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7月14日 夢を叶えるチポポカニえもん編

7月14日


 「やめて! ヤリ杉さん!」とビチ子が言う。


 「アレを見て! 勇者よ! 勇者が来やがったのよ!」とか言うてるが、人を魔物が来たみたいに言うな。


 「何をしに来た!?」とヤリ杉。


 ロリコが「私の能力で、ばあちゃんの名にかけて、あなたの犯罪はまるもりっと、真実はいつもお見……」と、余計なことを言いそうだったんでビンタして止めた。


 「私は勇者だ。私が知らないBL情報はない」と言うた。そうだ。ここに来て、私の“腐”センサーはMAXに立っていた。


 カニえもんを解体した男は、「な、なんで勇者がこの町に……そして、ビチ子くん、どうして君がそれを知ってるんだ?」とか聞いているが、ビチ子が「回覧板よ!」と最近は珍しい黒ボートを見せる。そこには『勇者御一行様、近日中に来たる!』とか書かれていた。


 もはや尋ねるまでもない。ワニンゴの仕業だろう。ビンタする。泣きながら、「いきなり来たらビックリするじゃん!」とか言うが、私は魔物でも政治家でもない。


 しかし、こんなことをやっていても、カニえもんとやらはすでに始末されてしまっている。困ったものだ。


 「お前のせいでブータロウは元に戻れん。天才なら何か代替案を見つけろ。できないならビンタする」と言ったら、ヤリ杉は「ぜ、全部、チン太が悪いんだ……。あいつが魔王と取引して、超宇宙からロボットを呼び寄せたんだ。そんなことさえなければ俺は……俺は……」とかダラダラ言い出す。


 「そんなことは聞いていない。お前はチン太が好きなんだろ?」と言うたら、ヤリ杉とビチ子は「え?」みたいな顔をする。


 「私の“腐”センサーを舐めるな。仮にお前がBLじゃなくても、強制的にBLにしてやるから安心しろ」と宣言したら、ワニンゴのヤツが「またですか!」とか言い出したんで、モンゴリアンチョップで両耳に大ダメージを与えてやった。


 ヤリ杉は膝をつき、「ど、どうして俺を……」とつぶらなお目々で尋ねてきたんで、「BLは命より重いからだ」と教えたら驚いていた。


 「理由を話してみろ。聞いてやる」と言うと、ヤリ杉は頷いて語り始めた。


 と、どこからで「ンホオオオオ!」という野太い雄叫びが聞こえてきた。ヤリ杉とビチ子は抱き合って、「この声はジャンボタイターン!?」とか言っていた。


 カレキとWブータロウに「話を聞いている間、なんとかしろ」と言うたら、「ムリムリムリ」とか言ってる。


 ここで活躍しなくてお前らはどこで目立つつもりなんだ?

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