2章 ローズストーン前編 17話-決闘の刹那
〈17-1 9人の仲間〉
ネル達はローズストーンに向け移動をしていた
その夜
焚火で食事をする9人
最初はディナガード国から旅に出た
ネル、デルク、レイナ、
ノノカ、ハヤト、ゼラウドの6人だったが
今は新たに3人の仲間が増えた
フェアリーのシャロ
レインオラクルのハルタン
エルフ族のリオン
シャロやハルタンは料理を奪い合って騒がしく
リオンはユナエラの家を出てから大人しかった
ネルはリオンと話した
ネル
『リオンって何歳なの?』
リオン
『え〜と、ユナエラさんが言うには
僕と出会ったのが15年前って聞きましたから、
多分15歳だと思います』
ネル
『じゃあ俺と同い年だな』
リオン
『そうなんですか!』
リオンは少し嬉しそうに笑った
ネルはあの事に付いて聞いてみた
ネル
『魔装機の操縦を何処で習ったの?
ローズストーンの機士とも
面識があるみたいな事言ってたし』
リオン
『1年前、ローズストーン国に
ユナエラさんと行ったんです、その時に
機士団総隊長のアズマさんに目をつけられて、
そのまま魔装機での戦い方を学ばせて貰いました』
ノノカは測定機で
リオンのマナを測定してビックリする
ノノカ
『マナ量720!?
クイーン級に匹敵する量ですよ!!』
リオンは照れくさそうに話を続ける
リオン
『マナが高くても魔法も使えませんし
魔装機の操縦技術も上手くありませ、
それに僕は、戦う事が嫌いなんです、
誰かの命を奪うかも知れない力が怖いです、
だから僕は
機士団の皆さんから逃げ出し
ユナエラさんの家に戻ったんです』
悲しそうなリオンを見て、ゼラウドは言う
ゼラウド
『別にいいんじゃないか?戦うのが嫌いなら嫌いで、
そんな事でローズストーンの機士さん達も
怒っちゃいねぇーよ』
「ありがとうございます」
っとリオンはゼラウドにお礼を言った
明日も早いので
食事を終えた9人は寝る事にした
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〈17-2 ローズストーン国到着〉
ローズストーン国が近づくと、
その付近には大きな大穴があった
ネルはあの穴が何か聞いてみると、
リオンが答えた
リオン
『アレは
グレートホールと呼ばれる古代の遺跡ですね、
中には魔物が大量に住んでいると言われます』
ネル
『え!大丈夫なのそれ?』
リオン
『大丈夫ですよ、
魔物は穴から登ってくる事はあまりなく、
登ってきたとしても
ローズストーンの機士が直ぐに倒してますから』
ふーんっと
ネルは大穴を見ていた
グレートホールから20分ぐらいで
ローズストーン国が見えて来た、
ローズストーン国は
ディナガード国より大きな外壁が
城や街を囲っていた、
外壁だけでディナガード国の
5倍以上の広さがあるっとネルは感じた
ローズストーン国の門に付くと、
門の扉がゆっくりと開き、
中から、前にネル達と戦ったダンゼルバインと
見た事がない魔装機が出てきた
ダンはスピーカーを使いネル達に言う
ダン
『お前達がここに来るのはわかっていたぞ!
今日は我らがガーネット隊隊長の
アズサ隊長も一緒だ!』
【アズサ•レイナード】
ガーネット隊の隊長 クイーン級の騎士
アズサは呆れた口調で言う
アズサ
『アンタ達が取り逃すから
こんな事になったんだからね?分かってんの?』
ダンはエヘヘと笑う
使えない部下を持ったとアズサは呆れる
リオンは怯えながら言う
リオン
『ガーネット隊隊長のアズサ・レイナード!!
そしてあの魔装機はエリザベス!!
4女帝呼ばれる魔装機の1機です!!』
レイナは少し怯えながら言う
レイナ
『って事は、アレがこの国のクイーン級の魔女』
エリザベスは2本の剣を抜き、構える
ノノカはハルタンのバスタードに言う
ノノカ
『ハルタンさんは
戦いに参加せず逃げてください!!
まだバスタードは
完全に戦える状況じゃ有りません!!』
おぉっとハルタンは返事をして近くの木に隠れる
ダンは高笑いしながらネル達に言う
ダン
『アズサ隊長が出て来たからには
お前達はもう終わりだ!
さぁー隊長!
私と一緒に俗物どもを倒しましょう!』
ダンゼルバインが前に出ようとすると、
エリザベスがダンゼルバインに剣を向け、
足を止めた
困惑するダンを無視してアズサはネル達に言う
アズサ
『アンタ達が何の用か知らないけど、
そこのデルクって男は
前の三ヵ国会議で
お姉ちゃんに厄介払いされた人なんでしょ?
そんな人達と
私達ローズストーンは話し合いをする事は無いわ!
私が貴方達をディナガード国に帰らせる!!』
どう言う事だっとデルクが言うと、
アズサはネル達の魔装機に剣を向ける
アズサ
『貴方達の中から代表者を選びなさい、
ソイツを私が倒すから、
負けを認めて国に帰って貰う』
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〈17-3 一騎打ち〉
アズサ
『貴方達の中から代表者を選びなさい、
ソイツを私が倒すから、
負けを認めて国に帰って貰う』
アズサの言葉を聞き、デルク達は悩んでいた
この戦いに負ければこの女の言う通り、
もう交渉する議会は失われる
なんとしても、
この戦いを乗り越えなければならなかった
俺が戦うっとネルが言うと
デルク、レイナ、ハヤトは納得して
ネルに任せる事にした
結局の所、
この中で1番の戦力は
ネルのマナリリアンを置いて他になかった
リオンはやめるよう皆に言う
リオン
『無茶です!!
女帝機に勝てる魔装機なんて
女帝機以外にありません!!
痛い目を見る前に
言う事を聞いた方が良いです!!』
だが
リオンがそう言うが
誰もネルを止める者は居なかった
むしろ、
この人ならやってくれると
思わせる目でマナリリアンを見ていた
一緒に乗っていたシャロはネルに言う
シャロ
『大丈夫なの?』
ネルは自信に満ちた表情で言葉を返す
ネル
『大丈夫!、
ローズストーン国に近づいて来て感じたんだ
今ならマナリリアンの全力が出せる気がするって』
シャロはネルが何を言ってるのか分からなかったが、
シャロ自身も感じていた
いつものネルとマナリリアンでは無い事に
マナリリアンが前に出ると
ダンはアズサに言う
ダン
『気を付けてください隊長、
あの魔装機は
ゼルとバインを一瞬で倒した魔装機です』
アズサは何も言う事なく ネルに言う
アズサ
『貴方が代表って訳ね?
私はアズサ・レイナード、
総隊長のアズマ・レイナードの妹で
ガーネット隊の隊長
貴方の名前は?』
ネル
『俺はネル!ディナガードの機士だ!!』
そうっと小さく返事をすると
アズサのエリザベスは
マナリリアンにいきなり攻撃を仕掛けた
リオンはこの結末がどうなるかわかった
ネルのマナリリアンは一瞬で負ける
そうに違いないっと
だが結果は違った
マナリリアンは音速で攻撃を避け
エリザベスの両腕を剣で吹き飛ばす
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〈17-4 勝負は一瞬〉
リオンは有り得ない光景に口を開けていた
アズサのエリザベスはそのまま体制を崩し転倒する
エリザベスは両腕を無くし立ち上がる事が出来ず、
動かなくなった。
デルク達はヨシッ!っと喜ぶ
ダンは隊長が負けたっと怯えながら言う
リオンは信じられない光景を見ながら言った
リオン
『女帝機が一瞬で!?ネルさんが乗る魔装機、
マナリリアンって何なんですか?』
ノノカは私達にもわからないっと
恥ずかしそうに言った
エリザベスのコックピットは開き
アズサはマナリリアンに大声を出す
アズサ
『ふざけるな!!何だ今の力は!!
私が、私とエリザベスがこんな負け方...
ズルをしたんだわ!!
じゃなきゃ納得出来ない!!』
大声で叫ぶアズサに
「そこまでだ!」っと姉のアズマが止めに入る
総隊長のアズマの隣には
デルクが何処かで見た事ある女性と
知らない女性が立っていた
「お姉ちゃん」っとアズサは言うが、
姉は妹の顔を見る事なくデルク達に話し始める
アズマ
『お前達の話し合いを認めてやろう、城に入れ!』
でも!!っとアズサが言うと、
アズマは冷たい目をして妹に
アズマ
『私に恥をかかせるな』
アズサは尊敬する姉にそう言われ
悔しくて何も言えなかった
アズマと一緒に来た女性は、
リオンを見つけて声をかけた
ロニー
『アレ?リオン君じゃないか?どうしたんだ?
また機士に入りたくなったのかな?』
リオンはゼラウドの後ろに隠れる
あははっと苦笑いをしながら、
ネル達に自己紹介をする
ロニー
『初めましてディナガードの皆さん、
私はトパーズ隊隊長のロニー・アバンタイトです、
そして向こうに居るのが』
キサラギ
『キサラギ・クルセニアです、
ダイヤモンド隊の隊長をしています』
ゼラウドはビックリして言う
ゼラウド
『クルセニアって!!クルセニア家の人なのかい!?
驚いたなぁ、
最強の家系と呼ばれる一族にあっちまうなんて』
ネルとレイナとノノカは
クルセニアって何処かで聞いた事があるなぁっと
考えたが思い出す事は無かった
そうこうあり
ネル達は
無事ローズストーンに辿り着く事が出来たのだった
2章 ローズストーン前編 完
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