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7月12日 死闘デスマッチ「G」VS「A」

7月12日


 私、ワニンゴ、ブータロウ、カレキ、ロリコの旅が再び始まる。


 しかし、問題があった。


 蝶ネクタイをしたワニンゴが、「選手入場だぁ!」と叫ぶと馬車内にスモークが焚かれる。


 「青コーナー! 110✕120✕115……G(ゴールデン)ブータロウ!!」で、入口の方から青パンを履いた黄金色のブータロウが現れる。


 「赤コーナー! 110✕120✕115……A(アングリー)ブータロウ!!」で、出口の方から赤パンを履いたブチギレてるブータロウが現れる。


 「んんんん、ファイッ!!」とワニンゴが両腕を振り下ろすと、馬車のど真ん中で、空手チョップの打ち合い戦が始まる。


 「なんでこんなものをBLに落とす(『小説になろう』に投稿する)!? これでは、BL界隈がサムくなって腐女子が住めなくなる! 萌の冬が来るぞ!」とA、「『小説家になろう』に住む者(読者)は自分たちのこと(性嗜好)しか考えていない! だから改変すると宣言した!」とG、「BL好きがBL好きに罰を与えるなどと!」、「エロいよそれは!」とか、どうやら池に落ちたショックで、彼らは頭が少しおかしくなってしまったらしい。


 カレキはハンケチで涙を拭いながら、「ブータロウよ。もう少しの辛抱じゃ」と地図を開いて次の目的地を見ている。


 「その機密道具とやらを持つロボットって何なんでしょうね」と、ロリコ。


 本当は言い出しっぺのアナルゴを連れてきたかったが、「フグリ田くぅんと、武子さぁんでこれから3Pなんだ! 楽しみ!」とか言い出したもんだから、さすがの私も首根っこを捕まえて連れて行く気にはなれなかった。

 

 ブータロウ同士のプロレスなんて面白くも何ともないんで、着くまでBL本を読むとする。


 今回は夢の二次創作だ。義●✕炭●郎ものか……映画にもなったしな。うーん。こっちはパスだな。


 真の腐女子なら、黒●牟✕悲●嶋だろう。拡張ものか。まあ、ナニでドコをアレしてなんてことは日記には書かない。


 私がそっちを読んでると、「マッチョは……」と覗き込んできたロリコが言うので、「そんなん見た目を可愛い女の子にして描いて、設定上は“男の娘”と言い張るのと同じくらいに滑稽だろ。しかもこれは四肢切断ものだ」と該当ページを読ませたら、「勇者様はBL好きってより、単なるサディストなんではぁ?」とか言うんでビンタした。


 暴力を憎む私に失礼な話だ。


 ちょっと、エログロが好きなだけで……


 ん? Aブータロウが栓抜き攻撃で流血したか。よし! いいぞぉ!

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