ピーマンはシンプルに
野菜のバカ高い時期。
皆様いかがお過ごしでしょう?
癖の強い野菜である。
癖が強かったり、苦みがあったりして、子供に嫌われることが多い。
なに、子供のうちは嫌いでも食べなくても構やしない。栄養はほかのもので代替できる。
そのうち味覚が変わって食べられるようになる、そんなものだ。
ピーマンは、むやみに手を掛けないほうが実は旨い。
シンプルイズベストというやつだ。
大ピーマンと呼ばれる、大人の拳より大きい肉厚のものを、丸ごと焼く。
パプリカのグリル焼きは、皮が真っ黒になるまで焼いて、皮を除いて肉部分を食べるという。
甘くてジューシーで旨いらしい。
そこまでしなくても、緑のアイツを丸ごと網の上で一部焦げるくらいに焼く。オーブントースターでも構わないが、内部に匂いが残るのは覚悟した方がいい。
焼けたら熱々の内に生醤油をつけてかぶりつく。内部に水が溜まっているから、火傷しないよう気を付けながらこいつも頂く。
良い物ならタネまで旨い。
良いピーマンだからできる、誤魔化しの効かない食べ方だ。
普通サイズのものは、手を掛けるなら肉詰めだろうか。
ちょいと小さめだったりいびつだったりするものは、シンプルに油炒めが良い。
栄養学的に、油と相性がいいのである。
へたと種を除いて、ひと口大に切る。タネは噛むと辛いが、多少残っていてもアクセントと言える。
ベーコンとともに、少量の油で炒める。味は塩胡椒、仕上げに醤油を一回し。
ベーコンは必須だ。ソーセージでは駄目なのだ、ピーマン臭さが却って際立つ。
迂闊にあれこれ入れてはいけない。すべてピーマン臭になってしまう。
加えるなら人参一択だ。色目も美しく、ピーマン臭にも負けない。
不味くするなら、ピーマンの味噌味煮つけが筆頭か。
色見は鈍くなり、臭いはすべてピーマン、ピーマン、ピーマン!
そんな話をしていたら、姑が作った味噌汁にパプリカが浮いていた、と知人がこぼした。
流石に気まずいというか、気の毒で二の句が継げなかった。
昨日いただいたピーマンを前に。
うむ、旨そうw




