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さどうぶっ! ~転校生の茶道部部長は、初恋の女の子に瓜二つだった件~  作者: アブラゼミ
にはいめ「学園祭」

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第三十九杯「新しい朝」

 新しい朝が来た。


希望の朝かどうかは分からないけど、気分は新しい朝だ。


昨日瀬川さんと話をして、茶道部に残る事になった。








『私が大鳥君の事が好きだからです』








 あの言葉の意味が気になって昨日はなかなか寝付けなかった。


普通に考えれば人間としてという意味だと思う。


けれどあんな事を言われたらどうしたって気になってしまう。




「……ズルい人だな、瀬川さんは」




 天然か、それとも人たらしか。


何にせよ彼女の思惑通りになってしまった。




「……」




 どうしても彼女の事を意識してしまう。


けど勘違いしてはいけない。


普段通り、これまで通りの僕でいよう。


好きだと勘違いして痛い奴になるのが一番恥ずかしい。








「……うん?」








 ふと、何やら違和感がして起こしかけた体を横にする。




「……痛い」




体のある部分がピリピリして痛い。


経験のある痛みだ。子供の頃手で触った時にうっかりなった事がある痛みだ。




「……」




 毎朝の生理現象を起こしているそれを、刺激しないように慎重に立ち上がる。


その際もピリっと来てウッとなる。


おそるおそるパジャマのズボンと下着のゴムに手をかけ覗き込む。








「……あ~、マジか~……」








 大鳥裕樹、17歳の6月。


男として一皮剥けた朝だった。

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