↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
108/127

10月31日 Happy Halloween

10月31日


『俺は勇者だ。


 昼間は聖剣を振るい、夜間は性剣を振るっている。


 どんな魔物も恐れず、どんな性技にも挑んでみせる。


 今日はイケイケ村にやってきた。


 北の森に巣食う魔物に困っているらしい。


 とりあえず、村の若い娘を集めさせた。


 ヤマンバみたいなギャルもいるが、まあいい。


 勇者は見た目で差別はしない。


 「全員、脱げ」と命じる。


 村長は「え?」みたいな顔をしていた。


 「助けて欲しいんだろ? なら、そこにしゃがんで1列に並べ。俺の性剣をペロ……』


 そこまで読み上げたところで、おじいちゃんが「もうやめてー!」と泣き叫んだ(猿ぐつわはいつの間にか外れてた)。


 おじいちゃんのベッドの下から持ってきた日記を読み上げたら、全員ドン引きだ。


 テッカドンもウニイクラドンも心なしかおじいちゃんから距離を取っている。


「あんた、最低だな」「本当に勇者か?」と悪の四天王から聞かれ、おじいちゃんは「若気の至りのちょっとした黒歴史じゃー!」と懸命に言い訳しているが、その姿に過去の栄光(真っ黒な)も霞む。


 「分かった? おじいちゃんに人質としての価値がないということが」と言ったら、「いやいや! その前に、なんで前回こんなに待たされるんだよ!?」とテッカドン。


 「簡単な理由だ。今日がハロウィンだからだ」と説明したら、オオカミ姿のワニンゴが「だからカボチャの衣装なのか。女勇者」とか言ってきたんで、「カワイイだろ?」と言っといた。


 ロリコが「なんで私はミイラ男なんですかぁ!?」と、カレキは「ワシなんて“魔女”で……いや、元から魔法使いなのにワシ。あんま変わんなくね?」と、ブータロウは「ブタ鼻つけてオークとかそのまんまじゃないですか!」と、それぞれハロウィンを楽しんでいる。


 「え? でも、今日はハロウィンじゃ……」とか誰かが言い出したんで、「リアル話はやめろ。今が6月だったとしても、月日の経つのは早い。10月なんて目と鼻の先だ。年取ると分かるよな?」とカレキに聞いたら、「気づいたら70年過ぎてました」とか答える。


「よし。やることもやったし、トリック・オア・トリートするか」と言ったら、ウニイクラドンが「お菓子を渡せばいいのか?」と意味分からないことを聞いてきた。


「なに言ってんだ? 菓子ごときでイタズラやめるかよ。頭のおかし(・・・)いヤツらに(イタ)ズラするのが私のやり方だ」と、斧を振り上げた。



♡♡♡Happy Halloween — Enjoy your day♡♡♡ 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。