7月13日 夢を叶えるチポポカニえもん編
7月13日
“やっちまった。
ついに、やっちまったよ。
だが、いや、これは仕方ないことだ。
そもそもアイツらが悪いんだからな。
俺は品行方正、テストでは常に満点、スポーツ万能、顔もイケメソ……決してこれは天性のものだけじゃない。顔以外はコツコツと努力の積み重ねで維持してきたものだ。
ろくすっぽ勉強もできず、スポーツ音痴、顔は並以下のクソメガネ、“珍々チン太”。調子だけはいいクズ野郎だ。
だが、超宇宙の果てからチン太を矯正(人類に適応させること)するために来たとかいう、カニ型ロボット……チポポカニえもん……略称、“カニえもん”。
彼奴が持つ、“八次元ズタ袋”から出てくる機密道具により、俺の栄光の日々は終わることになる。
チン太の野郎が好きな女、“ビチ子”が俺に惚れてるとかいう言いがかりで、機密道具により俺は女に“反応”しなくさせられ、“ジャンボタイターン(ガキ大将)”と無理やり恋仲にさせられた。
今では将来を誓いあい、ジャンボタイターンの妹で、『小説家になろう』で書籍化作家を目指す“ギガン子”と偽装結婚とかいうクソ計画まで持ち上がっている。
ギガン子はギガン子で、俺の子供を作る気マンマンだ。
元はギガン子はチン太に惚れていたはずが、これも機密道具で……
これだけじゃない。俺は優秀すぎてムカつくという理由だけで毎回ハブられている。
口では“友達”とか言いつつ、どこかへ行く時に限って誘われない。
下等な連中、チン太らクズ野郎どもだけが毎回、夏休み、冬休みと長期休みの度に、カニえもんの機密道具を使った超旅行に連れて行って貰えるが、なぜか俺だけは毎回留守番組だ。
ただ優秀だからというだけでハブかれる……これこそまさに体験格差じゃないか。ふざけやがって。
怠け者で、3度の飯よりオ●ニーが好きで、機密道具で事故を装って毎回女湯をのぞくことが趣味な、そんなどうしようもないクズ野郎が優遇されるとか世の中どうなってんだ。ビチグソが。
そして、我慢の限界に達して俺は……
いま俺の前には、カニえもんだったものの残骸が散乱している。
ロ●コップ(無印)の解体されたロボットみたいに、「あー」とか言うて、バラバラになった手足が地面で動いている。ざまーみさらせ。”
……と、ロリコが自動書記(賢者の能力)で、私の日記に勝手にそんなことを書いたんでビンタした。
しかし、困ったな。これが正しいとしたら、機密道具持つロボットぶっ壊されてんじゃんか。




