7月22日 偏食家倶楽部にて
7月22日
どっかの日本建築で、大爆笑している声がする。
「ワハハ! こんなものが最高の偏食だと!? 笑わせてくれる! 恥漏」と、「なんだと!? 尿残!!」とかやり取りしている。
「肉だけ、麺だけの野菜を食べない子供舌の偏食などありきたりの極み!」、「なら、貴様なら本物の偏食ってやつを出せると言うのか!」とか、「無論! 最強の偏食というものを見せてやろう!」とか、「漏男鹿さん!」とか、そんな喧騒の声が聞こえてくる。
ブータロウの塊を空いてる窓から思いっきり投げ入れた。
「どうわぁ!」とか、ガシャンとテーブルの上にあった皿が砕ける音がする。
「だ、誰だぁ!? こんなでっかいミートボールを投げ入れたヤツはぁ!?」と聞かれたんで、「私だ」と言って入る。
「この下らない茶番を終わらせに来た」と言ったら、和服のオッサンと、背広のオッサンと、自己中そうな女が「え? え? え?」みたいな顔でキョドっていた。
「私の“腐”センサーによれば、お前たちは親子関係で愛し合ってる親子BLなんだが、すれ違いのあまり憎しみ合ってるんだな?」と聞くと、背広が「冗談じゃない! 本当のBLってもんを見せてやるよ! 1週間後にまたここに来て下さい。行くぞ。乳区理くん」とか言い出したんで、「そんなに待てるわけねぇーだろ」と左頬をビンタしたら、錐揉み回転して、向かいに座っていた尿残(親父の方)にぶっ飛んで行って、事故Kissした。
尿残と恥漏は見つめ合い、「お前……」「もしかして……」みたいな予想通りの展開になって、乳区理が「なによこれー!」と叫んでるんで、「大丈夫だ。女子なら腐女子になればいい。腐女子はいいぞ。腐女子になれ、乳区理」と言うて、入門書の『風と●と詩』を渡して、『写ル●です』を渡したら親子のセクシーな激写を始めた。
なんか矢継ぎ早な展開になったが、文字数がヤベェんで、「この肉塊を人間に戻す時に1つにする方法をあと100文字以内に教えろ」っ言ったら、残尿が「そんなのは簡単だ。エマルジョンさせればいい」とか偏食家らしく教えてくれた。
「どうやって?」と聞いたら空を指さし、「宇宙だ! 真空なら油と水は混ざる! これは常識だ!」と恥漏。
「ということは、私に常識がないって言いたいのか」と、恥漏を思いっきりビンタした。
ふむ。しかし、そんな簡単な方法があったわけか。確かに宇宙とは盲点だったかもしれない。
よーし。さっそくブータロウを宇宙へ送るとしよう。




