煮豆の残滓はおやつに最適
金時豆はやわらかいのが好き。
弁当や総菜コーナーのは結構固めで、悪くはないが、やはり、もうちょっとこう…
じゃあ自分で作るしかない。
甘い小豆、正月の黒豆、金時豆の甘煮。お総菜コーナーの定番だが、当然自分でも作れる。
乾物コーナーにある通り、奴らは干されて保存されている。
必要量をザっと洗い、大豆や金時豆は熱めの湯に浸し、しばらく戻しておこう。十分給水したら弱火で静かに煮る。
小豆の場合は漬け置きせずに直ぐに煮始める。一旦煮汁を捨て、再度湯を入れて本煮すると渋みが少ない。
少なくとも自分はそう教わった。
どちらにしろ割と気長に待つことになる。
が。時間がない!ってときもある。
そんな時は、吸水を熱湯に30分程度で切り上げることも。表面がまだシワシワだが、まあ完成時にはカバーできる。
で、火加減は弱火は弱火でも、豆が踊るくらいの弱火で煮る。
豆が踊る、とは加熱された湯の対流で豆が流され上下動する状態だ。
本当は、小豆でも黒豆でも金時豆でも、豆が踊らない程度の火加減でじっくり煮るものだ。
とりあえずこれで早くやわらかくなる。が、破損率も上がるので、自家消費用の時短技に留めた方が無難かな。
大豆や黒豆は、味付け前でも豆本来の甘さで楽しめるので、その時楽しむ分を一寸別取りしてもいい。
日持ちしないので、当日のおやつに。
砂糖を入れる前に固さを確かめよう。
砂糖を入れるとそれ以上は柔らかくなりにくくなるし、煮豆から水が出るので、思ったよりも固くなる。
玉杓子で豆たちを軽く叩いてみよう。コンコンと硬い音や手ごたえがあればまだ早い。
ある程度の割合で豆が口を開いたらだいたい良いが、近年は保管期間の異なる豆を雑ぜて売るので、一様にならず一部は崩れるほどに直ぐに柔らかく、一部はどんなに煮てもコチコチのままなので、あとはまあ、目分量とお好みで。
砂糖は、煮汁を舐めて「うわ甘っ」ってのが目安。豆の内側に砂糖が染み込むのは時間が掛かるからだ。
自分で煮たら、どれだけ砂糖を含んでいるか、よぉく解るぞw
小豆はほんの一寸塩を加えると味が強くなるが、ついでに田舎っぽさも増すので、これも好みで。
なお、煮ているとき玉杓子などで混ぜるのはNGだ。豆がつぶれてすぐ餡子になっちゃう。鍋ごと揺すって、優しく混ぜていこう。
さて食事その他で煮豆たちを堪能しただろう。
あとに中途半端な残りがないか?
火を入れるにも鍋が焦げそうとか、豆は食べちゃったけど煮汁が勿体ないとか。
そんなときには。
小麦粉や米粉などで団子を作って(ナ〇メの団子粉とか)、あるいは焼く前のかきもちなどを入れて、餡菓子にしてしまえ。
黒豆の煮汁は、水気を飛ばして水飴くらいの状態にすると日持ちする。小皿に取って黄粉を振り掛けると、これがまた旨いのだ。
喉に良いそうなので、ジャム瓶に入れて冷蔵保存し、のど飴の代わりにひとさじ舐めるのも良い。
ただし、使用した砂糖を考慮すること。
やわらかく煮ると、潰れて見栄えがよろしくない。それは市販品の宿命なのだ。
自分の好みのものが、好きな時に食べられる。それが自炊の醍醐味。
…砂糖量も、自覚できるしな(汗)




