↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
85/108

討伐、報酬

youtubeでゲーム実況をおこなっております!

https://www.youtube.com/@nico_channel_

エイル君の中身はこちらのオッサンのコピーで、

女神クララベル様はこのチャンネルのマスコットキャラクターの見た目を使った。という設定にしています。

挿絵(By みてみん)

AIは日本語としておかしくないか、誤字脱字がないかの校正作業で使用しております。



「リュミエルぅ〜……エイルと一緒に行っちゃうのぉ~?」


「ララ様……女には退《ひ》けぬ時があるのです」



「そっかぁ〜……」ふわふわ、とぼとぼ




 エイル号にリュミエルの部屋を作り……というかおれの部屋を奪われたんですけどね!?


 ほとんど行動を共にするほど仲良くなったリュミエルと、しばらくとはいえ会えなくなるのが寂しいらしい。




 ララは現在、『妖精の森の管理者』という立場にある。



 他の妖精たちが森の外へ出たがらない一方、好奇心旺盛なララは王都へ遊びに行くことも多い。


 そんな性格もあって、人間との窓口役を兼ねる『森の管理者』になったらしい。




「クララベルさま〜……リュミエルと遊べなくなっちゃうよぉ〜」シュン


 クララベル様はララの頭を優しく撫でながら、微笑んでいる。



――せっかく仲良くなったのに、離れたくないですよね〜♪ (ナデナデ)


「でもぉ~……アルくんたちのお手伝いもあるし〜……」シュン




――大丈夫ですよ〜♪ ほら〜♪



 クララベル様の視線の先には、リュミエルの部屋でお菓子を頬張る妖精がいた。



「あぁ〜♪ ミュルだぁ~♪」


「街に出てきたんだぁ〜♪」



――ミュル〜♪ 街に出てきたら、こ〜んなに美味しいものが、い〜っぱいありますよ〜♪



「……ほんと?」モグモグ


 口元にお菓子の粉がついたミュルは、モグモグと頬を動かしながら、瞳をキラキラと輝かせた。



――ミュル〜♪ ララのかわりに『森の管理者』をやってみませんか〜♪



「ん……任せる」グッ! モグモグ……


 ミュルはモグモグとお菓子を頬張りながら、グッ! と親指を立てた。



「クララベルさま〜♪ ありがとぉ〜♪」


「ミュルもありがとぉ〜♪」




 こうして新たな『森の管理者代行』が誕生し、ララはリュミエルに付いて来れることになったらしい。


 エイル号がさらに騒がしくなるわ……


 でもこんな簡単に釣られるんかいな。大丈夫か? 森の管理者さんよ。





 新たな『森の管理者』が誕生した頃、おれとレイナはラウリエル王宮内にある応接室へ呼び出された。


 部屋にはすでに、マリナとリュミエル、そしてリシェリア王妃がいる。



「エイルさぁ〜ん♪ マリナちゃんにドレスを作ってあげたいのぉ♪」



 王妃様によると、シグルが持ってきた献上品――『レイゼルブルーの織物』を使って、ドレスを仕立てることになったらしい。





「まあ……ダークエルフのお嬢さんも、とてもお綺麗な方ですね♪」


 レイナへ目を向けた仕立屋のお姉さんの瞳が、キラーン♪ と輝いた。



 仕立屋としての創作意欲を刺激されたらしい。




 どうやら今回は王妃様とマリナだけでなく、リュミエルとレイナの分も仕立てるつもりらしい。


 しかも完成した暁には、それぞれドレス姿の肖像画を描き、店に飾らせてほしいと仕立屋から頼まれているとのこと。



 王妃様の肖像画まで店に飾れるとなれば、仕立屋にとってはこれ以上ない宣伝になるそうだ。




「これから採寸を致しますので、男性の方はあちらでお待ち下さい」


 別室に追い出されたわ……なんでおれまで呼び出されたんやろ。





 扉越しなので、なにを喋ってるのかは分からんけど、楽しそうな声が聞こえてくる。



『……巨大魔獣……♪』


『……報酬……♪』



『……そんなに!?……♪』




 その声を聞きながら……おれは、うつらうつらと昼寝をしていた。




「……ル、エイル」ユサユサ


「……ふがっ」


 リュミエルに肩を揺さぶられ、目を覚ましたおれ。


「な……なんや?」ぼけ~



「デザインを決めるから来てちょうだい」


「ドレスのデザインなんか分からんで?」



「選ぶの手伝ってちょうだい♪」グイッ♪



 リュミエルに引っ張られ、連れて行かれた机の上には、何冊もの分厚い見本帖が広げられていた。


 襟や袖、スカートの形など、それぞれ違った意匠が描かれている。



 まさか、この中から選ぶのを手伝わされるんか? 絶ッ対に声には出せんけど、ゾッとするわ……




「こちらが今、王都で好まれている型で……」


「リュミエル様には、胸元はこちらの……」



「エイル、どっちがいいかしら?」チラッ♪


「んー、どっちもめちゃ可愛いな♪」ニッコリ


 分かるわけないがな。無茶言わんといて……




「レイナ様にはこの大胆な……」



「エ……エイルはどう?」テレテレ♪


「めちゃ似合うと思うで♪」ニッコリ


 せやから分からんて……




「マリナ様にはこの可憐な……」



「どうですか? エイルさん♪」


「こっち……いや、こっちも似合いそうやな……」


 おれは見本帖を引き寄せ、次々とページをめくる。


「もっと他はないんですか?」




「もう、エイルったら……」


「リュミエルやあたしにも、それぐらい積極的に選んでほしいよ」


 二人は呆れたように顔を見合わせ、クスッと笑った。



 ドレスが決まると、今度は三人で互いに似合いそうな小物を選び始めた。




 ちなみにドレスの代金は、シグルを助けたことから始まったレイゼルとの縁――その橋渡しをしたお礼も兼ねて、王宮が負担してくれるらしい。



 ただ……三人のバッグや靴などに関してだが……



「レイナのドレスには、これも合うんじゃない?」ルン♪


「マリナのドレスにはこれもいいんじゃないか?」ルン♪


「リュミエルさんのドレスには、これ可愛いかも♪」ルン♪



 おいおい……追加品、めっちゃ増えてんのやけど……さすがに王宮に悪いやろ?



「追加品の合計はこちらになります……」汗タラリ


「「じゃあ、これはエイルがお願いね♪」」ニコッ♪

「お……お願いしますっ♪」ニコッ♪



 三人は顔を見合わせ、悪戯っぽくニカッ♪ と笑った。




「「巨大魔獣の討伐報酬、たっくさんあるもんね♪」」ニカッ♪

「よろしくですっ♪」ニコッ♪



 なんでリュミエルまで知ってるんかな!? おれの懐が温かいことを!?




 こうして巨大魔獣の討伐報酬は、三人の小物代として見事に討伐されてしまった。


 ま、三人の喜ぶ顔が見れたし、良しとしよう。



 …………


 はぁ……酒代が……



 ラウリエルに来てまで、酒代稼ぎに王都郊外へ狩りに出掛けにゃならんわ……





レイゼルブルーのドレスは大体こんな感じのイメージです。(AI作成イラスト)

↓

↓

↓

↓

↓

↓

↓

挿絵(By みてみん)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。