ヒーローノスタルジー
youtubeでゲーム実況をおこなっております!
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エイル君の中身はこちらのオッサンのコピーで、
女神クララベル様はこのチャンネルのマスコットキャラクターの見た目を使った。という設定にしています。
AIは日本語としておかしくないか、誤字脱字がないかの校正作業で使用しております。
おれは早朝、一人でヴェルディア・ブレイサーの練習をしていた。
まずは蔓を使って二階のバルコニーへ登る練習。慣れてきたら屋上へ。そして屋上からは、カイト状態になって滑空。
「よ、よし。だいぶ慣れてきたで♪」
新しいギアを手に入れてウキウキのおれは、ひたすら練習を繰り返していた。
「なんじゃ……早朝からドタバタとうるさいのう」目ゴシゴシ
練習をしているとノルが起きてきた。
「あぁ、ごめんごめん。新しい『ギア』を手に入れてな♪」
「ああっ! お主、昨夜ヴェルディアとコソコソしておったのはそいつを作ってもらっておったのか!」
「フフフ……コイツはレイナのとは一味違うのだよ♪」
おれはシュパッ! と屋上に上がった。
トランペットがあったら、コレまさにヒーローの登場シーンやんけ♪ ヒュー♪
パパラパアアアアアァァァァッ♪
脳内に哀愁漂うあの登場BGMが流れた♪ フゥー♪
「チェインジ! ヴェルディアッ! カァイト! スイッチ! オン!」ビカッ!
「なんじゃ! その翼は!?」
「トゥッ!!」バッ!
おれは意気揚々にジャンプした!
そして船首へ向けてグライド!
「あああっ!! 空を飛んでおるわい!」
びっくりするノルを尻目におれは颯爽と船首へ降り立ち、大企業社長の某鉄男のように、片膝をついて右拳を甲板に突き立てる「スーパーヒーロー着地」を決めたァ!
そして展開していたカイトを、左腕のブレイサーへ戻す! シュパッ!
決まった……
「なんじゃ! なんじゃ! それは一体なんなんじゃ!」
目をキラキラさせたノルがめっちゃ食いついてきた。
「なんや? おれの肩に乗って滑空してみるか!?」ドヤ顔
「腹の立つ顔をしおって……」ぐぬぬ……
「……せてくれ」ボソリ
「あん? あんだって?」ドヤ顔
「ぐっ……乗せて……くれい……」ギギギ……
「しゃーないのう♪ ほれ、おれの肩に乗りやがれ♪」フフン♪
「しっかり捕まっとけよ?」
「わかったわい!」
おれはノルを肩に乗せると、屋上までふたたび蔓で昇った。
「よっしゃ! 行くぜ! ノル!」
「おうさ!」
屋上からふたたび滑空!
「おおお! 気持ちが良いのう♪」目キラキラ
「お前、普段から空飛んでるんやから、そんな感動するほどか?」
「それとこれとはまた別じゃ!」
ほーん、そんなもんなんか……
「もっと高いところから飛んでみてほしいのう……」
「まあいうてエイル号やし。高さはこれ以上無理やろ」
おれの肩でノルが考え込む……
「こうしてやるわ♪」
ノルはヴェルディア・ブレイサーに、なにかの精霊紋を刻んだ。
「翼状態にして、しっかり持っておくのじゃぞ♪」
「お、おう」
「風よ!」
ノルが風の精霊様に頼むと、ゴオッ! と轟音を上げて上昇気流が巻き起こる!
おれとノルは一気に上空へと運ばれた!
「うわわわわ! めちゃ高いとこまで上がったで♪」
「こりゃ眺めが良いのう♪」
激しい上昇気流を抜けるとカイトは上空の潮風を受け、ゆっくりと滑空へ移る……
おれたちは、朝日を受けるエイル号とバルガス船を眼下に、螺旋を描くように滑空していた。
「オッホー! めちゃ爽快やんけ!!」
「どうじゃ! 刻んでやった精霊紋にも同じ効果があるぞ♪」
「まじか!? ありがとう! ノル!」
上昇気流の轟音に、ビックリして起きてきたリュミエル、レイナ、マリナたち。
「おーい♪」
おれに声を掛けられるも、周りにおれの姿はない……
まさか……と上を見上げるリュミエルたち。
「ああっ! エイルが飛んでるぅ!」
「ああっ! ノルもいる! ずるいですッ!」
空に向かって叫ぶリュミエルとマリナ。
「ああっ……エイル、大丈夫!?」
落ちていると思ったのか、おれを助けようとヴェルディア・ガントレットをこちらへ向けるレイナ。
「だーっ! レイナ! 大丈夫やから! すぐ降りていくから!」
外で大騒ぎしている声に、クララベル様、ヴェルディア、ララも遅れて起きてきた。
そして螺旋を描きながら、ゆっくりとエイル号へと着地したおれとノル。
「「「エイル、ずるーい!」」」
「エイルさん、ずるーい!」
リュミエル、レイナ、マリナ、ララがおれに詰め寄ってきた。
「ララはええとして、きみら危なすぎやろ……」
ヴェルディアがなにかを考え込んでいる。
おれが手にしているカイトを指差すと、カイトから蔓が伸び、おれとマリナの身体へ巻きついていく。
蔓は胸や腰を支えるように形を変え、二人をカイトへ繋ぐハーネスになった。
おれの胸元にすっぽり収まる格好になり、マリナの顔が少し赤くなった。
「これならぁ、大丈夫でしょぉ?」ルン♪
「え? ああ、ありがとう、ヴェルディア!」
「ほな行くで! マリナ!」
「風の精霊様、お願いします!」
ゴウッ! と轟音を上げて巻き上がる上昇気流は、おれたちを一気に上空へと押し上げる!
「わあああああ♪」目キラキラ
マリナにとって、初めての滑空。エイル号で見上げるリュミエルたちは、はるか下にいる。
「すごい……」
ゆっくりと螺旋を描きながら下降するカイト。マリナは今まで見たことのない光景に言葉を失っていた……
もちろん、これよりも高い場所へ行ったことぐらいある。家の近くの岬なんて、今おれたちがいる高度よりもずっと高い。
それでも、自分の身体が空に浮かび、鳥のように風の中を進んでいく感覚は、マリナにとって初めて味わう特別なものだった。
「あの、エイルさん……」
「なんやー?」
まだうっすらと赤い朝日を浴びながら、マリナは話しかけてきた。
「もう一回……いいですか……」
「まだ下に降りてないやん♪ ええよ!」
結局このあと、みんなの気が済むまで散々空を滑空させられたわ……風の精霊様、すみませんでした……
結局ヴェルディアは、レイナの装備にもカイト機能を付けてくれた♪
そんな楽しい朝の時間も終わり、いよいよ旧王都島の現場確認が始まる。
洋上からの確認とはいえ、この先はいつ邪悪な魔素が流れてくるかも分からない海域。
ほんのひとときの空遊びを終え、おれたちは気持ちを切り替えて旧王都島へと向かった。
お分かりかと思いますが、流れていた脳内BGMは「キカイ〇ー01(ゼロワン)」の登場シーンのやつです(笑)




