お姫様達との初顔合わせ。1
私達がこの王都へ来て一週間が過ぎた。
今、私が住んでいる東棟の他に南棟。西棟。の三つの棟で各国から集まったお姫様達が振り分けされている。北棟だけは誰も住んではいないらしい。
何でも、王妃が住む棟らしいのです。
私が住んでいる東棟のお姫様方はって言うと・・・はっきり知らない。
知らないっていうより見かけないからなの。
此処へ来た初日以来、お姫様を見たことが無い。
私達の姫様の部屋は続いていないから、まぁ、各列に1人ってことなのかも。
でも、分かるわよね~~~!王妃が決まるまではみんなライバルだから、気の強いお姫様なんかが陰謀を企てたらダメじゃない?これも、国王か賢い家臣が考えた事だと思う。
国王って果たして賢いのかが気になるのよね。
ほら、よくあるでしょう!馬鹿な国王に賢い家臣ってね。その行く末は賢い家臣に国を乗っ取られるって言う話しを。ウチの国はそうはなりたくないわよ!
まだ、ウチの王様の家臣は父様しか知らないし、NO1の家臣ってどのような人か会ってみたいじゃないの。ウチの父様もNO2だと聞いているけど、本当にNO2なのか疑う時もあるわ。
父様がNO2で王様に仕えているんだったら父様、国王も国民も・・・・・これ以上は言ってはならない!私の命が無くなる!
そして、私は「お茶会」っていうのものの招待を受けた。
きっと、それが姫様達の顔合わせだと思う。
「お嬢様。お茶会の時のドレスはこれで宜しいで御座いますか?」
「なんでも良いわよ。ドレスだったら。」
「お嬢様!!このお茶会は各姫様方の顔合わせなのですのよ!お嬢様がそのような事を仰っていてはどうするのですか!!」
「・・・・アン。初めに私が話した事を憶えていますか?私は何と言いましたか?」
「はい。・・・・・目立たず、静かに。です。」
「そうでしたよね。では、このような豪華なドレスは要りません。私はこの地味なドレスで行きます。」
「でも・・・・・」
「でも?アンの気持ちは分かります。だけど、私は国王陛下には興味はありません。」
「承知いたしました。」
アンの気持ちも有り難いんだけど、あの国王っていったら何も意思表示もなく、最低な男のようだったのも。そりゃ、私も少しは若き国王って言葉に期待もしたけど。あの国王ではねえ~~~
それに、ここの国王に嫁なんかが来るのだろうか?
私は嫌いだわ。
それよりも、国王の家臣のほうに関心があるわ。まだ、見たことがないけど。
それと大事な事があるのよ。各国のお姫様の出身地の事。
先生に手短に聞いた。
「先生。私が初めて国王に謁見の時に御出会いしたアノ姫様方の事を憶えてお出でですか?」
「・・・・!はい。あの方達ですね。あの時は驚きましたね。」
「そうです。あの気の強いお姫様は何所の国の方なのですか?」
「・・・・・・・分かりません。調べておきます。でも、もう1人の方なら知っています。あの方の国はユラルッチカ国の第二皇女様です。我国との貿易は綿です。あの方が何か?」
「いいえ。あの方、とても皇女様に見えないものでしたから。」
「・・・・・調べてみます。」
フローレンス様は鋭い洞察力をお持ちだ。
私も同じ事を考えていた。もしや、フローレンス様と同じ立場なのかもしれない。
私は気になるのよね。あの時のマリア様だっけ?とても皇女には見えないわよ。
何か、オドオドしててさ、もう1人の姫様ほうが皇女らしかったわよ。
皇女同士でも上下があるんだ~~!覚えておこう。
そして、私にとってどうでも良い「お茶会」の日が来ました。
勿論、アンを同行させて。
「お嬢様!凄いですわね!」
「本当に。でも、私達は関係が無いのですから部屋の端に移動しましょう。」
「・・・・はい。」
私達は部屋の端のテーブルに場所を取って色々な姫様を観察?してないけれど実質はそうなるんだけど。でも、凄い煌びやか!キンキン、キラキラよね。みんな高そうな宝石を指に腕に。それに、香水の匂いもきついわ~~!よくこれほどまでに各国から集まったものだわね。
この後景は離れて見ると「絵」になるわ。
でも・・・・それよりも何~~~!!このお菓子の数!!どれも美味しそうよね!!
今まで、見たことも食べたことも無い物ばっかり!
今ここで食べておかないと次は無い!!多分。
「アン。見て?凄い数のお菓子ですね。一つ、私に取ってきて頂けるしか?」
「ハイ!早速!」
「お嬢様!・・・・数が多すぎてどれが良いのか分かりません。だから、お嬢様も御一緒に・・・」
「そうよね~~~!では、私も!」
私とアンはお菓子を食べるのに夢中になって女二人の「お茶会」ってとこかな。
それに、このお茶の美味しいこと!!きっと最高級の紅茶よね。
このお菓子と紅茶は私の国に帰ったら絶対に味わえないもの。
そんな事を思いながら食べているから周りの声も耳には入らなかったのよね。
アンが「国王様ですわ!国王様がここへ来られました!」と凄い勢いで言うもんだから、国王に興味の無い私は「そうですか。」とだけアンに応えながら見たら、本当に凄い光景です!
まるで、電気の周りに蝶や蛾が集まって行くようでアッ!というまに国王はお姫様方に囲まれていました。同じ女の私でも引いてしまうわ!
まぁ、私はその場面を見ながら相変わらずお菓子に舌鼓を打っていました。
その時。
「フローレンス姫。あなたは国王の傍に行かれないのですか?」
「・・・・・・はい。行きません。っていうよりも行けないで御座います。あのようにお姫様方がお集まりになられておられる所に私などはとんでも御座いませんわ(ニッコリ)」
「・・・・・・そうですか。では、この国の菓子と紅茶は美味しいですか?」
「ハイ!!とても美味しいです!私、このような美味しいお菓子などは食べたことは御座いません!」
「それは良かった!(ニコニコ)では失礼!フローレンス姫」
「はい。失礼致します(ニッコリ)」
「お嬢様。あの方は誰なのですか?」
「知りません。きっと国王陛下の家臣か何かでしょう。(でも、なんで私の名前を知っているんだ?)」」
「そのような方で御座いますか?」
「アン、どうでも良いことです。それよりもこのお菓子の作り方を知りたいですわ!」
「・・・・・・・・」
私達がお菓子に満足したいた時にあるお姫様が私の所へ来られました。
初めて見る顔。
「わたくし、エリナと申します。ルビエギ国から参りましたの。あなた様は?」
「わたくしは、フローレンスと申します。ヘライル・コットから参りました。」
「まぁ~~!遙々(はるばる)遠い国からですわね!どうですか?この国は。」
「そうですわね。良い国だと思います。それに豊かですし。」
「そうで御座いましょう!!わたくしはこの国に暫らく住んでいましたのよ。もし、分からない事があれば何時でもお聞き下さいませ。」
「有り難う御座います。」
なんですか?あのお姫様は私に何を言いたいのか分かりません。
そして、国王は何時の間にか姿は見えず。
また、お姫様は散らばっています。
国王がいなかったら凄い会話よね!さすが女の戦いが今、始まったって感じ。
「本当に、国王様は凛々しい方ですわ~~!」
「あら、あなた様を見ていらっしゃたので無くわたくしよ!」
「まぁ~~~!!御二人とも、こんな事言ってはいけないのですが国王はわたくしの美貌に引かれたのだと思いましてよ!ホホホホ・・・・」
私とアンはその会話を聞いていたんだけど、さすが自信のある方は言う事が半端じゃない!
確かに叶〇子、顔負け・・いいえ、それ以上の美貌と体をお持ちなんですから。
他の方達が霞んでいますよ。
今のところは、NO1候補でしょうかね?
そして、そのNO1候補のお姫様と目が合ってしまった。
そのお姫様はツカツカと迷うことなく私の方へ来られる!
私は何をしたんだ?私、まさか・・・・目立っている?




