2章 ローズストーン前編 16話-生き残りの種族
〈16-1 変わり者のお婆さん〉
ネル達は村長が呟いた
変わり者のお婆さんの元に向かった
そのお婆さんに会えば、
ローズストーン国の情報を
何か聞けるのではないかと考えていた
山の奥深くに付くとポツンと一軒家が見えて来た、
デルクが家のドアをノックすると、
家の中から目付きの悪いお婆さんが出てきた
目つきの悪いお婆さん
『なんじゃお主ら?』
デルクは自分達がディナガードから来た事
先の村で何があったのかを説明した
お婆さんは悪態をついてドアを閉めようとすると、
ネルのポケットに隠れていたシャロが飛び出し
お婆さんに文句を言う
シャロ
『何よその態度!!
礼儀がなってないんじゃないアンタ!!』
お婆さんはシャロを見て驚き大声で叫んでしまう、
お婆さんの騒ぎを聞きつけ、
部屋の奥から
ネルと同じ背丈の男の子が飛び出して来た。
男の子
『どうしたんですかユナエラさん!!』
男の子はお婆さんを心配した
ネル達はその男の子を見て驚く、
その男の子の耳は人より少し長く
普通の人間では無かった、
レイナはビックリした
レイナ
『もしかしてエルフ族!?』
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〈16-2 エルフ族〉
エルフ族、
魔王が生きていた暗黒の時代に存在した種族
暗黒の時代には、
人族、エルフ族、ドワーフ族、
竜人族、フェアリー、そして魔王引き入る魔族
色々な種族が存在していた。
魔族の力が更に強まり
他種族は困り苦しんでいると
人族は魔装機と呼ぶ機械を作った。
魔装機の力は強力で、
魔物も魔族をも圧倒した。
余りの強大な力に、
他種族は危険視するようになった。
竜人族は言った、
その強大過ぎる力はやがて争いを生み
この世界も滅ぼすっと
他種族は強力し、
人族と戦争をする事になった。
だが、
人族の技術力は強大過ぎた
エルフ族
ドワーフ族
竜人族
フェアリー
は魔装機に手も足も出せず...滅びた。
この世界には、
人と魔物だけが残った。
ユナエラお婆さんはネル達に言った
ユナエラ
『まさか内のリオン以外に
フェアリーまで生きて居たとはね』
エルフのリオンは、
ネル達にお茶とお菓子を持ってきて机に置いた、
ハルタンは出されたお茶とお菓子を
遠慮なくバクバク食べ始めた
リオンは皆に自己紹介をする
リオン
『初めまして、リオン•ノア•テリスティンです』
礼儀正しいリオンに
ネル達も自己紹介をした
デルクは2人に尋ねた
デルク
『何故エルフ族がここに?』
ユナエラはリオンの顔を見て、
深く溜息をして喋り始めた
ユナエラ
『10年...いやもっと前だったか?
私は予言の魔女
アヴィニア•レイナードに付いて調べていた。
アヴィニアの予言には
世界が滅ぶとの予言があった、
村の人達にその事を言うと、
私は変人扱いを受け、村を追い出された
追い出された後、私はこの家に住むようになった
そんなある日の事じゃった、
顔も隠した長いローブを着た女が
赤子だったリオンを抱いてやって来た、
女は言った、何も言わずこの子を預かって欲しいと
赤子の耳は人とは違い直ぐにエルフ族だとわかった
私が女に文句を言おうと思ったら、
女は赤子を地面に置きその場から消えていたんじゃ
赤子を包んでた毛布の中に
リオン•ノア•テリスティンっと
書かれた紙が入っていた、
この子の名前はわかったが、
あの女が何者だったのかは分からなかった。』
ユナエラの話を聞き、デルクは考えていた
リオンを抱いて現れたと言う
女性が何者だったのかと
ユナエラは匂いを嗅ぎ始め言う
ユナエラ
『お主ら、少し臭うぞ。』
ネル達は長旅の間、体も洗えず少し臭っていた、
この近くに温かい温水が湧き出る場所がある、
そこで体を洗ってこいっとユナエラは言った
レイナ、ノノカ、シャロは喜んだ、
レイナは
ネルとゼラウドの顔を見て念を押す
レイナ
『覗いたらタダじゃ済まないからね』
ヘイヘイっとゼラウドが返事をすると、
リオンは人数分の大きめな布を渡し
「コレで体を拭いてください」っと言った。
ハルタンはお菓子を食べながら言う
ハルタン
『風呂なんて入んなくてもいいだろ?、
それより私はもっとお菓子が食べたいぞ!!』
レイナは、嫌だーっと叫ぶハルタンを引っ張り
リオンの案内で温水が出る場所に向かった
ハヤトとノノカとシャロも
レイナの後について行った
ユナエラはデルクに言う、
見せたい物があるから付いてこいっと
デルクは言われるがまま、
ユナエラの後ろをついて行った
ネルとゼラウドは2人残された、
ゼラウドはネルの顔を見ると、
少し落ち込んでる様にも見えた
無理もない、
さっきの村で人が沢山の人が死ぬ姿を
この小さな子供は見たんだ、
しかも自分と同じ男の子まで..
ゼラウドは考えた
ゼラウドはネルに元気づける為言う
ゼラウド
『お前に見せたい物があるんだ!付いて来い!』
ネルはそれが何か気になり、
ゼラウドについて行った。
ゼラウドはネルを元気付ける為、
嫌、男として元気にさせるため、
レイナ達がいる温水の場所に向かったのだった!!
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〈16-3 アヴィニアの予言〉
デルクはユナエラについて行った
山の奥の洞窟に入り、深い深い階段を降りた
階段を降り終わると、その場所は行き止まりだった
ユナエラは足を止め、
光の魔法を使い、辺り一面を照らす
デルクは驚いた!
辺り一面の壁に誰かが書いたであろう文字が
びっしりと書かれていた
コレわ?っとデルクは言うと、
ユナエラはある場所を指差し読み始める
ユナエラ
『魔王死すこの世界に
3回の試練が世界に訪れる
1つ、
魔王の血を受け継ぎし者と戦うであろう
2つ、
この世界の者で無い者が世界を混乱の渦に沈める
3つ、
人々は大きな戦いを起こす』
デルクは信じられない!っと驚いていた
魔王の血を受け継ぎし者と言うのは
魔王残党と戦った撃滅戦の事であろうと分かったが
残りの2つを考えた
もしや、
今後三ヵ国は戦争を起こし
争い合う予言なのではないか?っと考えたが、
残り1つの、
この世界の者では無い者っと意味不明な言葉は
何か分からなかった
頭を悩ますデルクを見てユナエラは更に言う
ユナエラ
『最後の文字を見てみろ』
ユナエラの言う通り、最後の文字を読む
そこにはこう書かれていた
【書かれている文字】
この予言を書き残そうか私は悩んだ
だが真実を伝えたい
私はこの予言を最後に
予言をする事を止めよう
魔装機がこの世界を滅ぼし
この世界の生物は全て滅びる
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〈16-4 男のロマン〉
落ち込むネルを、
ゼラウドはある場所に連れて行く
茂みの多い場所に付くと、
ココだっとゼラウドは言った
大きな葉っぱを持ち上げ見てみろとネルに言う
ネルは言われるがまま
葉っぱを持ち上げ見てみると
そこには大きな温水があり
裸のレイナ、ノノカ、ハヤト、ハルタン、シャロ
の姿が合った
ヒャア!!っと声を上げそうになるが、
ゼラウドはネルの口を押さえた
ゼラウド
『おっと、声を出すとバレちまうぜ?』
ネル
『んんん、んんんん、んーんんんんっんん!!
(こんな事してどうなるか分かってるのか!!)』
ゼラウド
『何言ってるかわかんねーよ
それよりハヤトとハルタンを見てみろよ?、
かなりナイスな物をぶら下げてるぜ?』
ネルはシャロを見ると
フェアリーの羽はあんな風になってるのか
っと興味を示した
てっ!!こんな事してる場合じゃ無い!!
っと思いネルは暴れ始める
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〈16-5 温水〉
レイナ、ノノカ、ハヤト、ハルタン、シャロの5人は
リオンの案内で温水が湧き出る場所についた
リオンは案内を終えると家に帰っていく
レイナ達は温水に浸かり体を休めた
ノノカは気持ちよさそうに言う
ノノカ
『ローズストーン名物の
温水に浸かれるなんて幸せですね〜』
そうだねってレイナは返事をした
ローズストーンには、
温かいお湯が湧き出る場所がいくつか存在した、
ディナガードやレインオラクルには
このような場所は存在せず、
お湯を火で沸かすか機械で沸かすしか存在しない
シャロは皆の体を見て言う
シャロ
『ハヤトとハルタンは学生で、
レイナとノノカは20なんだっけ?』
そうですよっとノノカは気持ち良さそうに答える
シャロ
『だけど発育の良さは
ハヤトとハルタンの方が上みたいね』
そうシャロが言うと、
レイナとノノカの顔色が変わった
レイナはハヤトとハルタンの体を睨みつける
ハヤトは恥ずかしそうに体を手で隠すが、
ハルタンは何もわかって無い顔でレイナに言う
ハルタン
『どうしたレイナ?トイレ我慢してんのか?』
違う!!っとレイナが怒る、
何故レイナが怒っているのか
ハルタンは分からなかった
そんな事がありながら、
5人は温水で楽しんでいると
ハヤトは誰かの気配を感じて皆に言う
ハヤト
『誰かの視線を感じます!』
ノノカは怯えながら言った
「もしかして覗きですか?」
レイナ達が辺りを見渡す
ネルの口を押さえていたゼラウドはヤバイと感じ、
その場を離れようとした時、
足元の小枝を踏み大きな音を出してしまう。
しまった!っとゼラウドは思い、ネルを離すと、
ネルは逃げようと温水の方に走る、
そっちはダメだ!っとゼラウドは
追いかけようとするが、
足が枝に引っ掛かりネルと一緒に温水に落ちる
ネルとゼラウドが飛び出して来て、ノノカは叫ぶ
鬼の形相でレイナは2人を睨みつけていると、
ネル達が飛び出して来た方角から
大きな植物型の魔物が現れた
ハヤトは立ち上がり言う
ハヤト
『ギガンティックプラントです!!』
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〈16-6 ギガンティックプラント〉
ギガンティックプラントが温水に現れ、暴れ始めた
レイナ、ノノカ、ハヤトは魔法で応戦するが
ギガンティックプラントには効果がない
ハルタンは3人を応援する
ハルタン
『頑張れ〜』
レイナ
『アンタも手伝いなさいよ!!』
ハルタン
『自慢じゃないけど、私は魔法が使えないんだ!』
えっへんとするハルタンに怒りを覚えるレイナ
ギガンティックプラントは
無数の触手を使い大暴れする
このままじゃ勝てないっとレイナが思った時だった
ユナエラの家の方角から
誰かが乗ったロードナイトが現れ、
ギガンティックプラントの触手を掴む
レイナ達はビックリする、
今この場に魔装機に乗れる者は全員いるはず?、
まさかユナエラさんが?っと考えていると、
ロードナイトから声が聞こえてくる
リオン
『皆さん大丈夫ですか?、
騒ぎ声が聞こえて慌てて魔装機を借り、
ここまで来たんです。
あ!っ勝手に魔装機を使ってごめんなさい。』
その声の主はリオンだった
何故リオンが魔装機をっとレイナが言うと、
ノノカが言う、
「エルフ族は男性でも高いマナ量を持つと聞きます、
だから魔装機を使えたのかも?」
レイナはリオンが乗ったロードナイトの戦い方に
違和感を感じた、まるで魔物を殺さず、
追い払おうとしてるように見えた
ロードナイトは
ギガンティックプラントに吹き飛ばされ、
地面に転倒する
仕方ないっとレイナは思い
裸のままロードナイトに走りコックピットを開けた
リオン
『え!?レイナさん?、
て!?ちょっと待ってください、丸見えです!!』
レイナ
『いいから助手席に移動して、
この魔装機は私が操縦する!』
目を手で隠したまま、
リオンはロードナイトの助手席に移動する
目を隠してるせいでリオンは至る所に頭をぶつける
ギガンティックプラントがまた暴れ始め
ロードナイトに攻撃をする
レイナは体制を立て直し攻撃を交わす
マシンガンラピットを取り出し攻撃をすると、
ギガンティックプラントは簡単に倒す事が出来た
レイナは何とかなったと安心する
リオンは恥ずかしそうに助手席で言う
リオン
『とっとにかく、一旦降りましょう、
目のやり場に困ります』
照れてるリオンを見て、
この子は大丈夫かっとレイナは感じた
だが
許してはならない2人を
レイナは見て魔装機の足で攻撃する
ネルとゼラウドの目の前に
ロードナイトの足が落ちて来て、
2人は抱き合いながら怯える
レイナは2人に言う
レイナ
『さて、どう言う事か
説明してもらうわよ、お二人さん』
ネルは叫んだ
ネル
『誤解だぁぁぁ』
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〈16-7 死刑宣告〉
ネルとゼラウドはユナエラの家で正座をしていた
レイナ達の裸を覗いた罪で死刑宣告を受けていた
ネルは必死に弁解しようとするが、
最低です、
ネルさんそんな人だったんですね、
変態、
アンタその歳でませてるわねぇ
っと罵声が飛んでくる
ハルタンは見たけりゃ見せてやるぞっと言うが、
レイナとノノカはハルタンの口を押さえる
デルクは皆に言う
デルク
『2人の処罰は
ディナガード国に帰ってからでも良いだろう、
2人も反省しているんだ、
これからの頑張り次第で罪を軽くしてやれば良い』
レイナ達はネルとゼラウドを汚物を見るように見る
ゼラウドは平謝りしながら言った
ゼラウド
『本当に悪かったって、
それにお子ちゃまボディの
レイナとノノカは見られても平気だろ?』
その言葉にレイナとノノカは怒りのオーラを燃やし
ゼラウドをボコボコにした
ハンサム顔のゼラウドの顔がボコボコにされ、
もはや誰かわからない顔になってネルの横に倒れる
ネルは恐怖した、
今までのどんな事よりも
ユナエラはリオンに言う
ユナエラ
『この付近は道が複雑に入り組んでいる、リオン
お前がこの人達を
ローズストーン国まで案内してやりな』
リオン
『でも』
ユナエラ
『大丈夫だよ、ローズストーンの機士さん達も、
あの事で怒ってはいないよ』
小さな声で
わかったっと返事をするリオン
ネル達のチームにまた新たな仲間が加わった
ローズストーン国まで直ぐそこまで来ていた
ネル達の旅の終わりが見えて来たのだ
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