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8月5日 女勇者が語るBL完全理論編

8月5日


 腐女子とグロメンは相容れない。


 このままでは少子高齢化が進むだけ、人類は滅びてしまう。


 そこで私はある画期的な方法を思いついた。


 それは腐女子たちの趣向を変え、グロメンたちの性癖を変えることだ。


 若い頃はまだマシだったグロメンたちも、中年から老年に差し掛かるにつれ、引き返すことができないくらいに歪みに歪み、やがては性犯罪者になるだろう。


 私たちのような無力な女子が、そんな犠牲になることは許されてはならない。


 女性専用車両などはそんな女性を守るために存在するが、グロメンたちは「男を差別している!」と喚き散らして、無理やり女性専用車両に乗り込んでくる。 


 グロメンは人生が終わっており、永久童貞であることを覚悟してるからこそ、何も怖くはない無敵モードなのだ。


 この悲劇から女性を守るには、グロメンの性癖を女から別のモノに向ける他ない。


 つまり、グロメン✕グロメンの“新感覚BL”である。


 そして、それを腐女子たちに推させ、“社会の通念的BLはグロメン✕グロメンである”という認知を世に広く知れ渡らせる。


 やがて妄想は、現実社会にも影響を与えるだろう。


 グロメンがグロメンを性的消費すれば、彼らも童貞・処女を卒業できるし、性犯罪率も低下するだろう。


 女子は安全にかつ、推し活に専念できて、グロメンが削減されたおかげで、イケメソとの出会いも増える……これはWin-WinでHappy-Happyな手段だ。


 そこまで説明したところで、シラスドンが「アンタ! 頭イカれてんのかぁ!?」と失礼なことを言ってきた。


 「世の中に不要とされてるもの同士を合わせて、対消滅をさせようとする究極のエコが理解できないのか?」と聞いたが、「こんな邪悪な考え聞いたことねぇよ!」と喚いてる。


 「でも、見てみろ。あの赤フンを」と振られるドワーフを指差した。


 「最初、赤フンは違和感の塊だった。だが、数日間あれを見続けることで、これは“当たり前の日常”となってきたんじゃないのか?」と言ったら、アネモスもシラスドンも「ない。それはない」とか言ってきたんでビンタした。


 「理解しなくてもいい。受け入れろ。愛せ。愛し尽くせ。もし愛せないのならば、私が愛せるようにしてやる。なにも問題ない」と、私はドワーフ戦士を使って、アネモス、シラスドン、ワニンゴ、カレキに順繰りにディープキスさせて回った。


 そうだ。理解などさせる必要はない。身体で分からせてやればいいだけなのだ。

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