよ、アタシには。たくさんの生霊が憑いてる! お憑かれ様って感じに!」とかトチ狂ったことを言い出した。
「恨みなんて買うことない。私は愛されキャラだ」と言ったら、「な、なら、試してみましょう! この日記に感想が5件こなきゃ、この冒険物語はここで打ち切りよ!」とのたまわった。
「日記って他人の感想必要なのか?」と聞いたら、「アータの日記には何か途方もない霊力が宿っていて、多くの人たちが色んなツッコミを入れてるのが視えるわ! 生霊よ!」とボイジャー・舞子は震えながら言う。
そんなオカルトチックな話があってたまるか。
「なら、誰がそんなこと言ってる?」と聞いたら、ボイジャー・舞子は気合を入れて「ええい!」とこめかみの部分をモミモミしだした。
「……ん。お、おかしいわね。『小説家になろう』じゃ名前が……視えない? もしかして、感想がほとんどない? ぼんやりとすら視えないわ!」とか、ヤベーことを言い出す。
「なら、感想が5件きたら、お前を血祭りに上げるがいいか?」と聞いたら、ボイジャー・舞子は「え?」と鼻水をくったからせた。
生霊か。私はそんなの信じないが……そういや、感想がきたのってどうやって分かるんだ?
■感想欄■
A「面白かった!」
B「女勇者萌え!」
C「ここで打ち切りはありえんでしょ!」
D「ここで終われませんな!」
E「感想5件に達したので、物語は継続します」
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※本来、作者が自分で5件の感想を書いて物語を無理矢理継続するってオチだったのですが、『小説家になろう』の仕様で作者が自作に感想書けないため、苦肉の策で後書きに書いて感想としていますが……ごめんなチャッピーニ♡




