第八十三話 久々のスキルショップで奴隷たちを救う
マリア「てへぺろ☆」
こんな時にチートを使わないでいつ使うんだ。
俺は久々にスキルショップを開く。
だが魔力が足りるか心配だな。
「一瞬だけ、神聖の森に戻ります!」
俺は拠点に戻り、ヒールスライムのライムを連れてくる。
「白いスライムですか?」
「ヒールスライムのライムです!」
『私は何をすればいい?』
「とりあえず応急処置をしてくれ!」
ヒールスライムのライムは素早く奴隷たちに飛びついて、ヒールを掛けていく。
だが右腕が欠損している奴隷は早く治さなきゃいけないな。
スキルショップ
エンシェントヒーリング:回復魔法の最上位魔法。魔力がBランク以上の者は欠損状態すら治せる回復魔法。金額は一億円。だが副作用もある。
うん? なんか不穏だな。金額は足りているけど、副作用もあるって怖いな。
だがこの子の命を助けるために迷っている暇はない。ぽちっとな!
今のレベルはいくつだ?
◇ユウキ・シタラ
◇性別 男
◇種族 人間
◇年齢 25
◇職業 配信者
◇レベル50
◇体力B+
◇魔力A+
◇固有スキル【配信】
◇一般スキル
◇アイテムボックスレベル三
◇生活魔法セット
◇翻訳機能(文字解読)
◇簡易クラフトレベル二
◇転移魔法レベル一
◇雷魔法レベル三
◇電磁支配・改
◇レッドドラゴンのオーラ
◇二つ名
◇配信者
◇ソロキャンパ―
◇ドラゴンスレイヤー
◇女たらし
◇大規模魔法使い
◇奴隷たちの主
所持金がひとまず十億円程度になった。
だが命を救うのに迷っていられない。
魔力はA+だから充分足りてるな。
「今からこの子に魔法を掛けるぞ。エンシェントヒール!」
俺の体から金色と緋色の魔力が溶け出し、太陽のような光が右腕を欠損した奴隷に降り注ぐ。その光は舞踏会を行う広場中に広がり、陽だまりのような暖かみを感じた。
「これは、すごいですね」
「ユウキ殿の温かさが体中にしみ渡るのう」
カンカール宰相とダック侯爵が感じ入っていた。
欠損状態や応急措置はされたものの体中に火傷や鞭の跡があった奴隷たちが時を巻き戻すかのようにきれいな肌になっていく。
右腕も無事に生えて元通りだ。
「んん? 私は……生きているのか? 夢の中で女神様に会ったが……」
「君、大丈夫か?」
「え、ええ。ってユウキ様ではないか! そうかこれが女神様のお告げだったのだな!」
「え?」
何そのお告げって。ってか副作用って何だったの?
「これから誠心誠意、ユウキ様にお仕えします。私は元貴族のシャロンと申します」
「シャロンさん? 女神様に何を言われたのかな?」
「女神マリア様にユウキ様の恩情によって救われたこととユウキ様に誠心誠意仕えることを誓いました!」
ええ? マリア様何やってんの?
てか、副作用って、もしかして……。
『ユウキ様! 私たちの神様!』
「あ、ああ……」
奴隷たちは何故かそろいもそろって美人や美少女の集まりだった。
そして、俺を見て、小股をもじもじさせている。
俺には何を求めているかわかる。
「マリアーーーー‼ 何やってんだああああ!」
『フフフ、ハーレムからは逃れられませんよ?』
「副作用ってこれか!」
『はい♡ ユウキのすごさと甲斐性を神界で説明して、忠誠を誓うようにしました♡』
「♡、じゃねえよ! 無理だよ、無理。死んじゃうよ!」
『忘れているかもしれませんが、レッドドラゴンのオーラだけでも充分モテますよ?』
「レッドドラゴン~!」
はあ、もう嫌。絶対この子たちには手を出さない。このままだとハーレム100人達成しちゃう。
「違法奴隷の扱いは聞いていますか?」
「はあ、私が引き取るのでしょうか?」
「そうですね。ユウキさんならうまく使えるでしょう」
「とほほ……」
シャロン達は、キラキラとした目で見つめてくる。
奴隷たちはクリーンで綺麗にして、女性服を着せてあげる。
皆、美人過ぎて、庶民の服なのにモデルさんに見えてくる。
「ここにいる三十人はユウキ様の奴隷として、一生お仕えいたします!」
『はい!』
「あー、仕えるのは俺じゃなくても……」
「ユウキ様は私たちの心と体を嬲っておいて捨てるのですね」
「いや、言い方! 回復魔法を掛けただけだよ⁉」
「分かっております。ただ、もうユウキ様以外には仕えられない体になってしまったのです」
まあ仕方ないか。王都で立ち上げるユウキ商会の支部とシタラテレビ(仮)の人員になってもらおう。
「ユウキは王族よりもハーレム作りそう」
ルル、ジト目を向けながら俺の心をえぐる一言はやめてくれ。
結果、アニヤとラルク、マニマニとルカ、イルスとシャロンがめでたく奴隷として仲間になった。
この後はダック侯爵と宰相様にシタラテレビの構想を話すことにしよう。
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