お姫様達との初顔合わせ。2
あのお姫様が私の所へ真っ直ぐに歩いてくる。
それも何の迷いもなく3人の家来(侍女)を引き連れて。
「初めまして。わたくし、ベガス国から参りました第一皇女のカルロッティナ・ベガスと申しますわ。」
「初めまして。わたくし、コット・ランダー国から参りました、フローレンス・フィールド・コットと申します。」
「まぁ~~~!遠い所からですのね。あなた様でしたわよね。初めてこちらへ来られて謁見された時わたくしとお出会い致しましたのよね。その時のあなた様ったら、ホホホホ・・・・キョロキョロと周りを見ておいででしたのものね。わたくし、どこの田舎姫だと思いましてよ。それに、あなた様の格好といったらとても・・・・わたくし、侍女だと勘違い致しましたわ。あなた様はベガス国を勿論、ご存知でしょう。」
「ベガス国?ベガス国って知りませんわ。わたくし、田舎から出てまいりましたものですから。ごめんあそばせ!」
「・・・・・・・・まぁ、良いでしょう。あなたの様な方は此処は場違いなのだと思いましてよ。さっさとお帰りになられたほうが良くってよ。ホホホホ・・・では失礼。」
いったい何が言いたいのか、さっぱり分からん!
でも、凄いよね。彼女を傍で見ると、顔も凄い美人で体もナイスバディ!叶〇子も顔負け、いいえ、彼女以上の存在感だわよ。彼女、ベガス国から来たって言っていたけどベガス国ってどこにあるんだ?
「お嬢様!凄い方でしたわね。それにしても酷いで御座います。お嬢様を田舎姫だなんて!」
「アン。私は気にしていないわ。それよりもベガス国って知っていますか?」
「ベガス国でございますか。知っています。あの国は今は国が危ないとか聞きましたが。でも、あの皇女様を見たらそのような事は噂に過ぎなかったので御座いますわね。」
「国家危機ですか。」
「お嬢様!また新しい、お菓子が来ました!取って参ります。」
国家危機・・・何時の時代でもあるのよね。
今、ヨーロッパでユーロ問題でしょう。米ドルも円高でどうなるか分からないし。
これから私が住むか分からない国が危なかったらイヤだしね。
先生には、集まっているお姫様の出身地の安全な国を調べてもらわなくちゃならない。
その中で一番、安定している国に住めば、私は一生安泰だしね。
ところで、ウチの国って経済その他は大丈夫なのかな?
一応、自分の国なのに全然、知らない。これこそヤバイではないのか!
それに、アンはお菓子を取りにばっかり行っている。それも「私のために」と言う名目でね。
たしかに、ここのお菓子は美味しいわ。
さてと!お腹も一杯になったし、ここに集まったお姫様の観察でもしようかな~。
でも、凄いわね~~!ドレスも凄いけど髪留めも宝石じゃないの!!
さっきのカル・・・カルなんとかって言っていたお姫様の周りのお姫様も遠慮してるわよね~~
やっぱり、目立っている!あんな風な貫禄ある人に声を掛けられたらどんな高貴な人でも緊張するわ!
私もさっき、イヤミを言われたんだもの。
この私を「田舎姫」だって!私、田舎姫って見たことが無いから何を基準にしてるんだろう?
そっちの方が興味が湧くわよ。
ふ~~ん。こう見比べるとドレスの趣味も違うわね。それに侍女も。
あの子、ドレスといいバッグも髪飾りもセンス良いわね~~。
きっと侍女のセンスが良いんだわ。それに、あの子といい侍女といい上品だし。みんなとオーラーが違うのよね。
これぞ!お姫様だわ。
その時、国王の執事?らしき男が何か喋っている。
そして、お姫様達がその執事に群がっているように思う。
私は動くのがめんどくさいし、傍まで行って聞きたいとも思わない。
アンが行って聞いてくれたら良いのだから。
「お嬢様!今、執事様からのお伝えを話されました。それは、各、姫様のお名前を呼ばれた方から国王様が個人的にお会いなさるそうです。お嬢様!凄い事ですねわね!」
「そうね。それより、早く部屋に戻りたいですわ。アン。」
「でも、今は部屋に戻る事は・・・・止めたほうが宜しいかと。」
「何故?このようなお茶会って初めてで疲れました。戻りましょう。アン。それとも、未だ此処に居たいのですか?」
「いいえ。私もお菓子もお腹一杯、頂きましたから。」
そして、私とアンはそそくさと部屋に戻ることにした。
早く部屋に帰って寝転びたいわよ。本当に、今日は疲れた・・・・
アンはまだ、美味しいお菓子の余韻が忘れられないのか、お菓子の話しばっかり。
まぁ、あのお菓子とお茶は最高に美味しいかったけど。ただ、それだけ。
そして、夕食は先生とアンと私で部屋で取った。
「フローレンス様。今日のお茶会は如何ですか?」
「そうね~~!皆様、お綺麗にでしたわ。そうそう、国王陛下も来られましたのよ。するとね、あの方達はまるで花に群がるようにお傍に行かれました。先生、カル・・・なんて言うお名前だったかしら、ベガス国の第一皇女様が来られてました。あの国は国家危機だとお聞きしましたが本当の事なのですか?」
「ベガス国・・・・・そういえば、私もあの国が国家危機だと聞いたことがありますね。それが何か?」
「ベガス国の第一皇女が何故、この国の国王の妃候補になるのですか?」
「・・・・・・。ベガス国の第一皇女が妃候補になるのは考えられない。やはり国家危機なのか?
フローレンス様。第一皇女はどのような方でしたか?」
「フフフフ・・・私にイヤミを言いに来られました。それも『田舎姫』って言われましたわ。本当に自信満々の態度でね。そして、一番に国王陛下のお傍に掛けて行かれて他の方達から注目を浴びておられたわ。本当に、凄かったですのよ。ねえ、アン。」
「もう、凄いのなんのって。わたくしも初めて見させて頂きました。」
「フローレンス様。『田舎姫』って言われて、その時はどの様にお答えされたのですか?」
「別に何も。このような時は何も言わないほうが良いと思ったのです。だって、煩わしいことです。」
「セスチャ様。あの方、お嬢様の事を田舎姫と仰ったのですもの。わたくし、腹が立ちましたのよ。コット・ランダー国のお嬢様でおられますのに!」
「アン。もう良いわ。私は皇女でないですから。コット・ランダーの家臣の娘ですからね。あの方から見ると私は田舎姫に見えたのでしょう。アン、良いじゃないですか。わたくしを田舎姫だと思われても宜しいですのよ。気にしません。」
「・・・・・・・・・」(先生。アン)
フフフフ・・・良い考えだわ。私達一行は「田舎の国から」このほうが自由にゆっくりできるわよね!
変に都会的な国の姫だったら大変だもの。それに、自分の国のことを聞かれたって私は何も知らないんだから。上手く私の事を誤魔化さなければならない!
この国の王妃が決まれば、私は自由の身。それまでの辛抱だと思えば良いのだし。
自由の身になるまで先生にウチの国の経済云々を教えてもらえば良いからね。王妃が決まるまでには・・・何日かかるんだ?まぁ、1ヶ月、2ヶ月で決まるわけはないから。その間に他の国のことを勉強すれば良い。今後の私のためでもあるんだから。
「お嬢様。国王様からのお呼びの時のことで御座いますが、この東棟は最後になります。そして国王様の家臣様からお知らせがあるそうですわ。」
「そうなの。知らせがあるのね。」
「そのようにお聞き致しましたが。」
「この棟はいつ頃になるのかしら?」
「・・・・分かりません。日、時間は家臣様が決められるようです。」
「早く、日や時間が分かれば良いのですが。」
「何故で御座いますか?」
「だって、そのような事は早く終わってしまったほうが良いでしょう。」
「でも、他の姫様の侍女の話だと準備する時間が必要だと仰っておられましたがお嬢様は時間は必要ではないのですか?」
「時間を掛けて何をするのかしら。」
「それはもう、決まっておりますわ!侍女達は自分の姫様を飾る事が生きがいですもの。それに姫様達も我こそは!というのもです。」
「暇な方達が多いのね。」
「お嬢様・・・・・」
「フローレンス様。まぁ、そのような事を仰ってはアンが可哀相です。良いのではありませんか。一度、ゆっくり国王とお会いされては。」
「わたくしが国王にお出会いしてもね~~」
「お嬢様!ダメで御座います!お嬢様の事をもっと国王様に知ってもらわなくてはなりません。ですからお声がかかったときは、わたくしに全てお任せ下さいませ!」
「・・・・・・・・」
「フローレンス様。出会っても損なことはありません。あなた様が知りたがっていた事を国王に直接聞けば宜しいのですから。」
「そうね~~。今日、お茶会で頂いた紅茶が凄く美味しかったのです。ですから茶葉のことをお聞きしますか。」
「茶葉ですか。フローレンス様、他には無いのでございますか?」
「・・・・・そうだわ!あのお菓子も美味しかったし、種類も多かったですわ。ねぇ、アン。いったい、どの様に作ったのかしら?誰が作ったのかしら?それもお聞きすることに致します。」
「お菓子と茶葉ですか。フローレンス様、まだ、日がありますからそれまでにお考えになられたら良いかと思います。」
「・・・・そうします。」
国王は集まった姫様、全員と出会うって大変よね。そんなに妃を貰うことに焦ってるのか?ここの国王は。でもね~~~会って何を話すんだ?私は別にないんだけど。下手に話すと私が偽者だと分かったら困るのよね。それまで先生にウチの国のことを教えてもらわないといけないしね。
本当に、めんどくさい!
この度、誤字ならびに主人公の名前の誤字を教えて頂きました。
有り難いと思っています。
私なりに注意を払っているつもりでしたが。
また、この様な誤字があるとは思います。
そして、ご指南をして頂けたら幸いです。
どうぞ、宜しくお願い致します。
まだ、書き始めて日も浅い私です。ヒヨコなので暖かい目で見て下さいませ。




