4章 激闘レインオラクル 28話-マナリリアン対ガンドリア
〈28-1 いっぱい食べる〉
キサラギ
『おかえり、ナイン』
キサラギは泣きながらそう言うが
ナインは不思議そうな顔で「誰だ?」っと言った
ポカンとした顔でキサラギはナインを見る
キサラギは自分の名前を伝える
5歳の時の友達だった事も
ナインは少し考え
「あぁ、あの時の」っと軽そうに答えた
ナインの中では
昔の出来事などもうどうでも良かった
皆はネルとナインの元に駆け寄ると
ナインはローズストーン国の機士に
イオン博士から預かった物を手渡す
それを見たノノカは驚いた
ノノカ
『コレって!!
魔装壁やフォトンショックウェーブの
詳細な資料ですよ!?』
ネル達は驚く
リューネ姫はナインのそばにやって来ると
ナインは皆に言った
ナイン
『この娘はレインオラクル国の姫
リューネ姫様です、そして私達は
レインオラクル国から逃げてここまで来ました』
▶︎ローズストーン国 城 会議室
ロニーはナインとリューネを城に招き
2人から詳細な話を聞いた
ナインとリューネが知っている
レインオラクル国の情報を
ロニー
『なるほど、レインオラクル国の王はもう...
貴方達はレインオラクル国の人達を止める為に
ここに来たのですか』
ナイン
『そうです
何も知らない人達がレインオラクルには沢山います
その人達が知らぬ間に
戦争に巻き込まれ死んでいくのは見過ごせません』
アズサ
『貴方はナンバーズって機士のメンバーなんでしょ?
なんでレインオラクル国は
私達を滅ぼそうとしてんのよ?』
ナイン
『私にも分かりません、その情報は一部の
幹部のメンバーしか知り得ないのです』
リューネ
『一族の復讐、ドルズ大臣はそう言ってました』
デルク
『一族の復讐?』
その言葉に
ネル達はなんの事か考えた
だが
いくら考えても分かるわけがなく
ロニーはリースとノノカに
ナインが持って来た情報を調べるよう言う
リース
『任せてくださいっす!!』
ノノカ
『そうですね、一刻も早く
二つの問題を解決しないとですね』
リースとノノカは協力し
魔装壁とフォトンショックウェーブについて調べた
身寄りが無くなったリューネ姫を
ナインは誰かに預かって欲しいと頼む
すると
奥で聞いていたアテナ女王がやって来て
リューネを抱き締め言った
アテナ
『こんなに小さいのに
大変だったな、怖かったな
私がお前を預かろう、嫌か?』
こんな優しくしてくれたのは
父親だけだったリューネは子供らしく泣き始め
アテナに抱きつく
リューネは12歳という年齢で
大変な思いをして来た
そんなリューネを見て
ナインは良かったっと心で思った
アテナはリューネを我が子のように可愛がる
アテナ
『お腹は空いてないか?ローズストーン国には
美味しい食べ物が沢山あるぞ?』
リューネのお腹はグゥーっと鳴り
恥ずかしそうに頷く
アテナは腕の良い料理人達に
最高級の料理を皆に振る舞った
ハルタンは喜びながら大量に料理を食べ始め
ナインとリューネもムシャムシャと爆食いし始めた
その光景を見たネルは思った
レインオラクルの人は大食いする人が多いのか?
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〈28-2 無口な奴〉
▶︎レインオラクル国
アランは帰還すると直ぐに妹がいる部屋に向かう
【アイナ】
アランの妹 魔族の子供
アイナは兄が来た事に喜ぶ
アイナ
『お兄様!!』
アラン
『遅くなったなアイナ』
アイナは兄の心配をするよう アランに言う
アイナ
『お兄様!もうやめてください!!
魔装機で戦っていたら
いつかお兄様も死んでしまいます!!』
プルネン
『おやおや侵害ですね、
お兄様のガンドリアはそう簡単に負けませんよ』
そう言って来たのは
部屋に入って来たプルネンだった
アイナは不機嫌そうにプルネンを見る
アランはプルネンに言った
アラン
『そう言えば、この国の姫が攫われたらしいな
追わなくてイイのか?』
プルネン
『もうどうでも良いですよ
この世界はもう時期私達の物になるのですから
姫が生きていようがなんでようが
結果は変わりません』
アラン
『そうか』
プルネン
『それと貴方と仮面には次の任務を任せますよ』
アラン
『魔竜の時と同様に
倒された魔物の魔力を集めるんだろ?』
プルネン
『そうです、バックベアードがやられた付近に
濃い魔力が充満しているはずです
それを貴方達に回収して貰います』
アラン
『分かった』
プルネン
『それと』
アラン
『まだ何かあるのか?』
プルネン
『ネルとマナリリアン、彼らは面白いですね、
是非我々レインオラクル国の物にしたいです
彼らの回収をお任せしますよ?』
アラン
『フン』
アランはこの日が来たと感じ 不気味に笑う
アイナはアランの心配をする
アイナ
『ダメですお兄様!!』
アラン
『大丈夫だアイナ、必ず生きて戻る』
アランは部屋から出ていくと
プルネンはアイナの顔をじっくり見ながら言った
プルネン
『貴方もお兄様と同じ魔族の血が流れているのです、
その血はやがてこの世界を変えてしまう程の
素晴らしい力を持っているのですよ?』
アイナは悔しそうな顔でプルネンを睨む
その顔に
プルネンはゾクゾクとする感覚を味わった
▶︎バンカー
アランはガンドリアV2の場所に向かう
オリーブ博士はアランに言った
オリーブ
『準備万全、いつでも発進できるよ』
アラン
『あぁ』
オリーブ
『それと魔力の回収は
いつも通り魔神石に取り込んでくれよ?』
アラン
『わかってる』
アランが返事をすると
No.1の機士、仮面がやって来る
仮面は何も喋らず
アランを見つめる
仮面
『......』
アラン
『お前も同行するんだったな、
俺の邪魔はするなよ?』
仮面は一言も発せず、アランを見る
アランは不気味に感じた
仮面は
この国で最強の機士
勿論
魔族のアランやガンドリアをも
上回ると言われている
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〈28-3 フォトンショックウェーブ〉
▶︎ローズストーン国
キサラギはナインに
今のローズストーン国を案内する
ナインはキサラギに言った
ナイン
『昔とは何もかも違うな、
知らない店や場所ばかりだ』
キサラギ
『アレから何十年も経つ
街だって店だって変わっているよ』
しばらく歩くと
前の戦いで破壊された区画に付く
ナインはその光景を見て
戦争の恐ろしさを改めて実感する
ナイン
『私達レインオラクルが済まなかった』
キサラギ
『何言ってるの?
ナインは元々ローズストーンの人じゃない』
ナイン
『..嫌、私はこの国から捨てられた孤児
今はレインオラクルの機士だ』
そう言うナインの顔は
真っ直ぐと何処かを見ていた
キサラギは少し寂しくなった
足元に落ちていたボロボロの人形を取り
ナインは悔しがる
▶︎管制塔
1人のオペレーターは何かに気づく
オペレーター
『うん?レーダーの様子がおかしい?』
管制塔の機械類の調子が悪くなり
兵士は直ぐに目視で辺りを見渡す
すると
前にローズストーン国に現れたガンドリアが
グレートホールの真上で何かをしていた
直ぐに兵士は
隊長達に連絡しようと、無線機を取ると
急に無線機が使えなくなった
ロニーも、外からとんでもないマナ量が
接近している事に気づき
直ぐに機士達を魔装機に乗り込むよう言う
だが
魔装機は起動出来ず
女帝機やドラグーンですら動く事が出来なかった
外に居た
仮面の乗る魔装機
ワンオブザワールドが
強力なフォトンショックウェーブを使い
ローズストーン国全体に
機械類の制御を出来ないようしていた
アランはその凄さに感心する
アラン
『流石仮面のワンオブザワールド
唯一フォトンショックウェーブを
使えこなせるだけはあるな』
仮面
『......』
唯一動く事が出来たマナリリアンと
フォトンショックウェーブに
耐性があるディアスカスは
ワンオブザワールドとガンドリアの前に出る
ナインはネルに言った
ナイン
『気をつけてください!
彼らはレインオラクル国の最強の魔装機です!!』
ネル
『だろうね』
ネルは
ワンオブザワールドとガンドリアを睨む
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〈28-4 遠隔操作の武器〉
▶︎ローズストーン国の門の前
魔力を吸い終わったガンドリアは
ワンオブザワールドの隣りに立った
ネルとナインは 何としてもこの2機を
ローズストーン国に入れてはいけないと感じる
アランはネル達に言った
アラン
『ネルとマナリリアン
お前らをレインオラクルに引き渡せば、
今日の所は
お前達に危害を加えない事を約束してやるよ』
デルクは駄目だ!っと叫ぶ
今マナリリアンが奪われれば
レインオラクルに対抗する手段が無くなる
その事は皆も分かっていた
しかし
街の人達を助けるため
時間を稼いで
魔装壁やフォトンショックウェーブの対策をする為
ネルはその条件を受けようと考えた
ネルの様子がおかしいとナインは感じ
ネルを止める
ナイン
『ダメだネル!、奴らのもとに行けば
お前も殺されるかも知れない!!』
ナインはそう言うが、ネルは戸惑う
このままではどのみち
この2機にやられる可能性がある
ディアスカスはランスを構え
ガンドリアとワンオブザワールドに攻撃しようと
突撃する
ワンオブザワールドは手を広げると
腰に付けられた剣のような武器が空中に浮
ディアスカスに攻撃する
ノノカとリースは驚く
ノノカ
『遠隔操作の武器!?』
リース
『凄すぎるっす』
ソードビット、ワンオブザワールドの武器の一つ
無数のソードビットから魔弾が放たれ
ディアスカスは無数の穴が空き地面に倒れる
ナインは強すぎるワンオブザワールドに
どうする事も出来なかった
凄まじい攻撃に
ネルも驚いていると アランはネルに言う
アラン
『そうだよな?
そう簡単に付いて来られてもお前も困るよな?』
ネル
『なんだと!?』
アラン
『俺がお前を倒して
無理矢理にでもレインオラクルに連行してやるよ』
ネル
『俺が勝ったら、大人しく引き上げると約束しろ!』
アラン
『安心しろ、お前は俺に負ける』
アランは仮面に言う「手を出すなよ」っと
ガンドリアは空を飛ぶと
マナリリアンもマナ解放を使い空を飛んだ
ネルは被害が出ないよう
何処か遠くで戦おうと提案する
アランは了解し
ガンドリアとマナリリアンは何処かに飛んでいく
ローズストーン国の門の前には
仮面が乗るワンオブザワールドだけが残された
皆はワンオブザワールドに怯えていたが
仮面は何もせず
アランの帰りを待つ
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〈28-5 水上の戦い〉
マナリリアンとガンドリアは
ローズストーン国から遠く離れ海までやって来た
海の上で空中に浮かぶ
マナリリアンとガンドリア
ネルはアランに言う
ネル
『ここなら大丈夫だ』
アラン
『ならいつでも来いよ?
あの時のガンドリアより今は強いぞ!』
マナリリアンは剣を抜き ガンドリアは刀を構える
マナリリアンはブラストを使い
ガンドリアに攻撃するが
ガンドリアはブラストを避け、刀から電撃を放つ
ネルは直ぐに
デフォンウォールでバリアを張るが
電撃は簡単にバリアを破りマナリリアンに直撃する
ガンドリアは刀で攻撃してくる
マナリリアンは盾でガードして距離を取る
アラン
『どうしたネル?
お前とマナリリアンはこの程度なのか?』
マナリリアンは
ファントムイリュージョンを使い
無数の幻影を出現させる
アランは少し驚いたが
ガンドリアの背中に搭載された丸いエンジンから
無数のミサイルを飛ばす
幻影はミサイルの攻撃を受け
無数にあった幻影は消えた
もう一度ガンドリアは
ミサイルを飛ばす
マナリリアンの目の前に
無数のミサイルが飛んできた
ネルはマルチロックブラストを使い
ミサイルを全て撃破する
ガンドリアの左手から
ワイヤーが飛び出し、マナリリアンを捕まえる
ガンドリアはそのままワイヤーを引き戻し
マナリリアンを引き寄せると
そのまま蹴りを入れ
マナリリアンを水面に叩き落とす
マナリリアンはアイスフォースを使い
海を凍らせ足場を作り
そのまま着地し
もう一度空中に飛ぶ
ネルは前と比べられないほど
強くなったガンドリアに、
正直に勝てそうにないと感じる
アランはネルに聞く
アラン
『どうだ?
魔力や人の生命の輝きを吸って強くなった
俺とガンドリアの強さは?』
ネルは焦る
このままでは勝てない、どうにかしないと
未だかつてここまで苦戦する相手に
ガンドリアは刀をしまい
ネルに言った
アラン
『どうしてお前はそこまでして戦う?』
ネル
『どうしてって?』
アラン
『お前もマナが無いのだろ?
魔族もマナが無く魔力で生きている
お前も魔族なんじゃ無いのか?』
ネル
『俺が!?』
アラン
『そうだ!、お前は普通の人間じゃない、
ならお前も人とは違う生き物なんだ
この世界の文明を滅ぼして来た人間共に
お前も復讐したいとは思わないのか?』
ネル
『俺は...』
ネルが油断すると
ガンドリアはゆっくりと近づく
アランが油断したと騙されたと分かったネルは
マナリリアンの盾をぶん投げ
ガンドリアの視界を塞ぐ
アランはネルにキレる
アラン
『テメェ!!』
ネル
『俺は俺だ!!人間だ!!』
マナリリアンはガンドリアに飛び膝蹴りを喰らわし
ガンドリアは海の中に落ちていった
水中では魔装機が動かない事を知っていたネルは
ガンドリアを倒したと思った
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
〈28-6 無敵のガンドリア〉
ガンドリアを海に落としたネルは
アランが落ちた海の中を見ていた
すると
水面からゆっくりとガンドリアが現れる
ネルはガンドリアは無敵かと頭の中で思った
アランはネルに言う
アラン
『水中に落とせば
ガンドリアを倒せると思ったのか!!』
ネル
『嘘だろ!!』
ガンドリアは空中に浮かぶとマナリリアンに突撃し
マナリリアンを掴む
必死にガンドリアを引き剥がそうとしたが
パワーが違いすぎ、
マナリリアンはガンドリアと一緒に
丘の方まで運ばれる
砂浜にマナリリアンを叩きつけ
ガンドリアからは凄まじい電撃が放たれ
ネルは悲鳴をあげる
数秒後
ネルは気絶し、マナリリアンは動きを止めた
▶︎ローズストーン国
ワンオブザワールドにロニーは話しかける
何故こんな事をする?
どうしてお前はレインオラクル国の味方をする?
お前は誰なのかっと
だが
ワンオブザワールドに乗る仮面は
何も喋らなかった
無口な相手に
ロニーはお手上げだった
シャロは怒る
シャロ
『アンタ達のせいで
この国はメチャクチャなのよ!!
なんとか言いなさいよ!!』
シャロがそう言うと
リオンはシャロを止めようとする
仮面はシャロとリオンを見ると
コックピットを開き 外に出た
ワンオブザワールドから
仮面を被った女性のような機士が現れ 皆は驚く
仮面はリオンとシャロの近くに近づき
2人をジッと見た
シャロ
『なっ何よ?』
リオン
『なんですか...』
外に出て来た事が分かると
ダイヤモンド隊の隊長キサラギは
仮面に魔法を使い攻撃する
ロニーは仮面のマナを察知し
キサラギに「やめろ!!」っと声を荒げる
仮面は魔法を弾き返し
左手を使い、魔法でキサラギの首を締める
キサラギの足は宙に浮き
誰かに首を締め付けられるかのように苦しみ始めた
それを見たリオンとシャロは驚き 仮面に言う
シャロ
『何してんのよアンタ!!』
リオン
『止めてください!!』
すると
マナリリアンを背負ったガンドリアが帰って来る
アランは仮面に言う
アラン
『何やってる? 用事は済んだ、帰還するぞ』
仮面は魔法を解き、キサラギは地面に倒れる
リオンとシャロはキサラギの心配をした
そんな2人に
仮面は誰にも聞こえないよう言った
仮面
『お前達はここにいてはダメだ、
これ以上国の争いに関わるな』
リオンとシャロは驚く
全く口を開かなかった仮面は
リオンとシャロにだけそう言って
ワンオブザワールドに戻る
マナリリアンが負けた事を知ったデルク達は
悔しそうにしていると アランは教えてあげた
アラン
『ディナガードの奴らか、言い事を教えてやるよ
俺達レインオラクルは
お前達と全面戦争をするつもりだ
ディナガードも今頃はどうなっているかな?』
デルク達は驚く
その言葉の意味がどう言う意味なのか
理解は出来ていた
ガンドリアとワンオブザワールドは
ネルとマナリリアンを奪い、何処かに去って行く
ワンオブザワールドが居なくなると
魔装機や機械類が動くようになった
デルク達は
ネルとマナリリアンを失った
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