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リュミエルの聞き取り調査

youtubeでゲーム実況をおこなっております!

https://www.youtube.com/@nico_channel_

エイル君の中身はこちらのオッサンのコピーで、

女神クララベル様はこのチャンネルのマスコットキャラクターの見た目を使った。という設定にしています。

挿絵(By みてみん)

AIは日本語としておかしくないか、誤字脱字がないかの校正作業で使用しております。



 王泊へ戻った次の日。リュミエルは調査団本船が到着するまでの準備に追われた。




「最初に発病したのは、第二部隊の中でも撤退が遅れた方々……」サラサラ


 リュミエルは王宮の一室を借りて、バルガスさんから当時の状況を聞き取り、記録していた。



「我々第一部隊は、ノル様から『全力で撤退せよ』との助言をいただいたため、すぐに全力撤退を始めましたが……」


「第二部隊は、我々が信号弾で知らせてから全力撤退を始めたため、ワンテンポ遅れたのか、数名の患者が出ました」



「ワンテンポ……遅れた……」サラサラ



「第一部隊と第二部隊は、それぞれどこを担当されていましたか?」


 リュミエルの質問に、地図を広げて説明するバルガスさん。


「我々第一部隊がこちら側、第二部隊がこちら側です。第二部隊は噴火した火山に若干近い場所ですね」



「なるほど……」サラサラ



「ノル様の話では、『溶岩原に足を踏み入れてはならない』との事でしたので、ここで二手に分かれて調査をしておりました」




「あと……我々には見えませんでしたが、『邪悪な魔素』が火山から溢れ出していると仰られていました」


「『邪悪な魔素』……ですか」サラサラ


「もしかすると、その『邪悪な魔素』が『B型』……という可能性がある……と」サラサラ




「バルガス様、この地図の複製を頂いてもよろしいでしょうか……?」


「それなら、これをお持ちください。元々そのつもりで複製したものですので」


「感謝いたします」





 ララはノルと共に、マリナに付いて学校へ来ていた。ノルはララの『お目付け役』である。


『きゃー♪ 妖精さんが二人もいるー!』



 見た目も可愛いララは、子供たちに大人気となった。心なしか先生も張り切っている様子だった。




「こ奴ら……儂《わし》のときはマリナの船に似せようと、儂《わし》そっちのけで走り回っておりよったのに……えらい違いじゃわい♪」


(とにかく、ララの奴が『鍛錬』などと余計なことを口走らんよう、しっかりと監視せねばならん……)ウンウン……



「風よ、儂《わし》が間に合わん事になったら頼んだぞ?」


 シュルシュル! と小さなつむじ風が起こり、グッ! と親指を立てているようにも見えた。





『レイナぁ〜♪ 木の上からぁ〜群れをおねがいするわぁ〜♪』


「わかりました♪」ボソッ



『エイルはぁ〜、残ったボスをよろしくねぇ〜♪』


「おっけー」ボソッ



 おれは小型研究船を王宮桟橋に残して、レイナと共にエイル号で王泊付近の島まで魔獣を狩りに来てた。


 タダ飯食らいからは卒業したし、生活費を稼ぐために頑張らにゃならん! ウンウン。




 ヴェルディアの索敵のお陰もあり、その日の狩りは順調そのもの。


 木の上からレイナが群れを仕留め、おれは残ったボス魔獣をヴェルディアボウで狙い撃つ。


 そんな狩りを何度か繰り返しているうちに、持ち帰る魔核も結構な数になっていた。


 ウハウハやで♪





「こりゃすごい量だな、エイルよ」ボソボソ


 買い取り窓口のオヤジは目を丸くしていた。



「そらほんまもん(本物)の猟師がついとるわ、風の精霊様(ヴェルディア索敵)も付いとるわで、最強布陣やで?」ボソボソ


「こりゃ王泊の魔獣被害もグンと減りそうだな。ありがたいこった」ボソボソ



 そら、索敵はヴェルディアのお陰で早い、しかもヴェルディア装備が二人分や。いわば二丁拳銃。ときたらオヤジが目を丸くするような成果も出るわな……



 しかし……王泊では、魔獣がやってくる時期でもないのに、また被害が増えてきたみたいや。


 おれたちがラウリエルへ向けて出発してから、『再発する魔素病』だけでなく『魔獣被害』でも王泊はバタバタしとったらしい。





 その日は夕食と風呂を済ませたあと、リュミエルから少し話を聞きたいと言われた。



 昼間にバルガスさんから聞いた内容を確認しながら、おれとレイナの視点で何か思い出したことがあれば教えてほしいとのこと。


 それなら堅苦しくする必要もないだろうと、晩酌をしながら当時のことを振り返ることになった。




「それでな、ヴェルディアのお陰で大型魔獣にいち早く気づいてさ、命からがら船まで逃げたんよ!」



「バルガスさんは『普段ならもっと奥にいるはず』って仰ってたわね……」


 おれの話を聞きながら昼間のメモを確認するリュミエル。



「その大型魔獣はエイルが倒したらしいよ♪ 木をなぎ倒しながら進んでてさ、通った跡《あと》が『道』みたいになるほど大きかったんだ!」エッヘン♪


 レイナはなぜか誇らしそうに語っていた。



「んで、その魔核を売って――」


「それよりも――」


 おれが脱線しそうになったので、リュミエルが止めにかかった。




「ま、それがレイナとの出会いのキッカケになったって事は関係ないか……」


「続けてちょうだい」



「え? 魔獣とはあんま関係ないで?」


「続けて、ちょうだい」ピシャリ


 なんか真剣な顔のリュミエルが食いついてきた……



「いや……だから……おれを凄腕と勘違いしたオヤジがさ、レイナにおれのことを教えてさ」



「杭上《こうじょう》商店街で後ろからレイナが声をかけてきたんよ」


「魔核がすごい値で売れたから、ひったくりかと思ってドキドキしながら振り向いたんやで?」


「そうだったの? ごめんね、エイル……」


「なるほど、大型魔獣はそういう関係だったのね……」サラサラ


「え!? なにメモとってんの? リュミエルさんよ」



「それで調査団が結成され……た……と」サラサラ


 あ、脱線した話が元に戻ったっぽいな……



「それでレイナと共に調査団に参加してな」


「そこまでの話を端折《はしょ》らないでちょうだい」



「魔獣は関係ないで!?」


「端折《はしょ》らないで、ちょうだい」ピシャリ


「はい……」



 おれはレイナと共に狩りをするようになったことや、エイル号にレイナの部屋を作ることになった経緯《いきさつ》など、事細かく聞き取り調査をされていた。


 レイナはずっと顔を真っ赤にして、恥ずかしそうにしていた。うん、めちゃ可愛い♪



 まさかとは思うけど、この聞き取り調査の結果をラウリエル調査団に渡すんとちゃうやろな!?


 などと少し心配になってきたが、リュミエルのあまりの圧に気圧《けお》されて、おれはひたすら白状させられることになった……



 ほんま大丈夫やろか……

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