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魔装機マナリリアン  作者: ロア
    魔王復活編 4章
35/120

4章 激闘レインオラクル 27話-国を捨てた機士

〈27-1 新たな襲撃者?〉


▶︎ローズストーン国


 ローズストーン国では

 破壊された街を元通りにしようと

 機士団達は毎晩徹夜で働いていた


 デルク達

 ディナガード国も

 ローズストーン国の人達の手助けを

 自分達なりに頑張っていた


 マザーブレインを倒した

 ネルとリオンを

 ローズストーン国の民達も機士達も女王も感謝し

 2人を英雄と呼ぶ者もいた


 リオンはローズストーン国の正式な機士になった



 数日後

 亡くなった人達を弔う儀が行われた


 機士達は各々の仲間の死を悲しんだ

 レイナとノノカは

 ダイヤモンド隊のユナハの事を思い出し

 レイナはノノカに言った



レイナ

『アイツ、嫌な奴だったけど

 アイツなりの信念が合ったから

 機士をやってたんじゃ無いかな?』


ノノカ

『レイナさん...』


レイナ

『死んでいった機士達の分も

 私達がこの国を守るために戦う、

 だからユナハは天国から見守ってね』



 レイナは目をつぶり手を合わせる

 それを見たノノカは 同じようにした


 ダイヤモンド隊の副隊長のタナミアは

 その場に居なく 寮で1人になっていた


 ユナハの死後

 タナミアは立ち上がる事が出来ず

 1人悔やむ事しかできなかった



▶︎酒場


 次の日

 酒場で大いに盛り上がる機士達がいた


 その機士は

 ガーネット隊のダンだった

 ダンは左目に眼帯を付け、

 牛乳の入ったジョッキを手に持ち

 ガーネット隊のメンバー達に言う



ダン

『この度!

 正式にガーネット隊の副隊長になったダンだ!!

 皆!今日は私の奢りだ!!存分に酒を楽しめ!!』



 ダンの言葉にガーネット隊の機士達は喜び、

 ダンの副隊長記念を祝う

 ガーネット隊には長らく副隊長が不在だったが

 アズサの決定で

 ダンが正式に副隊長に選ばれた


 ダンは

 死んでいったゼルとバインに誓う

 必ずお前達の分まで私は戦い抜くっと


 ダンはジョッキに入った牛乳を

 一気に飲み干した

 部下の1人が

 ダンのジョッキにおかわりを入れる


 ダンはジョッキに何が入れられたのか確認せず

 そのままもう一度飲もうとする

 すると



ダン

『ウグ!!なんだコレわ!! 酒じゃないか!!

 私は酒は飲まんと言ってるだろ!!』



 ダンは酒を吐き出し

 注いでくれた機士に怒る



▶︎トパーズ隊の施設


 ロニーは

 整備士のビドルとリース

 デルク達を呼び、話し合っていた


 シャロは不満そうに ネルとリオンに言う



シャロ

『アンタ達ばっか英雄とか言われてさ、

 全く失礼しちゃうわ!私だって頑張ったんだから』



 リオンはシャロにお礼を言い

 ネルもシャロは凄いよっと褒める

 納得できなさそうなシャロは

 ネルに言う



シャロ

『もう私はマナリリアンには乗らないから』


ネル

『え?どうしたの急に?』


シャロ

『私はリオンと一緒にドラグーンに乗るわ!!

 だって、リオンの方が優しいんだもの!!』


ネル

『そっか、

 コレで耳元で吠えられる心配が無くなるのか』



 ネルがそう言うと

 シャロは怒り、ネルの耳に噛みついた


 ネルは凄く痛そうにリオンに助けを求める

 リオンは気まずそうに苦笑いをする


 ネル達がそうしている中

 ロニーは整備士のビドルやリース

 ディナガード国のノノカに聞いた



ロニー

『フォトンショックウェーブに

 対抗する手段は検討が付いているのかい?』


ビドル

『無いね、

 あんな物使われたら私達に勝ち目は無いよ』


リース

『せめて何か資料や情報があればいいんすけど』


ノノカ

『ハルタンさんのバスタードに

 フォトンショックウェーブの

 機械らしき物が搭載されています

 それを分解すれば何か分かるかと思ったのですが』


リース

『点でダメっす

 私達のレベルを遥かに上回る技術で

 直す所か調べる事もできないっす

 まるでこの世界の機械じゃない見たいっす』


ビドル

『それにレインオラクルの魔装機には

 魔装壁ってシールドがあるんだろ?

 今回は使われる以前の問題で使われなかったけど

 もしそれも使って来たら

 普通の機士達じゃ太刀打ち出来ないよ』


ロニー

『うーん、どうすれば』



 ロニー達が悩んでいると

 1人の機士が慌てた様子でやって来る



ローズストーンの機士

『大変ですロニー隊長!!

 レーダーに

 レインオラクルの魔装機と思われる反応が!!』


ロニー

『なんだって!?直ぐに防衛の準備を!!』


ローズストーンの機士

『それが、相手は1人で

 オープン回線で

 ネルとマナリリアンを出せっと言ってます』


ロニー

『1機?単独で来たのかい?』



 ネル達は直ぐに外に出て

 門の前にいるレインオラクル国の魔装機を確認した

 そこには

 ナインのディアスカスがたった1機で立っていた

 ナインはスピーカーを使い言う



ナイン

『ネルとマナリリアンを出せ!!

 私は貴方達ローズストーン国にも

 ディナガード国の人達も傷つける積もりは無い!!

 ネルとマナリリアンに話がある!!』



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



〈27-2 幹部〉


▶︎レインオラクル国 会議室


【ドルズ•バルファルス】

 男性 57歳

 レインオラクル国の大臣 幹部のリーダー


 ドズルは幹部のメンバーを集めて言った



ドズル

『時は来た、

 今こそディナガード国とローズストーン国を滅ぼし

 素晴らしきレインオラクルの時代を作り上げる時』



 その言葉に

 一部の幹部達は拍手をし

 一部の幹部達は不安そうにした


 1人の幹部が席を立ちドルズに苦言を言った



幹部のメンバー

『待ってください!!

 何故そのような事をするのですか!!

 戦争で国は豊かになりません!

 どうかもう一度お考えを!!』



 幹部のメンバー

 プルネンはその無礼者に言った



プルネン

『もしかして?

 大臣の彼にケチを付けるのですか?』


幹部のメンバー

『違う!!そうでは無いのだプルネン博士!!

 そうだ!王は、

 リューズ王はどのような考えで居られるのか、

 私達は聞く権利がある!!』



 ドルズが合図を送ると

 ナンバーズのNo.1の機士、仮面がやって来て

 その愚か者に魔法で首を絞める


 その者は苦しみ始め

 その場に倒れ死亡する


 ドルズは皆に言った



ドルズ

『私の意向は王の意向だと思え、

 他に反対を述べる者はいるか?』



 拍手をしなかった幹部達は下を向く

 ドルズは頷き、その場を去った


 幹部のメンバーだったイオンは

 下を向き、堪えていた



▶︎オリーブの研究室


【オリーブ】

 ガンドリアを作った若い博士 幹部のメンバー

 レインオラクル国でかなり頭の良い人物


 オリーブの研究室に イオンは居た

 イオンはオリーブが考えていた

 魔装機の資料を確認しオリーブに言った



イオン

『なるほど、魔石を重ね合わせ

 全く別のエンジンにか』


オリーブ

『そうです、そうすれば

 更に面白い魔装機が作れると思いますよ』



 オリーブはイオンにとある鍵を渡す

 イオンはコレは?っと聞く



オリーブ

『私には

 新しい魔装機を開発するよう言われましたので

 私の仕事をイオン博士に託すよう

 プルネンさんから言われたのですよ』


イオン

『まさかコレは!?』



 オリーブは言った

 そう

 この国の超重要人物がいる部屋の鍵ですっと


 イオンは地下深くの

 その人物がいる部屋に向かった

 扉を開くと

 そこには小さな女の子がいた

 その子は

 レインオラクル国の王様の子供

 リューネ•レディアント、この国の姫様だった



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



〈27-3 国を守る〉


▶︎レインオラクル国 地下 リューネの部屋


 リューネはイオンを見て言う

「また新しい監視役?」

 その表情からは

 全てを諦めてるように見えた


 イオンは知っていた

 この国の王はとっくにドルズに殺され

 今はドルズがこの国を支配していた事を


 王の死を知る

 リューネ姫は地下に監禁され

 幹部達のメンバーが

 交代で世話をしていると聞く

 イオンはリューネに初めて会い

 噂だと思っていた事が真実だったと知る


 イオンはリューネに言った



イオン

『お前の父上は』


リューネ

『殺されたわよ、知ってるでしょ?』



 イオンは黙る

 心の中で合ったモヤモヤが

 全て解き放たれる

 捨てられたナインを預かった時を思い出し



イオン

『こんな幼い子が地下に閉じ込められ

 何が正義のためだ、何が国のためだ

 私は愚かだったよビット』



 イオンは独り言のようにそう言った

 リューネは不思議そうな顔でイオンを見る


 次の瞬間

 イオンはリューネにとんでもない事を言った



イオン

『この国から逃げろ、お前はワシが助けてやる』


リューネ

『え?』



 今あった事をナインに全て話

 イオンはリューネと一緒に

 この国から逃げるようナインに言った

 ナインは戸惑いながらイオンに言う



ナイン

『どう言う事ですか!!

 もしこの事が他の人に知れたら!!』


イオン

『いいかナイン!!お前はお前の道を生きろ!!

 そしてこの子を助け、本物の機士になれ!!』


ナイン

『嫌です!!私は貴方の子なんです!!

 親を見捨てて生きるなんて!!』



 イオンは

 リューネとナインをディアスカスに乗せ

 大きな荷物を渡す



イオン

『いいか?ローズストーン国に行き、

 そこに居る人達にこの荷物を渡せ!!

 お前にはできる、生きろ!ナイン!!』



 イオンはディアスカスのコックピットを絞める

 ナインは泣きながらリューネを見る



リューネ

『私を置いて行ってもいいのですよ、

 どうせ私は殺される身、

 貴方に迷惑をかけれません』


ナイン

『...私は、...』



 ナインはディアスカスを起動させ

 その場から直ぐに立ち去った


 ディアスカスが出撃した事を知ったプルネンは

 部下を引き連れバンカーにやって来る

 そこには

 イオンがたった1人で立っていた


 プルネンはまさかと思い

 小型の無線機を取り出し部下に連絡する



プルネン

『リューネ姫は今どこですか!?』


部下

『え?イオン博士と一緒だと聞き

 バンカーまで通しましたが』



 プルネンは無線を切り イオンを睨みつける



プルネン

『良くもやってくれましたね』


イオン

『ワシはこの国を守る約束を果たしただけじゃよ』



 イオンは持っていた毒薬を飲み

 その場で自害する

 プルネンは怒りを剥き出しにする



プルネン

『クソジジイが!

 おい!!直ぐにこいつを通した兵士を殺せ!!』



 部下はプルネンの言う通りに行動した


 ナインはリューネを引き連れ

 ローズストーン国に到着した


 リューネはナインに聞く



リューネ

『ここがローズストーン国?

 どうやって皆様に話すのですか?』


ナイン

『私に考えがあります』



 ナインはそう言うと

 スピーカーを使い

 ネルとマナリリアンをこの場に出すよう

 ローズストーン国に響き渡るよう言った



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



〈27-4 決着をつける機士〉


▶︎ローズストーン国 門の前


 ネルはマナリリアンに乗り

 ナインが乗るディアスカスの目の前に出た


 ナインはスピーカーを使い言う



ナイン

『私はレインオラクル国の機士ナイン•クルセニア

 ネル!!お前とこの場で決闘を申し込む!!』



 その言葉を聞いていた キサラギは驚く

「ナイン?あのナインなの?」


 ネルはわかったっと言うと

 マナリリアンの剣を抜く

 それを見たナインは

 条件があると言い出した



ネル

『条件?』


ナイン

『そうだ!!

 まず1つ、今から1人の少女を降ろす

 その子を安全な場所に連れて行ってくれ』


リューネ

『ナイン!!』



 リューネは叫ぶ

 ナインは大丈夫ですっと言った


 ネルはわかった と返事をすると

 ディアスカスは腰を低くして

 リューネ姫をその場に降ろした


 直ぐにダイヤモンド隊の機士達が駆けつけ

 リューネ姫を安全な場所に連れて行く

 リューネはナインの心配をしながら見ていた



ネル

『コレでいいか?』


ナイン

『あぁ問題ない、

 次に、本気で私と戦え!!

 この前の戦いがまだ終わっていないからな』


ネル

『...わかったよ』


ナイン

『最後に』


ネル

『まだあんのかよ』


ナイン

『卑怯なマネはするなよ?』


ネル

『.....あぁ!勿論だ!!』



 その言葉と同時に

 マナリリアンは剣を構え

 ディアスカスはランスを構え突撃する


 2機の魔装機の戦いが始まった

 マナリリアンとディアスカスは

 互角な勝負をしていたが

 その勝負を見ていたシャロは文句を言う



シャロ

『何やってんのよネル!

 どうして魔法やマナ解放を使わないのよ!』


リオン

『違うよシャロ、ネルさんは正々堂々、

 魔法が使えない

 あの魔装機と勝負をしているんだよ』



 リオンはシャロにそう伝える

 シャロは呆れた


 マナリリアンの攻撃が早くなると

 ディアスカスの盾は地面に落ちた


 ナインはしまったっと感じ

 ネルはトドメを刺そうと

 剣で斬りつけようとする



ナイン

『魔装壁展開!!』



 ディアスカスはシールドを張り

 剣の攻撃を防ぐ



ネル

『それはイイのかよ!』


ナイン

『コレは科学だ!魔法では無い!!』


ネル

『ならさ!』



 マナリリアンはマナを解放する



ナイン

『卑怯だぞ!!』


ネル

『コレは魔法じゃない!強化だ!!』


ナイン

『屁理屈を』



 ディアスカスはランスでマナリリアンに攻撃するが

 マナリリアンは残像を作り

 ディアスカスは残像を攻撃する

 その隙に

 マナリリアンはディアスカスを斬りつける

 魔装壁は簡単に破れ

 ディアスカスは地面に倒れる


 数分後

 ディアスカスからナインが降りて来ると

 ネルも一緒にマナリリアンから降りた



ナイン

『また卑怯な真似を使ったな』


ネル

『勝ちは勝ちだろ?』



 ナインはフンっと顔を横に向け

 またネルの顔を見て言った



ナイン

『あの時以来だな、お前の顔を見たのは』


ネル

『俺は初めてアンタの顔を見るけどな』


ナイン

『本当に男なのか?』


ネル

『男だよ!!』



 2人がそう言っていると

 駆けつけて来たキサラギがナインに抱きつく


 キサラギは泣きながらナインに言った



キサラギ

『おかえり、ナイン』


                   next▶︎28



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



〈0-J ナイン•クルセニア2〉


 1人の少女がレインオラクル国にやって来た

 その子は

 魔女であるがマナ量が低く

 機士には向かないと言われていました


 昔のレインオラクル国は平和で

 皆楽しそうに暮らしていました

 レインオラクル国は他の二ヶ国より機械が優れ

 ゲームにカジノ、テレビに映画

 娯楽が沢山ありました


 魔装機のレベルも

 他の国より優れていました


 少女は友達との約束を守る為

 機士になるべく、努力し頑張り

 魔装機の事だって沢山勉強しました


 ですが

 少女は強くありませんでした


 強くなければ機士には慣れません

 少女は機士の夢を諦めようとした時

 お爺さんは言いました

 お前だけの魔装機があれば

 お前も機士に慣れると


 お爺さんは何年も費やし

 少女の為だけの魔装機を作りました



 数十年後

 機士のキラは闘技場で対戦相手を待った


 新型魔装機のバスタードに乗り

 キラは性能を確かめていた



キラ

『凄いなこの魔装機は』



 対戦相手が来るぞっと言われ

 キラは対戦相手を見る


 そこに居たのは

 見た事無い魔装機に乗ったナインだった

 それを見ていた観客達はガッカリする

「おいナインってビショップ級の?」

「魔女レベルのビショップ級だろ

 アイツじゃキラには勝てないだろ」


 バスターソードを構え

 バスタードは突撃する


 次の瞬間

 見た事もない魔装機は バスタードを瞬殺し

 その場には謎の魔装機の身が立っていた


 観客達は驚く

 キラはバスタードから降り 驚く



キラ

『機士の私が!!お前はいったい?』



 ナインはスピーカーを使い 皆に言った



ナイン

『この魔装機はディアスカス!!

 私はナイン•クルセニア!機士になる者だ!!』

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