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即席スープで炒飯

時短メニュー。

 チャーハンの素が流通する今日。

 その気になればどのご家庭でも同じ味が食べられる。

 が、私は基本自作派である。

 野菜はたっぷり…むしろ野菜と飯が半々くらい。主原因として、キャベツの外葉が大きかったとか人参の頭が残ってたとか、そういう。

 味付けには既製品も登場するが、既製品だけでないのがこだわっているところか。


 なお、カレールーは多くの家庭で複数の種類を混ぜたり調味料を加えたりしているそうだが、「説明書きそのまま作るのが一番美味しい」ように製造してあるという話だ。ガッテン。

 今のところ、自分ではカレー粉(赤い缶のアレ)を使っているが、覚えておいて損はあるまい。


 閑話休題(それはさておき)


 そのとき炊飯器を開けて気づいた。

『足りない!』

 今から飯を炊く時間はない。

 パスタソース缶はあるからパスタに逃げるか?

 待てよ、冷蔵庫に冷や飯が溜まっている…炒飯か?

 だが野菜を刻む時間も惜しい。

 あるのは、卵と刻みネギくらいか。


 子供の時分、母が具の少ない炒飯を作ることがあった。

 炒飯ではなく、バターライスと呼んだ。

 具は卵だけだが、バターで香ばしく炒められ、それは炒飯とは違った旨さがあった。

 うん、いいじゃないかバターライス。ネギも入って大人の味だ。


 年季の入った鉄フライパンをしっかり熱し、バターをひとかけ。

 融けたところで刻みネギを炒める。

 焦げ始める寸前で卵を割り入れ、今回は時短で冷蔵庫から出したばかりの冷や飯をすぐ放り込む。

 年季の入った鉄フライパンは、熱すればそれだけで油が滲んだ。食材の温度が低いときこそ頼りになる。

 さて味付けだが…

 あ、賞味期限近いインスタントスープもあったな。

 某航空会社のビーフコンソメ。

 こいつをそのまま振りかけ、混ぜ合わせる。スープの素は乾いているが、飯の水分とよくなじむ。

 立ち上る香りはビーフな高級感。

 味見をして、香りづけに醤油を注し胡椒を振って一回し。

 さて肝心の出来だが。


 製作者特権で、味見分は確保した、と言っておこう。

栄養的にはアンバランスなので、野菜は別に補填すべし。


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