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異世界配信スローライフ ~原価10円のポップコーンでボロ儲け! 現代ガジェットで悪徳商人を論破します~  作者: マロン64


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第八十七話 事の顛末と爵位の話

「ルル、カゲ、ブルドさん達もよくやってくれた」

「ふう。疲れたのじゃ」

「ブイ」

「全く、初仕事がハード過ぎだぜ」

「カゲさんのお陰でスリリングな体験ができましたよ」

「最高に楽しかったです!」


 俺はラーク男爵家に戻ってきたルル、カゲ、ブルドさんと取材クルーにねぎらいの言葉を掛ける。

 ルルは余裕そうだが、カゲは疲れてるな。

 ブルドさんはぼやいているが顔は笑顔だ。

 取材クルーの人達も楽しそうに喋っていた。


 あの後、ドナルド公爵は王都の監獄に幽閉されて、取り調べが行われた。

 違法な奴隷売買に関わっていた証拠やアルクアラウンド帝国に密書を送っていた証拠まで出て、公爵の爵位ははく奪されて、処刑されることが決まった。


 ドナルド公爵派の貴族たちも末端の貴族に至るまで、奴隷狩りやエルフの国から来たアナリザ様を『亡霊』のアングラに依頼して、奴隷に堕とそうとしていた証拠が見つかった。


 ダック侯爵とカンカール宰相は疲れた顔でこう話していた。

「まさか、我の息子、いや娘二人が捕まったのはアナリザ様を奴隷に堕とすためのダミーだったとはな」

「それにハイエルフのイルス様もエルフの国から攫ってきたみたいです」

「神狼族のルカとその兄も違法奴隷だ。希望者は国に返すことになっているが、アルクアラウンド帝国から来たものはまた捕まるからと、帰る気が全くないではないか」


 ダック侯爵とカンカール宰相は仕事があるからとぼやきつつもご飯を食べて帰っていった。


 奴隷たちは一旦ラーク男爵家で引き取って、クリーンを掛けてくつろいでもらっている。

「よう、ルカの兄のオルだっけか。ルカも大丈夫か?」

「平気。良くしてもらっている」

「あんたがユウキさんか、ルカを始めに助けてくれて感謝する」


「成り行きでな。アルクアラウンド帝国には戻らないのか?」

「あの国は腐ってるぜ。エルグランド王国のダック侯爵とカンカール宰相は信用できる貴族だ。ルカも一緒にこの国にいた方がいい」

「そうか。俺の護衛として仕事するか?」

「良いのか? じゃあ、ルカと一緒に世話になるぜ。後ひとつ聞いてもいいか?」


 ん? なんかオルは真剣な顔になっておれを見つめてくる。

 俺も真面目な顔になると、オルが語りだす。

「あのルルって猫耳の女の子とユウキさんは、番なのか?」

「そうだな。もう長い付き合いになるがそういう関係だ」


 それを聞いて、オルはふーッと息を抜いて、疲れた顔をする。

「そうか。まあそうだよな」

「まあな」

「ユウキさん、一つだけ言っておく。ルルちゃんを泣かせたら俺がどこまでも殴りに行くからな」

「それは絶対しない」

「後、ルカに手を出したら殺す」


 え? 一つだけって言ったよね? でもルカも俺を見る目が怪しいんだよな。

 ちょっと興奮してる感じが伝わる。

「ユウキさんなら、安心して番になる」

「ルカ⁉ ユウキさんの番はルルちゃんだけだろ?」

「あーっ、なんというか……」

「オル兄ちゃん、ユウキさんの番は何人もいる」

「はあ⁉」


 オルが俺をにらみつけてくる。まあそうだよな。

 こんな冴えない俺がハーレム作ってるって言っても信用されないよな。


「何人いるんだ?」

「えっと、十人以上……」

「はあ⁉」


 オルが俺をにらみつけてくる。

 だが途中でため息をつき、ルカに話しかける。

「おいおい、こんなハーレム野郎に惚れたなんて言わないよな?」

「惚れてる」


 ルカまでハーレム入りは勘弁してくれ!

 俺はレッドドラゴンのオーラを恨みながらその場を後にした。


 その後、爵位を授ける日が決まったらしい。

 明後日の朝から執り行うとか。

 俺はフランシスさんに教えを請い、儀式のときの仕草や礼儀作法を叩きこまれることになった。


 爵位の授与の日に着ていく服は、あのグレートモスのパメラが吐いた糸をバルクの街の仕立て屋アレイアが縫った服だった。

 生地は白と金糸の刺繍が施され、虹色の光を纏った誰が見ても特別な貴族服だった。


「この服は……。流石に俺には似合わないぞ」

「いえ、似合うようにしっかりと作法を身に着けていただきます」

「フランシスさん!」

「泣き言は聞きません」


 俺はフランシスさんに習って、爵位の授与の後に行われる舞踏会の舞踏も叩き込まれる。はあ、でもいつまでたっても覚えられない。


 ちょっとずるしちゃおう。


 スキルショップを見る。


 舞踏:レベル二。貴族の舞踏会でも一際目立つ華麗なステップを踏めるようになる。値段:五百万円。


 ん~。ちょっと高いけど、まあいいか。

 ぽちっとな。

 俺はスキルを覚えたのを確認して、フランシスさんともう一回曲に合わせた舞踏を踊ることにした。


「何ですか! この上達ぶりは!」

「い、いや~俺の努力のおかげかな?」

「絶対、スキルショップを使いましたよね」

「何の事かな?」

「……今晩はお仕置きですよ」


 ひえっ、まただ。また搾り取られる。

 うう、ハーレム怖いよ。

 最近女性の視線がもろに俺の下半身を見つめているんだ。

 絶対捕食者の目だよ。あれは。


 俺がスキルショップを使ったことは配信に載っていたのでお仕置きが決まりました。


 コメント欄はどんな感じか?

「ユウキ、ずるがバレてて草」

「ユウキさん、そんなスキル取ったらまたハーレム増えちゃうぞ?」

「うーん、この抜けてる所がユウキさんの可愛いところよね」


 現代地球のコメント欄と異世界配信のコメント欄はいつも通りだな。

 最後のコメントは暁の火のオレンさんだ。オレハカワイクナイヨ。


 そんなこんなで爵位の授与式まで女性陣に代わる代わる、運動会を強要させられた。

 奴隷商人の屋敷で救ったルカとイルスさんまで参加しようとしてきたのだが。


「待ってくれ。もっとお互いの事を良く知ってからこういうことをしよう」

 俺は必死にそう言って説得した。

 だが俺の下着が次の日、二枚消えていたんだが?


 俺は爵位の授与の日を迎えた。




小説をいつも読んで頂きありがとうございます。面白かった、また読みたいという方は高評価やブックマークをお願いします。作者の励みになります\( 'ω')/


⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎を★★★★★にしてくださると作者が大変喜んで更新頻度が増えるかもしれません。よろしくお願いします。

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