交換日記
お掃除してたら掘り出しもの見つけちゃった話です。過去最強に短いです。
「交換日記」楽しんでいただけたら嬉しいです。
静まり返った家の中に、私の席の音が響く。
悠真の自宅を訪れて1日後の2月7日日曜日。
私は自室の棚の中や家具の隅といったところを掃除していた。
ちなみにいうと、人類滅亡まで53日だ。
(本っ当埃っぽいんだよな…)
マスクをしながら淡々と埃をかき出していく。
なぜこんなことをしているかといえば…。
(あ、こんなところに。)
かなり大きめの練り消しが出てくる。
確か私が小3くらいの時クラスで流行って、数ヶ月くらい作っていた。
そして家で勉強してる最中に落としてしまって…ということかな。
かなり大きいので、ここまでくるのに相当な時間がかかっただろう。これは無くした時ショックだっただろうな…。
「うん、いらないな。」
そういうと私は練り消しを手に取り、ゴミ箱に入れる。
こんな作業を繰り返す。
1時間後。
そろそろ片付けもおしまいにしようかと家具を戻し始めた時、
「パタン」と軽い音がした。
見てみるとそれは、埃を被ったノートが倒れた音だった。
「…このノートって…。」
私はノートを手に取ると、表紙をまじまじと見た。
「あぁっ」という声が出る。
交換日記だった。
これもまた、小学生の時にやっていたものだ。
なんでここにあるのだろう。
私は不思議に思いながらページをめくってみる。
最初に自己紹介カードを書き、その後に交換日記が始まるスタイルだ。
相手は…
これもまた、すっかり失念していたものだった。
霜越弥生
3年前。
私は立河市立錦小学校の6年生だった。
その時の友達が、霜越弥生だ。
都立中学の受験。
それが原因で、弥生とはほとんど疎遠状態になった。
まさかこんな時期にこれが見つかるなんてな。
私はペラペラとページを捲っていく。
塾のこと、学校のこと、親のこと、ちょっとした内緒話。
結構いろいろなことが書いてある。
1月14日。そこで日記は止まっている。
次は私の番だ。
私はあの日のことを思い出し、唇を硬く結ぶ。
今ではジャンプすれば届くドアの端。
まだあそこに手も届かなかった時の話だ。
私は目を瞑り、過去の記憶を振り返った。
久しぶりにドールハウスのサントラ聴きながら作業しました。氷室八弥です。(読み方:ひむろやや)
今回、過去最強に短いお話になっちゃいました。すみません
もしかしたら5分足らずで読めちゃいましたかね?(もしかしなくてもそんな文字数)
次回はちょっとだけ多めに書こうと思いますので、よろしくお願いします。
ご意見・ご感想、お待ちしてますー




