第九十八話 さかさまの日の丸
すべてのセッティングと準備が終わり、後は配信開始時刻になるのを待つだけとなった。
首相官邸の記者会見室で生首19体と一緒に、ゆっくりとお茶を楽しみながらも、俺と玲奈はこれからの事について、話し合っていた。
「玲奈、分かっていると思うが、今回の配信に関してイメージ戦略を維持する必要はない」
「分かっています」
「……だからと言って、イメージを崩す事は望ましくない。その所は留意しておいてくれ」
「はい」
玲奈とて、イメージ戦略の目的と意味をしっかりと理解はしているだろう。だが、何事にもミスやうっかりは起こりうる。
それを少しでも減らすための注意は行っておくに越したことは無い。
「それと、これが終われば少しだけ時間的な余裕が出来る。つまるところ休日だ」
「それは嬉しいですね。なんだかんだ2カ月ぐらい動きっぱなしでしたから」
「……そう……だな。思い返せば、2カ月間も動きっぱなしだったな」
2カ月前と言えば、俺たちはまだただの民間団体だった。
『俺らダンジョン冒険隊』との装備交渉や、アメリカでのディアノゴス改の実践テストを行っていた。
そして、アメリカから帰国直後に、日本政府から家宅捜索を受けることになる。
家宅捜索の名目としては、『違法兵器開発』とのことだが、ディアノゴスは『火器類』でも『特別技術』でもない以上、違法兵器に該当する可能性は低い。
しかし、日本政府は少ない根拠で迅速に動いた。
それは、国防の観点からか、それとも危険因子の摘発が目的化は分からないが、日本政府らしくないスピードで、まさに『霹靂一閃』だったことを鮮明に覚えている。
そんな犯罪者扱いされた俺たちだが、警察に素直に捕まってやるほど、お人好しでもない。
やられたら2倍どころか、相手を殺すまでやるのが俺たちの流儀ってものだ。
それに、もともと日本を転覆する計画を立てていた為に、都合が良かったと言う事情もある。
故に、俺たちはすぐさま動いた。
指名手配されてから翌日、俺たちは世界に向けて独立を宣言した。
その新たな国の名前を『アルカディア』と言う。
しかし、新たな国を作ると言っても、課題は山のように存在していた。
それが、『国土』と『国民』。『経済』と『軍事力』だった。
国家を名乗る以上、この4つの柱は避けては通れない。
国民に関しては、すでに日本の1億2千万人が存在している。
だが、当然ながら、それは『日本国民』であって『アルカディア国民』では無い。
領土も同様に、日本政府の支配下にある以上、俺たちの物ではなかった。
そこで、俺たちは『日本政府そのものを潰し、領土も国民も丸ごと奪い取る』と言う国家転覆計画を立てた。
そのフェーズ1は、金融戦争による『円の暴落』と、俺たちが開発した仮想通貨の『D.pay』の台頭である。
アルカディアと言う『国内テロ組織』の出現により、円は必然的に暴落。
国債も日経平均株価も急速に冷え込み、日本経済は奈落への崖に向けて一歩を進み始める。
円が『1ドル=150円から300円』へと暴落している中、俺たちはFXに『1000億円の1000レバレッジ』を賭けた。
そして、円の暴落の予想が見事に的中し、俺たちは100兆円と言う膨大な資金を手に入れる。
次のフェーズ2でしたのは、円の暴落と共に下がり続ける日本国債の買い支えだった。
俺たちは手に入れた100兆円のうち、70兆円を使って日本国債を買い集めた。
市場では突如現れた買い手により、国債価格は急激に安定。金利は低下し、投資家たちは『海外勢が日本の国債を信頼している』と誤解し、日銀も安心して為替市場の介入を一時緩める。
日銀が気を緩めたその最中、俺たちは残り30兆円分の資金で空売りを仕掛けた。
そして、翌日。
完全に安心しきっている日本政府と日本銀行を地獄に叩き落すため、俺は70兆円分の国債を一気に市場へと放出した。
わずか数分で市場は悲鳴を上げ、国債価格は暴落。
金利は跳ね上がり、『信用』の柱が根こそぎ引き抜かれた。
そんな惨状の中で、日銀は一難去って安心しきっていたせいで、対応が遅れてしまう。
だが、結局速く対応が出来ていたとしても、始まってしまった雪崩のような暴落を止める事は出来なかっただろう。
そして、それだけでは終わらない。
これをきっかけとして、最悪の連鎖が始まったのだ。
国債の暴落に続いて、日経平均株価に標的を絞った俺たちは、1兆円の空売りを仕掛ける。
ただでさえ暴落していた日経平均株価は、俺たちの空売り爆弾が炸裂し、株式市場は崩壊。
円も為替市場で徹底的に叩き売り、日本円は世界市場から『紙くず』扱いされるまでに価値を落とした。
そして……ついに、『1ドル=500円』の壁を突破したとき、誰もが悟ったのだ。
もう、この国の通貨は終わったのだ、と。
『1分ごとに1円下がる』とまで言われた為替チャートの地獄絵図の最中、日本政府は最後にして最悪の悪手を打つ。
それが、『緊急事態宣言による円の完全停止』だった。
これが円の『とどめ』となる。
日本円は信用を完全に喪失し、貨幣としての機能も緊急事態宣言で終焉を迎えた。
すべての経済活動が停止し、人々は現金を捨て、食料や物資を奪い合い、国は実質的に崩壊した。
そこに登場したのが、『D.pay』だ。
新たな通貨として完全に独立していたD.payは日本円の影響を受けない。
それだけでは無く、国民に通貨を生き渡らせるため、登録した日本国民すべてに100万円相当の仮想通貨を与えた。
通貨が存在し、流通すれば経済は自然と回り始める。
それを狙っての100万円給付だったが、現実はそう甘くはない。
1日や2日でD.payが普及する訳も、それで経済活動が元通りになる訳でも無い。
いくらシステムがあるからと言って、大多数の人間が使ってくれなければ、通貨は意味をなさない。
いくら通貨が存在しても、物が届かなくては意味がない。
日本の物流は、金融市場の停止と円の無力化により、各所で寸断されている。
商品があっても、価格がつけられない。運べても、対価が支払えない。
そんな状況を打開するために、俺は豊洲市場へと出向いた。
D.payが使えることを示し、各社・各団体と合意を結び、物の流れを少しずつ繋げていく。
それは、まるで壊れた血管を手でつなぎ合わせるような地味で繊細な作業だったが、徐々に成果は出始めていた。
そして、クリスマスの日。
まだ完全ではないが、物流の一部は再稼働し始め、国民は混乱の最中に微かな安定を感じ始めていた。
そんな時、日本政府から突如発表されたのが『宣戦布告』だ。
日本政府にとって、もうその道しか残されていない事は1カ月前から分かっていた。
経済的に崩壊し、通貨も信用も失い、軍隊だけが最後の頼みの砦。
だが、その判断が下されたのが、あまりにも遅すぎた。
もしも、金融市場を停止したあの瞬間に戦争へ踏み切っていたなら、まだ勝算はあったかもしれない。
だが、彼らは『1ヶ月』も判断を放棄した。
1カ月。されど1カ月だ。
国からしてみれば、準備で過ぎ去っていくような短い時間。
だが、2カ月でディアノゴスを完成させた俺たちからしてみれば、あまりにも長い時間だった。
たった1カ月。その間に、俺たちは万全の準備を整えてしまった。
前々から制作をしていた『トンボ』に加えて、構想段階にあった決戦兵器『アマテラス』までも完成させることが出来るだけの時間だったのだ。
その結果として、必然的に戦争は俺たちの勝利で終わった。
被害に関してもゼロで、経済的にも無傷に等しい。
アマテラスの使用による国際条約も、アメリカがとくに文句を言ってこなかった時点で懸念は晴れた。
そして、何よりも戦争で一番恐れていた死傷者数も最低限に抑えることが出来たのが、何よりも大きい。
これであとは、首脳陣を『永久戦犯』として処刑し、『日本国の終了』と『アルカディアの成立』を宣言するだけだ。
「さて、玲奈。時間だ」
「はい、あとは任せてください」
玲奈の『任せてください』ほど安心する言葉もないだろう。
あらゆる修羅場をくぐり抜けてきた彼女のその一言は、どんな保証書よりも信頼できた。
玲奈は、純白のセイントの衣装に身を包み、壇上へと歩を進める。
生首が並ぶ記者会見室の壇上へと上がった瞬間、複数のライトが後神のように、セイントと言う存在を照らしだす。
そして、カメラがその姿を捉え、玲奈が光の中で目を開けた瞬間……そこには女神が立っていた。
「では、正吾さん。お願いします」
カメラのレンズから一切目線を逸らさずに発せられた言葉。
それを聞いた俺は……ためらいなく配信開始ボタンを押した。
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テレビの画面に映るのは、いつも通りの報道番組。
アナウンサーが緊迫した表情で、日本政府の崩壊とアルカディアによる統治の可能性について語っていた。
『……戦線が開かれてから、13時間が経過しました。現在までに日本政府、アルカディア政府からの正式な発表はありません。自衛隊の安否や戦況の行方が気になるところですが、発表があるまでは、私たちはただ待つしかないのでしょう』
普段は明るく溌剌とした口調の女性アナウンサーも、今回は人の生き死にが関わる内容ゆえ、重苦しい雰囲気のまま番組は進行している。
「……現地のリポーターと通信が繋がった様です。加藤アナウンサー。加藤アナウンサー」
スタジオの女性キャスターが言うと、画面が現場映像へと切り替わる……はずだった。
しかし、その瞬間、画面にノイズが走る。
バチッ、という耳障りな電子音が響き渡り、報道番組は強制的にブラックアウトした。
そして、ほんの一瞬の暗転の後、突如として画面が点灯する。
その画面に映し出されたのは、他でもない今話題の中心であるセイントの姿だった。
セイントの顔がアップで映される中で、ベールに覆われ隠される顔。
その中で、唯一見える血のように真っ赤な唇に、異様なほど目線が吸い寄せられる。
そして、魅惑的な赤い唇が、微かに動く。
「皆さま、こんばんは。私の名は、すでにご存じの方も多いでしょうが……念のためご挨拶を。私はセイントと申します」
セイントの声は、鈴の音の様でありながらゾッと身の毛のよだつような平坦な声だった。
音としての大きさは決して大きくない声。
だが、耳に入った瞬間、なぜか心を奪われて、声を聞き入ってしまう。
「本日は皆さまに重大なご報告とご忠告があります。まずはご報告から……」
セイントが、そう前置きをする。
それだけで、勘のいい者は寒気を覚え背筋を凍らせたことだろう。
そして、その嫌な予感は、次の瞬間を持って現実のものとなる。
カメラがスムーズに引いていき、画角が広がっていく。
距離がセイントから離れ、徐々に壇上全体の景色が露わになる。
そして露になった壇上には、異様で、異常な光景が広がっていた。
壇上の最前列、木製の台座。
その上には、美しく不気味に並べられた『生首』たちが、まるで彫刻のように整列していた。
数えて19体。
その一つ一つの生首が、かつての日本政府を担った大臣たちである事に、テレビを見ていた者は徐々に気が付き始めた。
そして、19体の生首の中央には、総理大臣であった犬塚茂の生首が飾られている。
犬塚総理の髪は整えられ、皮肉にも最期のその瞬間よりも美しく飾られていた。
「こちらに並ぶのは、旧日本政府の各大臣の皆さまでございます。彼らは国民を裏切り、民意を裏切り、私利私欲の為に政治を行ってきた永久戦犯の方々です」
セイントはそう言いながら目線を左にずらす。
視聴者もつられて目線を動かせば、そこには『赤と白が逆転した日の丸国旗』が掲げられていた。
「この国旗は、まさに自民党政治を象徴しています。民主主義をうたいながらも、その実態は左翼も左翼で、共産主義者と見分けのつかないような政治でした」
逆転した日の丸国旗が、共産主義を象徴する赤色である事に気が付く者は気が付くだろう。
そして、それがセイントの政治への皮肉である事が分かる。
自由民主党は1955年に始まり、そこから栄華とも言える道を歩んできた。
2回だけ政権を落とした自民党だが、その期間はたったの6年である。1回の選挙期間が3年である事を考えれば、まさに栄華の道を歩いてきたと言えるだろう。
そんな日本を作ってきた政権の政治をセイントは『共産主義的』と国旗だけで表した。
「保守を掲げながら、実態は共産主義に限りなく近かった自民党政権。すべての国民を貧困にし、ごく一部の利権に群がるパラサイトだけが裕福になっていく。そんな自民党政権ですが、この70年間も支持し続けてきたのは他でもない、我々日本国民なのです」
セイントの言葉は、冷ややかで静かな声のまま紡がれていく。
「日本がバブル崩壊してから、40年も経ちました。そこからの日本は、どうでしたか?」
観る者の脳裏に、幾度となく繰り返された政治の停滞と衰退の記憶がよみがえる。
「国民の平均所得は下がり、可処分所得も年々減少し、若者は夢を持つことすら許されず、老後には年金不安という言葉が付き纏う」
その問いかけに、画面の前で静かに頷いた者も少なくなかっただろう。
それほどまでに、共感する人間が多い。それが、この日本の惨状なのだ。
「……それでも、日本人は『現状維持』を望みました。『悪くなるよりはマシ』と、同じ人々に票を投じた人。または、自身で決断することを放棄し、投票と言う権利を放棄し続けた人。理由は様々あれど、自民党が勝ち続けていたのは、確たる事実です」
セイントの声音には、決して怒気はない。
淡々と語られるだけだが、まるで氷のように冷たく、見ている者の胸に突き刺さっていく。
「我々が、同じ制度を受け入れ続けたのです。それが『緩やかな死』である事が分かっていても」
壇上の照明が、静かに生首たちを照らし出す。 まるで、それぞれが語りかけてくるような、そんな不気味な錯覚を視聴者は覚えただろう。
「そんな一人一人が決断と言う行為を少し楽した結果、40年と言うあまりにも長い時間が失われてしまったのです」
セイントの言葉に、民主主義を理解している者は痛感の思いでいっぱいだった。
戦後ドイツがヒトラーを選んだように、民主主義の選挙は国民が選ぶ。
当然として、選んだ国民も政治の責任を負うのだ。
「そんな失われた40年の間に生まれた私たち若者は、ベビーブーム時代の人間と比べ、相対的弱者に立たされてきたのです」
悲し気な声で紡ぐセイントの言葉は、誰に向けて発したモノであろうか?
若者か?
それとも老人か?
それとも、それは日本国民全体に向けたモノだろうか?
そのどれかは視聴者には分からないが、確かに誰かに向けて発せられた言葉故に、皆が皆セイントの言葉に聞き入ってしまう。
「私は高齢者批判をしたいわけではありません。ですが、平均年齢が50歳を超えた中、どんなに若者が政治を変えようと動いても、人口比率で勝つことは出来ません。どんなに若者が政治を変えようと動いても、地方に住む大多数の老人の『1票の格差』ゆえに政治を変える事はできないのです」
そう、それが今の現実の日本。
若者の相対的弱体化。1票の格差問題。
様々な理由はあれど、若者だけでは政治を変える事は事実上不可能に近い。
「だからこそ、私たちは気づくべきなのです。……いいえ、正確には『直視する覚悟』を持たなければなりません」
一拍の間。
それが見ている者に一拍の問を残す。
「……このままでは、私たちは『死ぬ』という現実に」
その言葉を聞いた瞬間、誰しもが息を呑んだ。
セイントから発せられる声には、とことんまで怒りどころか、感情を感じさせない。
それなのに……いや、それだからこそ、底知れぬ怖さがあった。
「緩やかな死は、確かに楽です。責任も苦しみも少ない。ですが、もうそれが許される時代は終わったのです」
壇上の照明が、セイントの言葉と共に切り替わる。
周りの照明すべてが落とされ、スポットライトを浴びるかのようにセイントだけが照らし出された。
「世界は変わっている!いや、まだ変わり続けている!」
セイント……いや、玲奈が両手を広げた時、俺は思わず息を止めてしまった。
彼女の動きは完璧だった。演説のテンポも間の取り方も、演出も、すべてが計算されたものだ。
……だが、それが計算であることを感じさせないほど自然で、美しかった。
まさしくその演説は、演説の天才と謳われた犬塚総理を彷彿とさせるものだった。
「変化の無い緩やかな死は、取り返しのつかないほど大きな利息付きで私たちに帰ってくることでしょう!それも利息を払うのは我々現役世代だけではない!何の責任も無い私たちの子供が大部分を被る事になるのです!」
その言葉が、まるで刃のように視聴者の心を貫いたのが、分かる。
なぜならば、Y世代とZ世代はもろに影響を受けた被害者だからだ。それのもっともな例が就職氷河期だろう。
そんな彼らだからこそ、セイントの放つ言葉に聞き入ってしまう。希望の欠片を探して……。
「しかし……」
だが、次の瞬間、最高潮まで高まっていたセイントの感情と声が……落ちた。
その急激な緩急に、見ていた全員が思考を強制的に引っ張られてしまう。
「……しかし、緩やかな死を避けるためには……『覚悟』しなければいけません」
視聴者全員の心が『何の覚悟?』と言う思考に支配される。
次の言葉が聞きたくて、耳を澄ませるが……セイントは10秒間無言を貫いた。
そして、1分にも10分にも感じる無言の後、セイントの口から紡がれた小さな言葉。
その言葉は小さく聞き取るのも精一杯な音量だったが、高性能のマイクはしっかりと音を捉え、波として電波に乗せた。
「…………犠牲を」
その小さな一言が、聞いていた全員の背筋を一瞬にして凍りつかせた。
ベール越しでも分かる冷たい目線が、レンズを捉える。
その瞳。その瞳が、画面向こうの人々を恐怖させたのだ。
「……私たちは、全知全能の神ではありません。……私たちは、天地を創造することは……出来ません」
突如として、脈絡なく話が変わる。
しかし、見ている者全員が、それを違和感として感じる事は無く、逆にセイントが何を言いたいのかと必死に耳を傾け続けた。
「神でない私たちは、世界総人口80億人を救う事は出来ません。……ですが、元日本国民の皆さんは運がいいです。なぜならば、私たちの手の届く範囲にいるのですから」
セイントはベールから唯一見える口角をゆっくりと上げた。
優しく描かれた唇の弧は、まさに慈愛の女神の微笑みと称すにふさわしいだろう。
「元日本国民の皆さま。私は貴方達に対して、救済の手を差し伸べる事をお約束しましょう。私たちのルールを守りマナーを守っている限りは……」
慈愛に満ちたその声が、恐ろしくも聞こえるのは、そこに嘘偽りが一切ないからだ。
それが“建前”でないことを、誰もが理性ではなく本能で理解してしまった。
その言葉の裏に、どれだけの覚悟と犠牲があるのか?
それは、この放送を見ている者には分からない。分かる事など到底できない。
だが、それでも途轍もないほど大きな覚悟だと言う事だけは、ただ漠然と伝わった。
そして、玲奈はわずかに間を置いて、最後の言葉を静かに告げる。
「……私が守ってあげます」
『赤と白が逆転した日の丸国旗』
これは、現実でどんどんと左翼に偏っていく自民党を皮肉ったモノ。
まじで、コミ―の仲間入りは勘弁していただきたい。
『1票の格差』
これは、人口の少ない地域の1票は、人口の多い地域の1票よりも重い。と言うモノ。
具体例で言うと、都市部で50万人に1人で当選する国会議員と、地方で20万人に1人が当選する国会議員とでは、同じ1人でも1人の影響度が違うよね……ってこと。
最高裁判所が『一票の格差が2倍を超えると違憲状態に近づく』とか訳の分からない判決を下した。
……普通に意味わからんよね?だから自民党が勝つんだよ……。涙




