7月15日 夢を叶えるチポポカニえもん編
7月15日
ジャンボタイターンの身体がビカビカッと点滅する。かと思いきや、ゴゴゴコゴという音と共に砂粒となって消えていく。まるでファイナルな幻想みたいだ。
経験値と現金が手に入ったんで、「ちゃんらーん」と私が口ずさんで、全員でバンザイする。
チッ。察せよ。偉大なる師匠の真似だろうが。ツッコめよ。誰か座布団持ってこいや。
それと、ボスがレベル1(勇者に転職し直した)の私にワンパンで沈められるなよ。
私のスキル『経験値は女勇者にしか入らない』のおかげで、私だけレベルはまたカンストになったか。
まあ、ずっと言いたかったセリフ……「あまり強い言葉を使うなよ。弱く見えるぞ」が言えてよかった。
でも、本当のところは、私はマ●リ推しなんで、マ●リ✕金色足●地蔵の主従逆転カップリングをネットで呟いたら総叩きにあったのを思い出す。
私はワニンゴを見て、「あーあ、金色足●地蔵が本当にいたらなぁ」と言うたら、「もうすでに似たような存在なんじゃ?」とか返してきたんで、「私がお前の脊髄から、全部の神経を引き抜けることも可能だと言うことを忘れるな」と釘を差した(物理的に)。そうしたら、血の涙を流してオギャッっていたんで、こいつを改造して私の卍●にしてもいいなとも思う。
そして、ジャンボタイターンの妹……確かギガン子が「お兄ちゃーん」と灰に向かって泣いている。
その時、私の“腐”センサーが反応した、
ヤリ杉が「実は……」と自分の恋バナをしようとしたのでビンタして止める。「自己中心的に話をするな。お前のBLなんて大した話じゃないだろ。聞く価値もない」と言ったら泣いていた。さっさと抱いてこい。話はそれからだ。
私はギガン子の肩に手を置く。「お前、BL小説を書いてる“腐”の者だな?」と聞くと、彼女は頷いた。
ロリコが「どういうことですかぁ?」と聞いてくるのに、「こいつ、ケモナーだ」と説明すると、「え?」と驚く。月並みなリアクションだ。驚くなら内臓のひとつでもぶち撒けて驚け。書くことに困る。
カレキも「ケモナー?」と聞いてきたんで、「カレキはまだ学んでなかったか。いい機会だ。教えてやろう」と、私はギガン子が小脇に抱えている愛読書を取る。
ページをめくると……
ん? なんだ? イケメソ犬耳、イケメソ猫耳の絡みだと?
なんだ。このオーソドックスな無難なケモナーは。チッ、トーシローか。いやになる。
仕方ない。私が本当のケモナーを教えてやるとするか。




