討伐、報酬
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エイル君の中身はこちらのオッサンのコピーで、
女神クララベル様はこのチャンネルのマスコットキャラクターの見た目を使った。という設定にしています。
AIは日本語としておかしくないか、誤字脱字がないかの校正作業で使用しております。
「リュミエルぅ〜……エイルと一緒に行っちゃうのぉ~?」
「ララ様……女には退けぬ時があるのです」
「そっかぁ〜……」ふわふわ、とぼとぼ
エイル号にリュミエルの部屋を作り……というかおれの部屋を奪われたんですけどね!?
ほとんど行動を共にするほど仲良くなったリュミエルと、しばらくとはいえ会えなくなるのが寂しいらしい。
ララは現在、『妖精の森の管理者』という立場にある。
他の妖精たちが森の外へ出たがらない一方、好奇心旺盛なララは王都へ遊びに行くことも多い。
そんな性格もあって、人間との窓口役を兼ねる『森の管理者』になったらしい。
「クララベルさま〜……リュミエルと遊べなくなっちゃうよぉ〜」シュン
クララベル様はララの頭を優しく撫でながら、微笑んでいる。
――せっかく仲良くなったのに、離れたくないですよね〜♪ (ナデナデ)
「でもぉ~……アルくんたちのお手伝いもあるし〜……」シュン
――大丈夫ですよ〜♪ ほら〜♪
クララベル様の視線の先には、リュミエルの部屋でお菓子を頬張る妖精がいた。
「あぁ〜♪ ミュルだぁ~♪」
「街に出てきたんだぁ〜♪」
――ミュル〜♪ 街に出てきたら、こ〜んなに美味しいものが、い〜っぱいありますよ〜♪
「……ほんと?」モグモグ
口元にお菓子の粉がついたミュルは、モグモグと頬を動かしながら、瞳をキラキラと輝かせた。
――ミュル〜♪ ララのかわりに『森の管理者』をやってみませんか〜♪
「ん……任せる」グッ! モグモグ……
ミュルはモグモグとお菓子を頬張りながら、グッ! と親指を立てた。
「クララベルさま〜♪ ありがとぉ〜♪」
「ミュルもありがとぉ〜♪」
こうして新たな『森の管理者代行』が誕生し、ララはリュミエルに付いて来れることになったらしい。
エイル号がさらに騒がしくなるわ……
でもこんな簡単に釣られるんかいな。大丈夫か? 森の管理者さんよ。
新たな『森の管理者』が誕生した頃、おれとレイナはラウリエル王宮内にある応接室へ呼び出された。
部屋にはすでに、マリナとリュミエル、そしてリシェリア王妃がいる。
「エイルさぁ〜ん♪ マリナちゃんにドレスを作ってあげたいのぉ♪」
王妃様によると、シグルが持ってきた献上品――『レイゼルブルーの織物』を使って、ドレスを仕立てることになったらしい。
「まあ……ダークエルフのお嬢さんも、とてもお綺麗な方ですね♪」
レイナへ目を向けた仕立屋のお姉さんの瞳が、キラーン♪ と輝いた。
仕立屋としての創作意欲を刺激されたらしい。
どうやら今回は王妃様とマリナだけでなく、リュミエルとレイナの分も仕立てるつもりらしい。
しかも完成した暁には、それぞれドレス姿の肖像画を描き、店に飾らせてほしいと仕立屋から頼まれているとのこと。
王妃様の肖像画まで店に飾れるとなれば、仕立屋にとってはこれ以上ない宣伝になるそうだ。
「これから採寸を致しますので、男性の方はあちらでお待ち下さい」
別室に追い出されたわ……なんでおれまで呼び出されたんやろ。
扉越しなので、なにを喋ってるのかは分からんけど、楽しそうな声が聞こえてくる。
『……巨大魔獣……♪』
『……報酬……♪』
『……そんなに!?……♪』
その声を聞きながら……おれは、うつらうつらと昼寝をしていた。
「……ル、エイル」ユサユサ
「……ふがっ」
リュミエルに肩を揺さぶられ、目を覚ましたおれ。
「な……なんや?」ぼけ~
「デザインを決めるから来てちょうだい」
「ドレスのデザインなんか分からんで?」
「選ぶの手伝ってちょうだい♪」グイッ♪
リュミエルに引っ張られ、連れて行かれた机の上には、何冊もの分厚い見本帖が広げられていた。
襟や袖、スカートの形など、それぞれ違った意匠が描かれている。
まさか、この中から選ぶのを手伝わされるんか? 絶ッ対に声には出せんけど、ゾッとするわ……
「こちらが今、王都で好まれている型で……」
「リュミエル様には、胸元はこちらの……」
「エイル、どっちがいいかしら?」チラッ♪
「んー、どっちもめちゃ可愛いな♪」ニッコリ
分かるわけないがな。無茶言わんといて……
「レイナ様にはこの大胆な……」
「エ……エイルはどう?」テレテレ♪
「めちゃ似合うと思うで♪」ニッコリ
せやから分からんて……
「マリナ様にはこの可憐な……」
「どうですか? エイルさん♪」
「こっち……いや、こっちも似合いそうやな……」
おれは見本帖を引き寄せ、次々とページをめくる。
「もっと他はないんですか?」
「もう、エイルったら……」
「リュミエルやあたしにも、それぐらい積極的に選んでほしいよ」
二人は呆れたように顔を見合わせ、クスッと笑った。
ドレスが決まると、今度は三人で互いに似合いそうな小物を選び始めた。
ちなみにドレスの代金は、シグルを助けたことから始まったレイゼルとの縁――その橋渡しをしたお礼も兼ねて、王宮が負担してくれるらしい。
ただ……三人のバッグや靴などに関してだが……
「レイナのドレスには、これも合うんじゃない?」ルン♪
「マリナのドレスにはこれもいいんじゃないか?」ルン♪
「リュミエルさんのドレスには、これ可愛いかも♪」ルン♪
おいおい……追加品、めっちゃ増えてんのやけど……さすがに王宮に悪いやろ?
「追加品の合計はこちらになります……」汗タラリ
「「じゃあ、これはエイルがお願いね♪」」ニコッ♪
「お……お願いしますっ♪」ニコッ♪
三人は顔を見合わせ、悪戯っぽくニカッ♪ と笑った。
「「巨大魔獣の討伐報酬、たっくさんあるもんね♪」」ニカッ♪
「よろしくですっ♪」ニコッ♪
なんでリュミエルまで知ってるんかな!? おれの懐が温かいことを!?
こうして巨大魔獣の討伐報酬は、三人の小物代として見事に討伐されてしまった。
ま、三人の喜ぶ顔が見れたし、良しとしよう。
…………
はぁ……酒代が……
ラウリエルに来てまで、酒代稼ぎに王都郊外へ狩りに出掛けにゃならんわ……




