予期せぬ知らせの数日前・続(2)
「ど、どうしようこれ・・」
結局、ティアナは同じことを3回くり返した。
プレーン味、チョコ味、抹茶味、紅茶味、いちご味だ。
抹茶味にはホワイトチョコチップを飾ったものとホワイトクランチクッキーを飾ったもの、紅茶味にはジャムを飾ったものとオレンジピールを飾ったもの、いちご味にはジャムを飾ったものとドライイチゴを飾ったもの・・と、クッキーは合わせて10種類にもなった。
自分がクッキーを絞っているうちに、マリアがどんどん焼いていってくれたので、クッキーはどれも美味しそうな焼け具合だった。
最初に作った歪な形のクッキーを食べてみると、驚くほどにサクッとした完璧な焼け具合がとても美味しく、我ながらお店に出せるのではと自画自賛した。
(失敗しやすいポイントはマリアが全部してくれたんだけどね…)
その中でも、形の良いものを1枚ずつ選び、
プレーンクッキーでキースと文字を書きチョコがけしてアラザンを散らせたデコレーションクッキーと一緒に
透明の袋にいれると黄色のリボンでラッピングした。
「さすがに作りすぎちゃったなぁ…」
クッキーを見ると、あまったクッキーは数えきれないほど。キースにこれ以上渡しても困るだろうし、マリアとお茶するにしてもさすがにこの量は食べきれないし…
「お嬢様、ギルベルト様にも
お渡ししたらいかがでしょう?」
マリアの提案に、ティアナは頷いた。
「あ。その手があった。
ギルにも食べてもらおう!」
10種類のクッキーを一枚ずつ透明の袋にいれると、今度は紺色のリボンでラッピングした。
「オッドに取られないようにもしなきゃね」
次にティアナは、オッド用にまたクッキーを10種類袋に入れて、今度はオレンジ色のリボンでラッピングした。
「あ。そうだ。
ゲームでよくアリスも
お菓子を作ってたから
きっとクッキーも好きだよね?」
アリス用にクッキーを袋に入れ、ピンクのリボンでラッピングする。
「アリスにあげてたら
いつも一緒にいる
アルフにも見られるよね?
念のため用意しとこうかな…」
アルフ用のクッキーを袋に入れ、茶色のリボンでラッピングする。
「アルフにあげてたら
同じクラスだし
シリウスやレオンにも見られるかな?
うん。念のため…」
二人のクッキーをそろぞれ袋に入れ、シリウスには金色、レオンには紫色のリボンでラッピングする。
「最近、会えてないけど
シリルだけないのもなぁ…」
そして、シリルには赤色のリボンでラッピングした。
「皆に渡してもまだまだあまるなぁ…」
皆の分をラッピングし終えても、机の上には数えきれないほどのクッキーが並んでいた。
「こうなったら、手あたり次第に配っちゃおっと…」
ティアナは青色のリボンを取り出すと
残ったクッキーをどんどんラッピングしていった。
(※)ムーンライトノベルズに載せている作品のR15指定バージョンです。
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(※)ムーンライトノベル版(https://novel18.syosetu.com/n9962hu/)
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