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異世界配信スローライフ ~原価10円のポップコーンでボロ儲け! 現代ガジェットで悪徳商人を論破します~  作者: マロン64


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第八十話 奴隷商人の屋敷を捜査

第八十話まで来ました~。嬉し~

「ここは奴隷商人の館なんだ」

「つまりラルクの妹は奴隷になってるのか?」

「そうだ」


 エルグランド王国では奴隷売買は違法だ。

 つまり大義名分はこちらにある。


「行くぞ、ルル、クリス、カゲ」

『はい』


 俺たちは倒れている門番を縄で縛ってから、奴隷商人の屋敷に踏み込む。

 中は趣味の悪いギラギラとした調度品や派手な壺が多かった。

 一階を歩いていると、ガラの悪いゴロツキ達が出てくる。


「何だあ、おめえら! って配信者のユウキじゃねえか!」

「いつも女を侍らせやがって!」

「ぶっ殺してやる!」


 こいつらは俺のアンチってことになるのかな。

 罪悪感もなく倒せるな。


「遅い」

 ルルが目にも止まらぬ速さで、回し蹴りを放ち、吹き飛ばす。

 カゲはあえてゆっくり歩き、殴りかかってきたところをカウンターで手刀を入れる。

 意外なことにクリスも三人目のゴロツキの股を蹴り上げて、悶絶させていた。


「余裕」

「あくびが出るのう」

「最近格闘術を学んでいたので余裕です」

「私もご主人様に良いところを見せたかった」


 ルル、カゲはともかくクリスは格闘術というか何というか。

 フランシスさんも戦えるんだろうけど、まあそれは置いておいて。


「女なのに、強いんだな……」

「人を見かけで判断するなよ。綺麗な薔薇には棘があるんだ」

「ばら?」


 ラルクは俺の言葉に首を傾げている。

 むっ、感知のネックレスに反応あり。

 俺の感覚ではラルクの近くに何かの敵意が漂っているな。


「何か良くない感覚があるのう」

 カゲもわかるか。だがここは泳がせる。


 俺たちは地下室に奴隷の牢があるというので、ラルクの案内の元、地下に向かう。

 襲ってくるゴロツキは大体弱かった。

 だが騒ぎを聞きつけた、用心棒と奴隷商人が現れる。


 奴隷商人は肥え太ったブクブクの親父だった。

「ま、待て! あっしの館で何をしてる!」

「これ以上好き勝手はさせないぞ」


 奴隷商人は弱そうだが、用心棒は出来るな。

 短剣を弄びながら、女性陣を見て、ひゅーと口笛を吹く。

「ほう、いい女ばかりだ。男は殺して、こいつらもたっぷり遊んでから奴隷にするのはどうだ?」

「グフフ、あっしもそう思っていた!」


 こいつら、女の奴隷に手を出して、辱めをさせているとは。

 俺は内なる金色と緋色の魔力を抑える。

 まず、奴隷商人に向かって、チェインライトニングを撃つ。


 用心棒は素早い移動でチェインライトニングを避けるが、奴隷商人はビリビリ痙攣して倒れた。

「ちっ、お前「配信者」のユウキだな」

「それがどうした」


 喋っている間にルルとカゲが格闘戦を仕掛ける。

 回し蹴りを右と左から、首を狙って放つ。

 やったか⁉

 用心棒はいとも簡単に、両手で回し蹴りを止める。

「おせえんだよ」


 ルルとカゲの足を引き寄せ、二人に掌底を放つ。

 ルルとカゲは吹き飛ばされた。

「まずいです。こいつAランク以上の実力があるかも」

 クリスが俺に言ってくる。


 ちっ。俺は魔法銃を取り出して、最大出力のレールガンを撃つ。

 目にも止まらぬ、腰撃ちで頭を狙う。  

 これでだめならきついかもな。

 

 用心棒はにやりと笑って、頭を逸らす。

 おかしい、最大出力のレールガンは見て避けれる速さじゃない。

 何かからくりがあるはずだ。

 俺はあえて弾速に差をつけて、金色の魔力を込めた弾を撃ちまくる。


「もうバレてるんだよ!」

 用心棒は二刀流の短剣でレールガンを弾きまくる。

 何故だ? 強いにもほどがある。


 俺は感知のネックレスで敵意を探る。

 ん⁉ 用心棒の敵意と後ろに敵意がある。

『亡霊』のアングラが何かをしてる?


 俺は電磁支配・改を最大限利用し、用心棒ではなく後ろの敵意に雷を放つ。

『ぐわああああああ!』

 用心棒と空気中から誰かの叫び声が聞こえる。


「ちぃっ! 視界共有が解けちまった!」

 視界共有だと? 

「ユウキ、こ奴ら、周囲の視界を共有して、レールガンの着弾点を予想しておったのじゃ!」

 

 ええ? 視界共有したくらいで銃口の弾の着弾点予想できる?


 この世界の人たちマジでチートだな。


「これで終わりだ」

「クソッ!」

 レールガンの効き目は悪いので、最大出力の雷を用心棒に放つ。

 

 用心棒は焦って、こちらに踏み込んでいたので簡単に当たり、痺れて倒れる。

 ふう、危なかった。


「ユウキ、よく勝った」

「わらわたちも不甲斐なかったのじゃ」

「ユウキ、前よりも強くなってますよね」

「ご主人様にビリビリされたい!」

「ユウキさん、つえ~」


 六人が口々にほめてくれる。用心棒は念入りに武器がないか調べて縄で縛る。

 奴隷商人は無理やり起こして、縄で縛ってから地下室に連れていく。


『亡霊』のアングラの気配はまだある。

 こいつは恐らく憑依していないと倒せない。雷でダメージは与えられるがあくまでダメージだけだ。


 どうしたらいいかな。考えろ、俺。



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