第九十四話 神聖の森に帰還
お久しぶりワン!
追記:次の話から週3投稿となります。
翌日はルル達とのデートになった。
また同じ串焼き屋のおっちゃんの所に行ってあーんをしたりしてもらったりしたな。
「ムフフ、幸せ」
「この串焼きは本当に美味しいです」
「わらわも気に入ったぞ」
ルル、クリス、カゲは美味しそうに食べている。
「ユウキも負けてちゃだめだよ」
「昨日は私たちを放っておいて、イリス達とデートするなんて!」
「まあまあいいのですわ。こうして時間を取ってくれているのですから」
カレイナ、アリア、エメリアが俺にあーんをしながら雑談をしていた。
その後、宝石商の所に行って綺麗な髪飾りや首飾りを見る。
王都での流行のデザインは、彫金魔法によってミスリル鉱石に特殊な塗料を塗って、その上に宝石をあしらったものだった。
宝石のカットは八面体やブリリアントカットにしたものなど多岐にわたっている。
「これを見て、皆に作る指輪のデザインを勉強しないとな」
「指輪?」
「俺のいた世界では婚約者に指輪を贈るのが習わしなんだ」
「それは素敵ですわ!」
結局宝石を各種類買ったが、髪飾りや首飾りを買うことはなかった。
昨日のクリス達や今日のルル達が俺の手作りがいいと言ったからだ。
これは期待されてるなあ。
「全く、俺のデザインはそんなに良くないんだがなあ」
「期待しておるぞ」
カゲがニヤニヤしながら、俺の方を叩く。
何で尻尾が俺の股間をくすぐってくるんですかねえ。
俺たちは甘い雰囲気を醸し出しながら、王都でのデートを楽しんだ。
その翌日、王宮を辞して、神聖の森に帰ることになった。
「ユウキ伯爵、王都は本当に救われたのじゃ。また来るのじゃぞ」
「私も神聖の森にいつか行ってみたいですね」
「ふん、今度は我も連れて行け」
「ほっほっほ。温泉にも寄ってくださいね」
「バルクの街にもまた寄るのだぞ」
レオンハルト陛下、カンカール宰相、ダック侯爵、ビルク伯爵、グラリア伯爵が見送ってくれる。
ダック侯爵のツンデレな感じにも慣れてきたな。
マーマリア侯爵やオーガス子爵、グングニル男爵も見送りに来てくれた。
「ユウキ、私が跡継ぎをこさえたら婚約するのよ」
「……ノーコメントで」
投げキッスが飛んできたが、イリスが火魔法で燃やし尽くしていた。
後、何故かルル達に周りを固められる。
女性の団結力ですごいよな。
イルスとルカは俺の尻を触るのをやめてくれ。
なんか怖いよ。セクハラされてる人の気持ちってこんな感じ?
シャロン達は泣きながら、シタラテレビを支えるって言ってくれた。
ラルクとアニヤやブルドさんは俺の姿を見て、泣いていた。
うんうん。この前のパン屋の取材の時も泣いていたと聞いたし、本当に助けたことを恩義に感じてくれているんだな。
「ラルクとアニヤ、ブルドさんも泣くなよ。シタラテレビを支えていってくれ」
『うん!』
「分かったよ」
俺は皆の方を叩いて、転移魔法を使う。
十人までしか転移できないので、また戻ってくるけどな。
俺たちは神聖の森に転移した。
『ユウキさん、お帰りなさい!』
「ピピ、マスターユウキ、お帰りなさい」
「ユウキ伯爵、やっと帰ってきたのか!」
「わしも配信で様子を見ていたが、大活躍じゃったのう」
メイドさんたちとガーディアンのユウゴと冒険者ギルドのバルガスさんと商業ギルドのバンズさんも出迎えてくれた。
「みんなありがとう。出迎えてくれて嬉しいよ」
「ユウキランドの建設もだいぶ進んだぞ」
ユウキランドは俺がいない間に冒険者ギルドや商業ギルドができて、屋台や露店などもにぎわっていた。
石畳のような物もできていた。ミスリル鉱石が石畳の代わりになっていてざらざらとした道になっている。
ミスリル鉱石でできたマンションやアパートもそびえたっている。
なんか東京のコンクリートジャングルみたいになっているな。
周りには巨大な石のように見せかけたミスリル鉱石の青い外壁が街を囲んでいた。
「ピピ。遺跡の中のスーパー銭湯も街の人たちに開放している」
「おお、それはいいな。反応はどうなんだ?」
「ユウキさん、あれはいいぞ! 冒険者や旅人、商人などに大うけだ」
「町に住んでいる者は家の中のシャワー付き風呂に大喜びしておる」
「ユウキ様、お願いがございます」
「何だ? メイドさんたち」
「異世界配信レストランを神聖の森にもオープンするのです」
「なるほどなあ」
話を聞くと古民家風の宿でも食事を出しているのだがそこに人数が集中しているらしい。街の料理屋はまだまだ少ないので需要があるらしいな。
「良いよ。今度また建物を作るよ」
「はい、お願いします」
俺たちは久々に自分たちで建てた拠点に帰ってきたのだが……。
「なんか大きくなってる~!」
「ピピ。領主の館は一番豪華じゃないと駄目」
何気に土地の形まで変えられてる。
俺の元拠点は小高い丘の頂上に位置していて、西洋の石造りの城のような見た目をしていた。
門番をしているのは昔助けたコボルト達だ。
なんか和むなあ。とっても可愛いよ。
『よう、元気してたか?』
『ユウキ! お帰りワン!』
『僕達を放っておくなんてひどいワン!』
『悪い悪い。忙しかったんだよ』
俺たちは城の中に入る。なんか自分の家じゃないみたいだな。
本当に俺は伯爵になったんだな。
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