豆マメま~め
マメ~♪
5月である。
この時期、旨い豆がわんさか出てくる。
うすい豆、グリーンピースだな。
少し若い、やわらかいやつが良い。
たっぷり剥いて、豆ごはんにしよう。
米を砥いで塩を入れ、たっぷりの豆を加えて炊くだけだ。
炊きたてを混ぜると、若い豆がつぶれて米まで緑色に染まる。
あまり熟しすぎると、豆が固くなるので、少し若いくらいのほうが甘くて旨い。
空豆もこの時期だ。
サヤごとなら、見た目はあまり重要じゃない。袋を持って上下に軽く降り、しっかり重いものを選ぶ。
軽いのはサヤに一個くらいしか入っていなくて、悲しい思いをすることもある。
空豆をざっと水洗いしたら水から茹でる。
今回は最初、塩も出汁も入れない。
一度におつまみ用とおかず用を茹でてしまおう作戦である。
茹で上がったらまず、おつまみ分を取り分け、これに塩を適当に降り掛ければそのままおつまみだ。
本来なら塩ゆでするが、ここは省エネ時短ということで。
熱々の内に食べよう。
国技館で売っている塩ゆで豆が非常に美味いそうだが、コロナ禍の間は我慢、我慢だ。
さて残した方の鍋に、頭とワタと背骨を取り除いた煮干しを一掴みほど入れ、もう一煮立ち。煮干しから出汁が出たら砂糖と醤油で薄めに味をつけ、しばらく弱火でコトコト煮よう。
一晩置くと味が染みてなお美味しい。
煮干しも合いの手に食べると美味しい。このために頭やワタを除いたのだ。捨てるなんて勿体ないことをしてはいけない。
時間がたっぷりあれば、空豆のサヤの内側の、あのモフモフを料理するのもありである。
軟らかくきれいなものを選んで匙でこそげ落とし、集める。一見すると怪しいペーストだ。
小鍋に水とペーストを入れて煮ると、なかなかうまい豆出汁が出る。こいつを裏ごしして、コンソメ、塩、牛乳か生クリームを加えて味を調えれば空豆ポタージュだ。
幾分青臭いので、そこをいかにフォローするかが課題だろうか。
しかし一番の問題は、まことに、非常に、手間暇がかかることだ。
面倒くさくて、滅多にそこまではしない。まあ実験てとこか。
後は、採れたてのスナップエンドウをたっぷり塩ゆでしよう。
塩空豆と、スナップエンドウを肴に、月見をしながら一杯行こうじゃないか。
皆既月食にスーパームーン。
仕上げに熱々の豆ごはんと煮豆。
豆マメ尽くしもまた楽し。
しかし豆名月の豆は枝豆である。
枝豆といえば。
冷凍枝豆があるが…うん、豆。
中身、豆。
豆だけ。
枝もサヤもない枝豆って、なんか…変。




